わたしはきたない
わたしはしにたい
わたしはきえたい
わたしはなきたい
わたしはみえない
わたしはへらない
わたしはとじたい
わたしはけしたい
わたしはとめたい
わたしはわたしは
 ....
私は意識を吹き替えす
まだ夜は明けない
執拗に響く
まほうのことば

おおきなあなたを
ねかしつけて
なみだをふいた

あの日がまた
近付く
ゆるゆると
まさに
あなたのやさしさを
あらわしていました

しんとはれた
そらへ
ゆっくりと
とおざかり

わらっていました
それでもかまわない
わたしはここまで
いきてきたよ

きみがみている景色
冷たい潮風
ふたりであるいた
春は遠く、しずか
だれもしらない

それでもかまわない
きみがねむる場所
 ....
名前も聞けず
夜があける
わたしたち
音をなくした
風の強さで
振動する躰
響く、海原
わたし緑色
あなた薄紅色
目の前で
絶望が呼んでる
花弁、ふわり
まだ生きているから
星座にはなれない
君と離れた手は
たくさん汚れてしまった
ひとり終えないまま
明日は逃げてゆく
抱き止めたのは
さいごのことば
少しでも心
晴れてほしい
いまで ....
その
首筋に誘われたから
わたしはそっと
おつきさまの
うで
のなかで
砂になるのを
待ちながら
さよならを繰り返す
あぶく
満ちてゆく水は
やがて浸食し
とらわれる
きみへ

きっと
まだまだ
続くだろう

この永遠は
喪うなんて
ゆるされていないから
きみに
ずっと
咲き続ける
ひらいたひらいた
みるみるうちに
吹き溜まり
欠けてゆく色
朝日をひとり
待ちながら
頭と体が調律されて
冷えてゆく
震えるのは
声にできない言葉
もういいかい
さあ、飛び越えよ ....
光があるのだから
わたしは黒い影でいい
あなたを照らす
光はひとつ
遠くに感じる声
それでもあたたかい
遮るものは
わたしのいのち
ひとつだけ
頬を伝う、ああ
なつかしい
こんな ....
あざやかにあなた
クオリア
染まらないのです
逆さまの本は
世界の全て
この気持ちを
識らぬまま生き残りました
かつてのわたしは
ひたひたの膜です
行方など
落ちていません
深い深い場所にいる
誰にも言わないで
眼を逸らさないから
言葉に縛られたまま
堕ちるまで見ていよう
すべて失ったときに
縋るしかないと
そのときまでは
深い場所を泳ぐ
まっしろ、めをとじる
とたんにちっそくする
くるしいくらい
なみだはでない
てつごうし、ちのあじ
こうそくぐのきぬずれ
おふろにはいりたいな
ごはんをくちにながす
くすりはふえたようだ ....
あなたにのせたいなー
しにぎわのうたと
わたしのさいぼー
とおくなるの
こわくないの
あなたわすれてしまう
けっしてつたわらない
ひふいちまいおんどさ
ほかんしておくよ
ばいようされ ....
私にとってあなた
なくてはならない
声すら知らないのに
きっとそのうち
摘みたくなるのだろう
熱い舌の上で
踊るハイボール
知らないままで
恋は堕ちるのです
ねむりのなか
くすりのなか
あなたにあいたいな
ふたつともにくんでる
ねむりのなか
くすりのなか
わたしになれるかな
ふたりともくるしんで

しずかにうかぶだけ
あのね、そらのした
うまれおちたときに
かなしみをしったよ

いたくてくるしくて
あなたをよんだんだ

ここにはてんごくの
はんぶんがあるから
ずっとずっと、永遠
私が燃え尽きるとき
あなたが
見ていてくれるといい
生きてることなんか
忘れてしまうような
永遠をあげたい
私が焼き付いて
あなたが見ていて
それが願い
私の骨を抱いて
散々
泣 ....
世界のお外を開ける
マザーグース
お空の星になる
髪飾りに触れた
その手が、
ひきぎわの吐息
魔法が
私の髪を
指を
唇を
帯を
心を
解いた
天使だった
かつて
世界中に
贈られた
バースデイ
甘いでしょう
アンドロメダ
死角を持っている
キスすること
必要条件はモロー
プラスチック
ミャンマー辺りの
満つ
新しいひと
きれいな声
その顔だけ
忘れないで
なみだの鎖
治療、放棄
手にしたい
まぼろし、
闇を着せる
どうして、
わたし
おわらない
雨垂れを導きます
未だに愛しております
腐ったかりそめ
早速の最低だ
気絶希望湿度
五等分モノグラム
安くしてあげる
テクストの模範
神様の誤算
秩序の墜落
斜めよりおいしい
鮮やかなる君の記憶、
記憶のなかにある君の
断片、片側の私
私だけが
日々を疲労し
年老いてゆく
電話、指文字
誕生日おめでとう、
好きだよ、

おやすみなさい
うつろをしている
ひきぎわにひとつ
あなたをみたい
とじためくら
かたちをなくした
あなたのこえが
無機質な電子音に
さえぎられて
わたしのなみだごえ
色の無い部屋に響く
きらきらひかる
ほしをさがした
ありがとう

わすれてないよ
こうして
あたたかいてを
うばわなかった

おほしさまは
ふりそそぐ

なかないで、
太陽、わたしだけの



視ずのなかで
小さくなる


その文字の行方


太陽、




ここへ来て


一緒に落ちる
吸い付く肌
薄い、温度
熱い致死のなかで
恍惚として
私の涙膜に映る
自画像を見ている

帰る場所を棄てた
無様なひと
あなたのうしろを
追いかけずとも
こうして傍にいるよ
あなたを想って
泣きだすほど
弱りきることもなく
いつか時間を越える
振り返らずとも
やがて朽ちる
そのときまで
わたしが傍に ....
かつて、
さよならをしたこと
あいしているよ

それはむかし
わたしがにんげんらしかったころ

いまはある

いまがある
澄み渡る日、

やわらかい音

ひかり

いつも、いつも

待ってる
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タイトル カテゴリ Point 日付
削除自由詩212/3/9 19:06
白鷺自由詩112/2/2 21:44
参列自由詩612/1/14 22:02
坂道自由詩311/12/23 23:23
桜宮自由詩1+11/12/19 7:13
冬星自由詩0+11/12/17 22:06
泡沫自由詩211/12/12 22:24
死花自由詩211/11/28 0:22
独白自由詩011/11/23 23:15
落花自由詩511/11/18 23:13
黒髪自由詩311/11/15 21:48
誘魚自由詩311/11/7 0:01
白夜自由詩111/11/3 14:03
細胞自由詩011/11/1 21:59
麻薬自由詩111/10/30 23:11
睡蓮自由詩111/10/25 20:38
永遠自由詩111/10/23 23:49
陽炎自由詩111/10/14 0:19
疆昼自由詩011/10/10 18:46
禁猟自由詩111/10/2 23:52
太陽自由詩111/10/1 18:17
失陥自由詩011/9/26 1:18
昨秋自由詩211/9/20 2:21
青白自由詩111/9/18 14:26
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剃刀自由詩111/9/5 0:17
夢枕自由詩111/8/19 1:38
象潟自由詩211/8/12 2:44
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