ゆらりゆうらり器がゆれる
ゆうらりゆらりひとが揺れる
揺りかごに目いっぱいの笑顔を詰めて
仲良く楽しくひとは群れて
それ以上の何を望むかと
器がゆれている
名台詞に酔ったひとが揺れ ....
及ばない隙間を埋めるように


光が注がれる


プラスマイナスゼロ


平等を示して そっと


測る 身の丈は 


心をカラにして







 ....
フラットがたくさん並ぶ
その向こうに何が見えるだろう
はるか遠い未知の世界


シャープな雨降る季節には
豊かにきこえるカエルの合唱
楽しくもあり哀しくもあり


過去のおたま ....
春の詩神

のびやかに超えてゆく


新しい芽吹き

誰にも汚されず


言い訳しない理由

捜さなくていいように
桜よ 桜

無言にさらされている春の
中に命を芽吹かせる木々たちよ

人の驕りの根はいつの
どこから生まれてきたものなのか

知らない時代の
知らないこころの
中に繰り返される盲目 ....
きこえない春の
ユキの下にガレキの上に
漂うものを知っているか
山は
海はなされるまま
ドウ セイ アオ フカク
チカク きいてただろう呻きの
なす術もなく


人は
希望は明日 ....
やわらかく続くハーモニー
少年たちの限りなく澄む世界
ヒトになる前の天使たち


存在は歌でしかなく
知る人だけが届けようと
果てない暗闇のむこう
無名の星たちの



 ....
キラキラ朝はミドリ

ツユノマブシサ

シズカナヒカリスイトルように

キノウノニゴリウスメルように

邪をケシテイル優

ヒトマネできない病

トユウ処方箋

ソレゾ ....
てくてく歩く人の速さ
道のチョウタン背負うもの
不思議そうに振り返る
笑われている烙印
でも笑えてしまう


決められた自の分
ヒガミではなく
あきらめという場外
はみ出た画面 ....
果てを知らない
光だけの


魔法は消えて
祈り


受難のもとへと
流星


その魔力は
赦しのこうへ
言い訳はしたくないから
時間をハンマーで叩いてみた
うまく割れてくれない
容赦なく体にくいこむから
熱をなだめているムノウ
大きなちいさな空間


何気なく
みつけた意外なカタチに
 ....
もしかして人間は欠陥品かもしれない
逃れようない自分の
ひとつサスライ
穏やかな日も
どこかで切り落とされる日も
よくあった光景


見上げる空は
広く高く あまりに高く
世界を間 ....
消えてもおかしくない小さな命
一瞬ヒカる
そんな日があってもいい


大きな世界にヒビが入り
くずれる日もあるように
良くても悪くても何か変わる


けれど命は眩しさを知らない
 ....
秋風が吹くいつものように

少しひんやり分け入るように

サベツなどという衝立の

こちらになったり向うになったり

風当たりはちがうと

わかっていて消化しきれないタマリ場

 ....
淋しくないのに
手を振る友
多くを語らずもう
何も訊かない
向こう側の
隠した痛みが
人を支えている場合もあると
チガウ思いの二人は静か


見えない苦悩もハス花は咲き
 ....
遠くの波を

うごく荒れる白の高さを

見ながら翻弄されて

ペンギンの色と形

消えたり見えたり消えて

法則を学ぶ人たち

ときに海に立つ時

聞こえる笑は波動のように ....
埋もれる地中に
ひっそり語られ
語られなかった歴史も
静かに眠る
多くの命折り重なり
共に在る遺跡
いつか掘り返され
優しく風に微笑む時
空はどこまでも青く
死は生きて
 ....
詩人でもないのに詩のように
自分は誰と
問うもう一人


