夕方バイト帰りに公園をつっきってたら
何かの鳴き声がした
猫かなんかが捨てられたなと思っていたら
段ボールの中には赤ん坊が一人
ニンゲンだったァ
と少し引いた
紙切れが一枚
何を書く奴が ....
幸せは自分でつくるもの

(他人から奪った領土が
クリスマスプレゼントに欲しいかしら)

なにも
神様みたいな人間にならなくていいんだ

目の前にいる誰かや
大好きな誰か ....
灯台の見える海を背景に
私は大きくなりました

ぶくぶく泡が沸いて
片栗粉が溶けているみたいにとろとろした
波に遊んで
私は大きくなりました

二十七の私は他人に後ろ指を指 ....
低空飛行を続けた俺は、明日から来なくて良いよとお偉いさんに言われた。
反省…?怒り…?否。
まず思ったのは猫のメシが買えねえなあ、と言うぼんやりした事だった。
その猫は、典型的、漫画の様に段ボー ....
「反・男尊女卑」

うつろなる
うつろ、なえる
うろうろなる
うつらうつらなる

彼の者、朴訥なりて

ええ彼は朴訥でしたので
私が代わりに語りましょう
彼は勇猛 ....
野菜についた虫を一匹ずつ取り除く。
邪魔なものだから。
ばあちゃんは素手で取り除いていたが、
私は怖いからゴム手袋をして取り除く。
でも、つぶした時のプチ、という感覚が気持ち悪い。
 ....
女にはビンタがある。
男は殺す生き物だ。
ライオンもそうだ。
雄が殺しに行く。
殺しが下手な雄は餓死する。

女には何もない。
訳がなかった。
生活をするのは女。
そして、ビンタ。
 ....
焼酎の夜



お湯割でチビリチビリ。なんてことのない夜。せめてほろほろ酔いたいな。

蚊取り線香の匂いが、なんとも風流。
このまま何もしなくていいよってなればいいのに。

 ....
私は元来馬鹿だから、訥々と話すことしかできないのだ。
言葉を知らないのに、詩に惚れた。
ゲーテを現地の言葉で読むことはないのに。

恨み、を込めたり、
感謝、を込めたり、
愛、を ....
人間を憎みました。
人間を殺しました。
人間を笑いました。

私の前世がそう叫んだ。
前世は困った顔をして、
私に「次は愛してください」と言ったから殴った。

愛していますよ。
無論 ....
女の
懐かしい油ののった肌
まあるく膨らんだ乳房
あなた、と呼ぶその声のエロチシズム

僕はまた、君に戻ってきたよ
ほうぼうへ旅したのだ
旅賃はなかったから点々と野宿で
そうしたらば、 ....



渇く
飢える
水が
水が足りない

ペットボトルの水を
空中にぶちまけて
ふざけるなと一人唱える
この世には
上手くいかない事が多すぎる

渇く ....
ちょっと期待しすぎだようだ
土足で己の心を蹴る
しっかりしろ
しっかりしろ
しっかりしろ
しっかりしろ

のしかかります重力(じゅうりょく!)
からみつきます孤独(こどく ....
春、のたまう
我が名を呼べば
花は舞い
土影見れば
虫どもも起き
十の日も待ちゃ
かの子も通る
我は始まり
太古の光
清濁両方住んでいる長屋
取り壊して
畑にして
食い物作りたい

ンなもんねぇよ、
と笑ってやりたい
ここは白菜の漬物で
奇行師


彼が死後名を残すだって?
ハハ、あの奇行師が。
彼の語るのは夢物語。
浮き世にたゆたう慰み物さ。

世界に変革を?
どうやってするんだい。
この鈍色の世界 ....
彼らは笑う
彼らは歌う
彼らは強者

そして私にゃつまんない人ら。

元来ブサイクとばかり仲良くしてきた
男の子は友達だった
けして彼氏なんかじゃない
友達だった
田中くんとは丁々 ....
拍手の束、の様な雨音
あめのおとはすきよ、結核で死んだ祖母はそう言っていたらしい
灰にやられ、目をつぶる
山が噴火したのだ
自然はいつでも私を泣かせる

