生きること
死ぬこと
どっちもおなじくらい
こわいことよね

耳を澄ましたら
遠くの声が聞こえたわ
こちらはすこし寒いですって
その冷たい空気がほしいの

それでもそちらへはい ....
今日もこの街はなんにもかわりはしないね
たいくつだね
イチョウがきれいな色をしてる
もう冬だね

くだらないことを考えていても一日はあっというま
くだらないことを考えなくても、あっというま ....
荷造りをしようとものをどかしたら
なにがあったかわかるみたいにホコリが積もっていた
まんまるのホコリの輪
「たしかに君はここにあったんだよ」
鉛筆立てに向かってわたしはそんなことを言ってみる
 ....
いのちのことをかんがえたら
泣けてきた
あたしは今日も
わらって
風のにおいをすいこんで
ともだちに手をふって
少しだけお酒によって
歯をみがいて、ねむる

いのちのことをかんがえた ....
今日もいつもと変わらぬ夕暮れ
通り過ぎた黒色のワゴン
運転席からタバコの空箱が、道路の真ん中に転がりました
タバコの空箱は、次の車が踏みました
あの車も、家へ帰るのでしょう
あなたはそれを見 ....
わたしのちっぽけな思いなんて

秋の空にずいぶん前に溶けた


めまいがする

肩を抱いて

支えてくれる


そんなひとさえ振り切って

強くなれる

強くなれる ....
朝まで笑って ずいぶん寝過ごしたら

少し残ったアルコール

きしむ体とあやふやな昨日


無駄な時間と嘆いたこの日々も

いつかきらめいて

この後悔も笑えるんだろう

 ....
小さなことを愛せたら

小さなものを愛せたら

もっと世界はきれいに廻るだろうか


いや、



大きなものも

小さなものも

ほんとは天秤にかけたらつりあってし ....
あたしのしあわせは、どこにあるかな



今日はよく晴れていて

干したふとんはいいにおい

かすむ空はそれだけで優しくて 目を細める


どこかでちいさなこどもたちの笑い声 ....
森未(39)
タイトル カテゴリ Point 日付
生きるのも死ぬのもこわい自由詩2*10/2/8 23:37
息をしてる自由詩5*09/12/3 3:19
引越し自由詩4*09/12/1 18:30
いきている自由詩3*09/10/7 23:43
タバコの空箱自由詩4*09/9/28 2:31
飛び出したい自由詩2*09/9/19 19:19
夢に酔う自由詩2*09/9/18 1:36
不器用に、廻る自由詩3*09/9/17 2:52
あたしは、しあわせ自由詩4*09/3/22 2:32

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