みんな
僕の事好きだなんて
嘘だったんだね
みんな
僕の事頼りにしてるなんて
幻だったんだよ


みんなが
本当に好きなのは
僕の白い車
みんなが
本当に頼りにしてるのは
僕 ....
血の汗を滴らせる
水銀灯が冷え切る前に
消せない緋文字に彩られた
悠久の煉獄に繋いでおくれ


真朝と空が
やさしいキスを重ねる前に
見えない瞳に閉ざされた
螺旋の悲劇に触れておくれ ....
ゼロをたくさん
あんたの体についた脂肪みたい
切ってみると
殺人鬼がうようよ
ねえ
ぼくはわるいこ?
だから
ぼくはしかられるんだよね
なぐられるんだよね


わかってるんだ
ママは
ぼくのことをきらいじゃないって
ぼくのことをおもってるんだって
だか ....
喉を掻きむしりたくなるのは
山の輪郭を際だたせる秋の夕暮れ
寂しげな街路樹は
話し相手を欲して
その幹を、枝を、四方八方に広げるが
望み叶わず
排気ガスに体を犯され空しく朽ちる
おまえは ....
珍しく雨の降る日
お前を見かけた
傘もささず濡れて冷たいおまえは
疲れた顔で何か見つめていた
そこにあるものは
おまえの中にある本当の世界
髪からこぼれ ....
生まれてから
もうずいぶんと歩いてきた
短い人生
もう半分くらい来たのだろうか
そんな僕をあざ笑うきみとの距離
遠くにきみは行ってしまった
僕を囲む人々皆
逃げ水のように消え去ろ ....
きみのおかげだよ
ぼくが
何もかも
投げ出してしまわないのは
感謝してるよ
だから
ぼくは
きみに平手打ちをプレゼント
痛いだろ
生きてる証拠さ


寝付いたきみの横顔 ....
まどろみの中
からみつく漆黒


回帰線の払暁に
失われた光を


閉じた瞳に
まとわりつく陽光


刹那の日常に
安堵の涙を
叫びにも似た咆哮が
鼓膜をつんざくだけで
気が付くと
装填された散弾銃を
こめかみに押し付けられ
射抜かれた処女膜は
10ドルで精巣をたらしこむ


どのくらいひどいんだ?
 ....
友よ
僕は死ぬ
朦朧とした意識の中
それだけが
明確な事実


友よ
僕はいつの間に
ボタンをかけ間違えたのか
見上げた空の
青く染まったうろこ雲が
激しく上下左右
 ....
咲き誇る桜の下
舞い上がる花びら
煌びやかな装いの中
きみは静かに微笑む
いつまでも
途切れることなく


これは
一枚のスケッチ


見上げると空に
一筋の雲

 ....
砂漠の昼
降るはずのない雪が
乾いた砂を覆い
静かに静かに降り積もる


大人は光景に言葉を失い
子供は寒さを忘れて遊び


静かに静かに降り積もる
白い結晶
鳴り響い ....
大切なものは隠しておけ
誰の目にも見つからぬよう


気持ちがハイエナ野郎に
食いちぎられて
俺は言葉にレイプされる
頭の中から
想いという想いを絞り出され
俺はがらくたになる
 ....
月も隠れて
通りは闇に閉ざされる
一人歩く僕
足音が僕の耳を刺す
こんなことになるなんて
何を間違えたんだろう
コートの襟を立て
つらぬく木枯しを
じっと堪える


何か ....
何を嘆いてるんだ
踏み出した足を出し間違えたことが
そんなにも悔しいのか
大したことじゃない
何にもしないで
うじうじしてるやつらのこと
考えてみろよ
ま ....
いいんだよ
僕のこと無理に良く言わなくても
そんなうそを聞かされると
きみの歯をたたき折ってやりたくなる


いいんだよ
僕のこと無理に見つめなくても
そんな視線を感じると
 ....
世間に追いつめられて
息のつまるような生活をおくるなんて
全くくだらない
生きてる人間なんてみんな
出し抜くために
せっせと働き小銭を稼ぐ
そんな無駄なことより ....
うんざりするような
晴れた日
僕は
君が
首を吊って
死んでいくのを
見たよ