分からなくても
元通りに貝がら合わせ
疲れ知らずの海へ


ボクハズルイシ
なまけるし
拙い詩だけど夕凪はいい
 ....
平等という真実が
最も厳しいと
優しく貫かれた路


自由という言葉が落とされた
gustのように
わすれもの


水に浮かべてみれば
遠くへと届くだろうか
風の気持ち
 ....
追いかけるように消えて
追いかけられるように立ち止まる夕暮れ
カラスはかえると
小さい発見あるヒトツ
山には精霊がすむという
バァッサ バアッサ
黒く大きな影近く
羽を休めきいて ....
何年か前初めてキミをみた

不思議な感動とよろこび

実際のキミには少し失望して

鶏に似ている

空飛ぶニワトリ

臆病はボクと同じだったけれど

海を経て里に育まれ

 ....
ゾウの目が哀しくみえる
なぜなのだろう
死の色きさに深く刻まれた皺
ひそむ生とのたたかい
大きな家と小さな窓
見えない影を踏んでいる
王者のように
ゆうゆうとサバンナを歩く
その目に宿 ....
ヤワイ花

ふわふわ蜜をいっぱいふくませ

メシベだかオシベだか

よくわからないその

土から生まれ

葉に育まれ

守りぬく天使の羽

なくさないで

こわさないで ....
ユーモレスクそれぞれの

夢浮かべて雲のように

小さい両手で掬っていた花びら

どこかで間違えた冷たい夜

同じ空に今年も咲く

花咲か爺さんの笑顔して

ハラハラ舞う影桜
 ....
小鳥が菜に群がる
たくさんの仲間と共に
山にはまだ実りがないから


人はお金を持って店に行く
飢えを知らない今は
まだ幸せかもしれない


小鳥が知ってる神を
人は都合よく忘れ ....
   破れがさ

    さして見上げる

   空もよう

    人のささやき

        くもり後くもり
巧みな言葉捌き
言葉たちを想う
消えたいのか消したいのか
人と言葉の微妙な関係
言葉の達人にはなれない
とっくの昔に諦めている内臓の
ほんの少しだけわかる救い
競う言葉たちが駆けてゆ ....
時代の抑圧
時代のすれ違い
すべての人が受け入れられる訳ではなく


選ばれた人
選ばれた思考
だけが支配できる世界でもない


どうしようもなくてただ思う無心
容赦なく
 ....
流れる水
春の小川のように
小石の上を巌の側を
枯木の下やコケクサを潜りながら


人も流れる
せめて沈まぬように浅く
セイダクを揺れる木の葉のように
運ばれる水の行方


遠 ....
境内の庭は真新しく
越えることのない領線
大切に絵馬は掲げられ
ツンと空の
白の舞サラサラサラと
樹を経て落りる清


どこにあっても変わらない
同じ懐かしさを閉じ込めた
青白い光 ....
sya(36)
タイトル カテゴリ Point 日付
器の中自由詩011/8/9 17:36
測る自由詩011/8/6 16:25
遠い世界自由詩311/6/12 13:53
春の自由詩011/5/7 10:07
桜よ自由詩111/4/10 8:39
11と3のCORE自由詩011/3/19 10:56
聖歌自由詩009/12/25 19:12
自由詩109/12/6 10:15
空想自由詩009/11/20 18:06
流星自由詩009/11/7 13:34
ピース自由詩109/10/4 10:36
日々欠陥自由詩109/9/23 13:46
新道自由詩209/9/4 19:21
ワダカマリ自由詩009/8/23 14:16
月とハス花自由詩209/7/23 18:50
海とペンギン自由詩109/7/12 14:07
遺跡自由詩109/7/5 9:55
夕凪自由詩009/7/3 20:20
breeze自由詩109/6/20 7:21
ヤタガラス自由詩109/6/6 7:58
トキの唄自由詩109/5/24 11:24
ゾウ自由詩109/5/17 11:33
5月自由詩109/5/2 12:30
それぞれ道 空自由詩009/4/11 10:38
ターン自由詩009/3/14 14:31
破れ傘自由詩209/3/7 10:03
言葉と日溜り自由詩109/2/22 15:05
対比自由詩009/2/11 10:23
スイリュウ自由詩009/1/23 18:02
新年自由詩009/1/10 15:23

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