妹は、
拒食症で27で亡くなりました
小学校の時にイジメにあい
以来、鏡の中に
醜女の自分を見続けました
170cmの折れるような痩身は
35?の体重
でした
あなたが、人の痛みを ....
薫風の影
清冽な馬達の
人待ち顔で休む、横顔
串刺しの、それでも
彩(いろとりどり)の絶佳の肌
白馬に黄馬、緑馬と紅馬
雑踏の人波、截然、いななき
誰も足を止めない
そっか
白馬は馬 ....
行雲の下(もと)
海が
寸秒の間に、退(すさ)る
午後の
光の浜は凄艶
眩(まばゆ)い砂子の煌き
陽の中に蹲り
精悍な裸の女は切歯(せっし)
焼けた亜麻色の太い隻腕を伸ばす
水平線ま ....
くぐもる声の
先覚の導き
雪白の肌は
滑り込む
街の明かりを濡らす
船渠のようにゆったりとした褥
鏡の天井
心の疼きの
施与を求めて
愉楽への節理を糾す
欲にあふれる体の
舌端に ....
 蒼茫の光海
 耳を欹てる
 束帯の衣擦れの音
 冠の梳毛
 周りは、
 相貌さえも不確かな群れ
 過去の粗相など
 我知らず
 塊り
 いつまでも騒めく
 どこまでも
 糟粕を ....
 先途は、
 未踏の薄緑
 陽も避ける森の蘚苔(せんたい)
 生み落とされた前非の
 広がる
 千尋の万苦を覆い尽くす、侵食
 闡明(せんめい)とうつむき
 躊躇わずに
 小径を逃 ....
月乃助(306)
タイトル カテゴリ Point 日付
「妹」自由詩6*09/6/6 1:32
清冽自由詩4*09/6/5 2:10
千言万語自由詩1*09/6/4 2:36
浅学の褥自由詩3*09/6/3 2:50
「掻爬」(そうは)自由詩1*09/6/2 1:52
鮮麗自由詩4+*09/6/1 10:42

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