剰思死作朽可勝奈へ
え考に為ち哀ち落
飾のか的果想馬
り抑けなてな
付揚の微る
けと片笑
た行隅
感方
混ざり合えばよかった
お互いが散り散りの今
隔てられてしまった闇
ひっそりと息をしては
私を繋ぎ止めているよ
一番の願いはいますぐ
燃え尽きることだけど
きっとまだ足りなくて
お茶の水 聖橋を渡って
弱い雨に うたれました

わたしを なくしたまま
あなたが わらっている
さようならはきらい
またね、はもっときらい
だってどちらも
えいえん、になった

わたしはわたしに
さようならする
だからといって
えいえんにあえやしない

しってるよ
百舌鳥が鳴く
モンタージュ

張り詰めてゆく
青い空

よごれて
ささるこころ

溶けだせず
疎まなかった
包帯の中身

伝えたいひとは
もういないんだ
君がふれた場所に
指を這わせた
私が抱き締めたのは
紛れもなく君でした
今日も私消えずに
君がふれた場所を
抉ってみる
わたしを形成するもの
いつか土にかえるまで
静かなあなたの傍らに
言葉はなくても
生きていなくとも
あの日に戻れないから
わたしが朽ちるとき
あなたを思い出したい
遠くにいったのは
躯だけだよ
いつも傍には
冬の匂い
きみの手首
まっしろ
幾重にも
塞ぐ
鬱ぐ
つめたい
さみしさ
背中合わせ
逆さまの世界
苦しまずに
逝けたらいい
探しています
君のかけら

間に合うなら
閉じたまま
例えばもう
ハルジオンの骨は
土に還ったのでしょうか
わたしの心臓を
掴んだまま
燃え尽きたひと
君のいた季節
乾いたこころ
埋め尽くす、
かつての君と
あたしの悲愴
わかるよ、
其処がどれ程
眩しい場所か
逢いたいのに
君はあたしを
あたしは、
本当の君を
思い出せない
どうしようもなく こわしてしまいたい たとえば それがえいえんに つづくものであっても いま このてで こわれたらいい きおくさえ だきしめてあげられなかった 海月のように あなたの睛に吸い込まれたい たゆたうだけで あなたを満たしたい わたしを隣に置くのは どうして ? 触れてよ 手をかざすことは しるしにはならない あなたが吸い込まれたら わたしは躊躇う .... いつまでも死の匂いが漂う わたし 腫れ上がった心 苦しくて 引っ掻く 膿に吐き気がする わたし 生まれる前から こうして居るだけで あの日の断片 泣き声 意識は飛んでしまう 今日の記憶 明日への絶望  .... 心だけ 欲しかった
その声に 震える空気
眩暈の中 手を伸ばす

掴んだものはあどけなくて

汚れてしまうね きっと
それならうれしい なんて
どこでおぼえてきたの?

ああ また ....
つきのくらいぶぶん
すくって
わたしが
かなしみを
わすれたころ
すくわれ
あなたには
すくう
わたしも
かなしみも
あとかたもない
むくわれない
警告は確かに受けた
それでも抱きたかった
僕だけが火だるま
君は涼やかな微笑
悔しいけれど惨敗
このまま灰になりたいな
もっと焼かれたいな
そうして君を見ていたら
凍りつくようなフレー ....
僕は太陽を知らない

もう厭きてしまったの
最初から言ったはず
興味がなくなれば
一緒に居られない
君が泣こうが
無くなろうが
どうでもいいよ

月夜
鏡の前で囁く
肌触り
あのひとは
もういない
猫背
熱を
うしなった
最初から
あのひとは
いなかったと
夜通し
泣けたら
あきらめよう
深い息を繰り返せば
みるみるうちに
あなたへと
浸透してゆく

震える場所
昨日よりも
支配したい

こうして
わたしだけが
秘密を増やす
ぷつ り。

ぷ つり。

私の子宮から

ゆりかごが

体外へと

去ってゆく音
あなたには
いつだって
会いに行くよ

うつくしさ
いらない
ここには

すべて
夢ならいいのに
わたしたちは別の個体だと
夜のすきまで認めることが
あの日は酷くかなしかった

だれもが当前のように
わたしたちを遮断した

あんなふうに手放して
ごめんね
最後まで手を繋げずに
 ....
静かな朝に
旅立ちたい
かつての
くるおしい花は
いまは
ただそこにある
雨が降るように
私は祈ってみる
少しでも長く
あなたが
燃え尽きるのを
見ていたい
裂いた傷口から
発症してしまった
わたしの骨に
あなたが触れること
わたしの沈黙が
あなたにもたらす意図
響かないのは
窒息した空間のせい
わたしもあなたを
同じようにしたいの
伝 ....
海の底にはきっと
生まれたままの
わたしがいて
何も知らない
あなたが手を伸ばす
わたしはいつも
あなたを知っている?
海の底にはきっと
わたしがいて
映して

浸して

境目に

触れそうなほど

恋しかった

透き通るあなたを

私が唯一濁らせる
はやくうめてしまえばよかったの?
わたしにはできないから
いつまでもあなたは
わたしのとなりにある
となりにあるだけで
だまったまま
すけてしまった
わたしにももうみえなくなってきた
 ....
(138)
タイトル カテゴリ Point 日付
永遠自由詩0+10/11/10 0:44
呼応自由詩010/11/7 1:33
主観自由詩110/11/4 4:27
明日自由詩110/10/31 23:06
美談自由詩010/10/30 18:55
黙殺自由詩210/10/23 23:38
極東自由詩110/10/17 0:13
片足自由詩210/10/12 7:59
雪白自由詩110/10/10 20:35
斜陽自由詩110/10/7 6:48
左脳自由詩210/10/5 23:03
太陽自由詩210/10/3 23:08
閃光自由詩010/9/29 0:20
海馬自由詩010/9/15 22:00
錯覚自由詩110/9/14 0:35
樹海自由詩110/9/12 0:43
音色自由詩010/8/30 22:58
泪月自由詩110/8/29 22:19
火傷自由詩110/8/26 8:01
寄生自由詩110/8/22 16:30
端唄自由詩1+10/8/20 17:16
秘密自由詩410/8/17 2:25
解凍自由詩110/8/15 21:29
箱庭自由詩010/8/8 23:06
彗星自由詩110/8/6 3:37
装束自由詩310/8/4 14:50
波動自由詩110/8/2 23:45
夜話自由詩110/8/1 22:31
水鏡自由詩210/7/28 16:24
埋葬自由詩210/7/27 14:38

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