その町には 薔薇の舞う季節がある。
薔薇の花が 花びらではなく 花個体そのものが
ほたほたと降って来るのだ。

その季節には一面が薔薇の花で埋まり
昔ながらの洋服店も 学校も ガソリ ....
酒に酔うて
人に酔うて
乱雑な物言いをして

おれはこんな所へ居る者では無い
もっと高い所へ居る人間だ

そんな事を宣って

あらケンさんその通りだわよ
あなたは私か ....
ほっかりと何か
分かったような
分からないような

長い夢のような日々で
私は夢遊病患者を長らくやってきたけど

やっと凄いスピードで
進んでる景色の端っこを捕まえたようだ ....
きちんとあなたに何言うの
一度は逃げたわたくしが
側に居るのは売春婦
キセルふかせて何言うの
あなたの服のしわ一つ
気になっては仕方ない
一度は逃げたわたくしが


幻惑の花嫁
想 ....
まことしやかに伝わる嘘を
信じてただただ突き進んでた
貴方の背中を私は見てた
貴方の涙は見えなかったわ

私は貴方を失って
ぽつねんと一人立ちすくんでた
叫んでは獣に気づかれ ....
ぎぎぎぎぎ
じじじじじ
りりりりり

蝉の歌う声が耳に侵食してくる
一向に止む気配等無く
全てはその音に支配される
反転した静寂

一滴汗が流れる
また一滴
と ....
己かわいさに泣くよりも
口を結んで仕事しな

そおすりゃ
田舎の母さまに
粋な便りも書けるだろうし

まんまるお月様登る国で
ぶくぶく溺れる事もなし

貴方十五の ....
田園(157)
タイトル カテゴリ Point 日付
薔薇の舞う季節自由詩309/11/11 22:43
酒に酔うて自由詩409/11/11 5:14
うぶ自由詩209/11/10 3:46
意味な詩自由詩209/11/6 0:41
或る女自由詩409/11/5 2:38
消える夏自由詩109/11/4 23:12
下呂小唄自由詩409/11/4 14:08

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