目が飛び出て
口から
舌がだらしなく
たれさがり
小便と糞の臭いが
僕の鼻腔を
不快 ....
ねえ
どうして記念日が必要なの?
どうして特別な日が必要なの?
まるで
それが法律であるかのように
型にはまって恋をする人達
そんなの関係ないよ
とに ....
ぼくの心は
ひびの入った鏡
決して
正しく映らない


ぼくの気持ちは
バラのトゲ
ささくれがひどくて
誰も触れることが出来ない


前頭葉で警報が鳴る
ぼくは素早く武装 ....
パズルのピースみたいに
僕をバラバラにしてみたい
頭蓋骨を砕いて
脳髄を引きずりだしたい
血液をすべてしぼりだして
血管を洗い流してしまいたい
写真に映る僕を
カッターで切り刻み ....
たまには早起きして
澄みきった空気を
肌で感じてみる
靴ひもをかたくしめると
見慣れない風景が
目にやさしく映る


理由を見つけにいこう
どうして僕が
今を生きてるのか
 ....
僕は出て行く
住み慣れた街から
ボロい列車に飛び乗って


流れる窓を見ながら
僕は
みんなの顔を
思い起こしていた


励ましの言葉と
見せかけの笑顔


僕は気付 ....
歩く
沈黙したまま
砂に足を取られて
懸命に歩く
背後に人影
振り向くと
たぶん
僕の好きな人が
背を向けて
立ち去ろうとしている
行かないでくれ
でも、
僕はあの人と ....
大地に爪跡を残さずに
何のために産まれてきたのか


黄ばんで
所々虫食いのある
煤けた書物がそう言った


墓石の
冷たく滑らかな壁面に
辛うじて
名前を書くのが
僕の ....
僕は祈る
きみがいなくなるよう
目を閉じて
そのまま
次の朝を迎えることなく
この世から消え去るよう
僕は祈る


僕は迷う
きみと出会えなくなるよう
大陸の奥深く
タクラ ....
肉体が朽ちていく
だけのことじゃない
涙が涸れることなく
流れているのは


わかるよ
見上げたら
涙は零れない
そう思ったのに


埋め尽くされた魂
ひしめきあって
 ....
今日は出かけたくないし
パーティーになんか行きたくない


きみの心に
ぼくの瞳が飼い慣らされ
踊れないステップを踏んだり
下手なキスをさせられる


会いたくないし
声なん ....
家も建たない
子供も遊ばない
猫も歩かない
犬も吠えない
車も走らない
畑も実らない
川も流れない
鳥も飛ばない
灯もともらない


漆黒の空
誰もおれの庭に現れない
五 ....
寒雪(466)
タイトル カテゴリ Point 日付
Miserable自由詩010/4/4 6:38
輪舞曲自由詩210/4/3 8:20
Ugly自由詩210/4/3 8:19
いいこ自由詩010/4/2 12:02
在処自由詩410/4/1 21:13
Ordinary World自由詩110/4/1 9:24
My Faith自由詩210/3/31 6:31
Thanks For You自由詩210/3/30 9:14
明日自由詩110/3/29 19:49
Landscape自由詩110/3/29 8:47
Where Are They?自由詩010/3/28 16:29
Bend My Knees自由詩010/3/27 23:19
White Snow自由詩110/3/27 6:30
脳内梅毒自由詩010/3/26 22:59
Something自由詩110/3/26 6:59
一歩自由詩210/3/25 20:37
Negative Isolation自由詩010/3/25 7:28
酒瓶一本の自由自由詩110/3/24 8:20
Happy?自由詩110/3/23 8:01
きみのこと好きなんだ自由詩410/3/22 22:34
アイスピック自由詩110/3/22 7:53
Masochisitic Identification自由詩110/3/21 8:25
Wanna Do自由詩110/3/20 20:58
訣別自由詩010/3/20 4:09
Around The Life自由詩010/3/19 7:32
自己非存在証明自由詩010/3/18 8:38
遺言自由詩010/3/17 23:21
交信不能自由詩110/3/17 6:13
Get Away自由詩010/3/16 7:15
にがよもぎ自由詩110/3/15 10:11

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