傘をさして歩く
無目 ....
縮みあがる去年の私を
今年の私はお疲れさまと抱き締める
すると去年の私は涙を流して消えていった
今年の私はさらにまた
いじめようとする世間を見据える
怖かったら話かければいい
本能で怖かっ ....
それはアンタさ


立ち上がる女
右手に剣を
左手にペンを
攻めるが勝ちとジイジに教わった

岸辺に男
盾を背負い
インクを持って
女を守れとバアバに教わった
 ....
例えば1000年後、温暖化の影響で大陸は海に沈んでいるかもしれない。
またそれを逃れたとしても、国々の形は恐らく変わっている。
アメリカ語なんて過去の異物になっていたりなんて。

母なる大地も ....
泥臭い希望よ涙せよ


それは停滞したのかもしれない
それは退化だったのかもしれない
だが俺には俺自身がいた
絶望にくれる心にも一筋の光が射すことがあり
ふてぶてしいまでの俺自 ....
私は母をとった
Mother Teresaは天国におる

私はちしきをすてる
私はあいをすてる
私はせいべつをすてる

私はもたざる者になる

するとMotherがきた  ....
縮図


生命の事業所に強盗が入った
と言えば語弊があるだろう
入り込んだのは私だ
不条理な生命維持活動に
いい加減限度のメーターが降りきれて
私は二束三文で購入した拳銃を ....
馬鹿野郎



愛を知らない、
訳がない。
私は私の愛の形を、
発信し続けているのだが、
誰か一人くらい気づいてもいいのではないかな。

二人の愛から私は生まれた。
 ....
クリスマスの傾斜


ある盲目の糖尿病患者は公園に捨てられた。
恐怖と我が儘と、生々しい生をぶちまけた末に、ごみのように捨てられた。
医療現場という受け皿で、あってはならない事、ではあ ....
こころの病と言われ続けて
去年の入院
レントゲンとったら
脳の血流が半分滞っていた
こころとは脳にあるのか
と思った

しかしこの頃思う
私のこころは正常だと

昨 ....
渋めのジーンズ一張羅
安物のタバコすっぱすっぱ吸っちまって
自分の臭さを消している
アタシはもうやり直しも効かない

アタマを無くしちまったんだ
五体満足なんだが
脳みそだけ ....
あのこじきのうたったうたは

どのようなうただったのだろう

ふとおもう

かなしみばかりではないだろう

だがよろこびばかりでもないだろう

わずかなこぜにをかせぐため ....
君は笑わない。
なぜなら親を殺されたから。
もしかしたら君はそれすら分からなかったかもしれない。
まだ年が幼いから。

でも自分にキスしてくれる人が、
いきなりいなくなった事は分 ....
田園(157)
タイトル カテゴリ Point 日付
出会ったねえ自由詩311/6/14 15:15
幸せ自由詩111/6/13 17:11
またたき自由詩3*11/6/6 18:58
猫と俺自由詩1*11/2/25 14:35
「反・男尊女卑」自由詩011/2/24 5:22
自由詩2*11/2/21 10:18
ビンタ自由詩0+11/2/20 9:12
焼酎の夜自由詩011/2/19 12:25
求道と呼べますか!自由詩011/2/15 19:35
人間を、自由詩111/2/14 21:14
無題自由詩211/2/13 8:01
自由詩111/2/12 7:22
アホウ自由詩211/2/11 13:53
春、のたまう自由詩311/2/10 15:00
日本的価値観てやつだいな自由詩011/2/9 16:45
奇行師自由詩111/2/2 12:22
意味深、否意味不明自由詩1*11/2/1 14:20
雨音、そして。自由詩411/1/31 12:18
こんにちわ今年の私自由詩1*11/1/30 5:27
それはアンタさ自由詩011/1/27 9:48
例えば自由詩111/1/25 17:10
泥臭い希望よ涙せよ(2008)自由詩111/1/23 5:05
マム自由詩011/1/22 4:22
縮図(2008)自由詩111/1/21 13:59
馬鹿野郎自由詩311/1/19 17:02
クリスマスの傾斜自由詩211/1/16 22:38
こころ自由詩311/1/15 14:21
自由詩311/1/14 20:13
あのこじきのうたったうたは(2010.12)自由詩211/1/11 13:42
君へ自由詩011/1/10 14:36

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