黄色のサクランボが落ちている
以前 あなたが 言っていた場所に
行ってみた

わざとじゃないの
記憶の糸を まさぐるような
低俗な真似は したくなかったんだし

これが 下品かどう ....
抽斗に仕舞った知性なら 
月の女神の導きで 
取り出せるのかも 知れません 

引き出せぬ程 足りぬなら 
どうにかこうにか 引っ張り出して 
踊り続けて 欲しいところ 

シマッタ! ....
何が一番怖いのかと考えて
とりあえず 創造してみた

これは 想像
絶対に 目の前になんて 出現せぬと

自らに 言い聞かせて
水辺に 立つ

佇む の 角度調整が
中々 上手く  ....
キラキラの太陽の下 粒粒のサンゴ 咲いた
首飾りにするには ちょっと遅いね 君が言った

首元が 心許ないからなのか
その筋を 隠せるのかと 画策したのに
徒労に終わる

もう一 ....
エゴの実の涙に映る住まひかな

エゴの木の向こうにある お茶室

拙者、手前を接写にせんと欲するも いと難し
むず痒くなる程に 蚊と応戦するも また哀し

放置すれば痛し 引っ掻けば赤く ....
ぎぼうしゅの咲く頃
おばあちゃんを 思い出す

上の橋の欄干には
玉のような 不思議なソフトクリームが
乗っかっちょん

舐めても 冷たくない
それは 真夏の安らぎ

せせ ....
はちみつを 貰った
ハチならば 日長いちんち 頑張っている

そんな姿を眺めながら
少しずーつ 大きくなっていくような住処を
憎々しげに眺めることは 無い

こちら側に 進出して来な ....
しゅしゅ の くしゅっぷりに かんぱい
あわよくば けんこうこつ から
はねが はえたら よいのにね


グラスを合わせる代わりに
ガラスを照らし合せて
小娘が 笑う

これ ....
念なんて 無いねん! 
な~んてな 

強いて 在ると するならば
愉しい 想い

敷いて 在ると するならば
ビニールシート

これがないと 
座っている間じゅう

おち ....
夏休みの 宿題で
ウケ 狙いなら
どんなモノを 作るだろう

世の中の 夏休みが
恐らく 一段落した後で
ゆっくりと 考えてみる

最近の キーワード
一等先に 思い出すのは
おも ....
どんなに 綺麗な 夕焼けも
夜に なって しまえば
眺められなくなって しまうから

鳴って くれたら いいのに
「これから 夜が 始まりますよ」

そんな 合図だけ
待ち焦がれてる
 ....
大分帰省時 駅前で
堂々と 煌めいている 有志に

一瞬 思い出したる 
銀河鉄道 

勿論 大人気ゆえ 
中々 乗ることは 出来ないのですと 囁いて 
旦那ニッコリ 微笑みま ....
おーい 呼んでも 返事せず
多い 台詞を 繰り返し
たまに オイオイ 泣くのです

