結局全ては己の力量次第であると確信したとき、
スイッチを切り替えてしまえば、そこはきっと、

それなのに分からない位置に苛立って強制終了。
拒絶より恐らく諦めに近い、淡々と、笑顔です。
問題 ....
視線を一身に背負い、幻覚の真似事、薄ら笑い
心臓に空いた底無し沼、埋められぬが故、僕は

思春期の一言で済ませられたフラストレーション
理解していた恥、理解していた筈、ああそれでも

哀し ....
誰もいない、誰もみない
透明人間のぼくは街を徘徊する

埋没されてゆく
溶け出してゆく
視線はすべてをすり抜けて

ただ、共有された孤独を愛している

やさしい無関心に抱擁された喧騒 ....
衰退という現実、パノラマ的狂乱
不協和音でしか逝かせられない、侭
剥離してゆく一人遊び

一言、一言、むしりとられていく
思慮の足りなさも罪なのだ、と

感情、衰退、狂乱、剥離、
裏返 ....
ここは主成分すら不確かな路地裏

行く宛のない罵倒をのせて唾を吐けば
憐れなほどに幸福を願った夜がちらつく

這えば、飾りのメロドラマ
血管のなかを駆けずり回る
負け犬の性、シュプレヒコ ....
無用心さを呪う以前に嫌悪する対象となった自分を嘔吐する
結果を既に予測していた悪知恵、未遂、デカダンスの罪深さ

拝借した顔色で悲劇のポーズ
嗤っていたのは僕か彼か、遅すぎた問題提起を反芻した ....
津島(6)
タイトル カテゴリ Point 日付
ユートピア自由詩110/3/6 6:48
嘔吐の僕自由詩109/10/22 22:03
都会自由詩109/10/20 20:42
ボーダーライン自由詩109/10/11 18:17
アンチテーゼ自由詩109/10/8 21:43
欠損自由詩109/10/8 20:30

Home
0.06sec.