そんな シーンを ひとまとめ
ピーマン・ポールに まとめます

挽肉 詰めて 忘れます
憎々しげ ....
求められて
追い駆けられて
大変だったろう

転がり落ちて
また
這い上がる
キミの姿に

幾度
励まされた
ことだろう

図体は 小さい
魂は デカい
それが  ....
ばばろあって響きは
や~らかくって 好き

ちゅき ちゅき ちゅき
雀の チュンチュクが
目の前で 
そう 鳴いているかのような
錯覚

泣いてなんか いないよ
最初から  ....
滑り出しは快調
ぐんぐんと伸びて
笑顔 ひとつ

水を 称えた 水琴窟
音は 妖艶

やっぱりね
雨漏りのする屋根じゃあ
したたり落ちる音ばかりが
気になって
眠れないの ....
私を抱いて クレチマス
くるくる・くるる 描く唄

鉄塔の下 踊り出す
ひらひら・ひらら 風も揺れ

見上げる度に 笑います
見上げる旅に 出掛けます

*

妖艶な迄に ....
ゆれる ゆれる
しずくが ひとつ

ゆれる ゆれた
なみだが ふたつ

葉の上で キラキラ
一滴 ユラユラ

ちょっと 寂しげに
見えた瞳と かくれんぼ

ねぇ だいじ ....
永遠の 青薔薇への妄想は 
尽きぬけれども

生身の姿と 写真や動画が違うのは 
仕方のないお話だけれども

やはり 蛍のラジウム光のような色合いと
実際見た時の LED光のよう ....
ネクタイを結べたら 
柄は水玉が良いですと 
呟きながら

ともすれば 
自らの首をも 締め兼ねぬ と 
妄想をする

するすると 小気味良い程に 
絡み付くは シルク

絹 ....
緻密な計算が 苦手だったから
ソロバンは スケボー代わりにした

奥まで覗き込む眼鏡で
見定めたくない存在まで
認めなくてはならぬ未来を
連想したくはなかったから

ガラガラと ....
ササユリの花を 知っているだろうか
市町村の花にしているところも 多いと言う

花言葉は 清浄、上品、珍しい
そう 貴女の 人生みたいだ

浄化されるべき 道を求めて
転がり込ん ....
簡単な事だった
決まり事は ある程度あれど

魔術師のように オタマを振れば
フライパンの固さの如く
凝り固まった 君のアタマも 耀くよ

真っ白の塩
これがなくて 困ったんだ ....
ひらり はらり 浮かび上がる
白い ワンピース

あなたが 思い浮かべたのは
きっと そちらなのでしょう

残念ながら 枝の先に とまるのは
白い鳥ならぬ さるすべり

桃色 ....
猿も木から落ちるかどうか
私が見た 赤い尻は 川下りの最中だった
橋の上だった
木では無かったから 解らないだなんて
想像力の 欠如

ケツをまくっても 
欠如してしまった思想は ....
誰にも逆らうことは許されぬと
仁王立ちで立ち竦む姿が見えて
心が震えた

冬でも無いのに見える雪の塊は
一体全体どういう事だろうと考えて
頭を振る

振り子ならば
あっちへ行 ....
最近 気になる 乙女を見かけた
木に成っている 訳ではないが
白い肌は 美しい
芳しさが 届く程 近寄れなかった日々

棘のような 細かな葉先
切っ先 鋭い 捨て台詞で
笑い飛ば ....
何だか今日は 
良い事が有りそうな気がして

誰も見ていないのに 

髪の毛 一本一本を 
愛おしく 撫ぜてみたり

無駄な贅肉は 
一体 何時から 持ち始めたのだろう
と ....
切り落とされた枝の隙間に 寂しさを埋め込んでは走る
電動システムは 搭載していないから 全てが手作業

マニュファクチュアの その先に 君は見たかい?
灯火の果てに 星になった葉の 溜 ....
あなたの ご要望には

何時 いかなる瞬間にも
何時 いかなる醜態でも
何時 いかなる形態でも 

お応えします なんて
お答え しかねます

ワタクシは 空飛ぶカエル
空 ....
藤鈴呼(1080)
タイトル カテゴリ Point 日付
コスモスの頃自由詩016/2/7 19:25
しまった自由詩016/2/5 2:07
そぞろ自由詩0*16/2/2 18:37
珊瑚樹キス自由詩5+*16/1/30 2:30
私だけの一枚自由詩0*16/1/24 15:43
小葉擬宝珠  コバギボウシ自由詩2*16/1/21 19:54
はちみつコーヒー自由詩1*16/1/19 2:44
本の裏側自由詩2*16/1/16 17:09
念か~あ自由詩1*16/1/5 14:43
今は冬休み自由詩2*16/1/3 18:38
合図自由詩2*15/12/24 9:33
ななつ星自由詩2*15/12/23 0:03
ピーマン・ポール自由詩2*15/12/15 16:42
次のステージ自由詩3*15/12/13 0:36
オレンジババロアロール自由詩2*15/12/12 5:28
ころころグリーン自由詩2*15/12/11 0:57
クレマチス自由詩2*15/12/9 18:38
羽ばたくならば自由詩1*15/12/7 10:43
日日草系自由詩6*15/12/5 22:50
水玉の女自由詩3*15/12/4 19:18
解像度自由詩1*15/12/3 12:04
さく果自由詩4*15/11/28 0:12
レシピ上等自由詩2*15/11/26 0:27
時ふわり自由詩1*15/11/24 14:07
さるすべり自由詩3*15/11/22 13:42
鬼百合の呟き自由詩3*15/11/20 20:54
高砂百合(たかさごゆり)自由詩4*15/11/17 22:17
うきうきのうき自由詩1*15/11/15 16:19
やばしいひと自由詩3*15/11/13 20:15
アスファルトガエル自由詩6*15/11/12 9:32

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