闇でしか眠れなかった私が
僅かな月明かりでも眠ることができる

時が癒すはずの闇の中でさえ
見えぬ両手
そんな深淵でしか
眠れなかった私を

月明かりの下で眠れるようにしてくれたのは
 ....
生きていて欲しいの
私の胸で
痛み無く
悲しみ無く

弱い私を
許したりしないで

死んでほしいの
私の胸で
苦しみ無く
嫉み無く

柔らかいまま
柔らかなまま

「何 ....
目覚めると
腕の中の
小さな額にキスをする
大きな青い目に目やにをつけて
大きな欠伸をするあなたに
ゆっくりと
キスをする

薬を口に詰め込んで
苦しそうにするあなたにキスをする
 ....
子どもなんて産まないって思ってたのに
産めないって思ってたのに
生理なんて無くっていいって思ってたのに
無くなると辛くなる
僅かに
2日
ソレがなくなると不安になる

「薬の影響です。 ....
クルクルとあなたが泣いていたから
私はあなたを放せない

クルクルとあなたが鳴いてくれるから
あなたの傍らから離れられない

小さなあなた
今日も大きな目で私を見つめて
食事をねだる
 ....
なんと多いことだろう。
粉々に砕けて散らばって、足の踏み場もありはしない。

色はバラバラ。
カタチもバラバラ。
つなぎ合わせることなどできはしない。
それでも何とかあわせなければ
私は ....
少しずつ壊れてゆきますワタクシを
仕方が無いので
少し苔むした押入れへ隠してゆきます

ただただ願うのは
あの方に見つかりませぬよう
毎日
毎日
祈ります

お母様にだって見つかっ ....
幾百の時を超えた愛に
何の意味がありましょう
今この時に
あなたが触れることの出来なければ
何の意味も無いのです

幾千の時を越えた愛に
何の意味がありましょう
今この時に
あなたに ....
海のように青い
あなたの青い目が閉じませんよう。
眺めることが出来れば
よいのです。
もう
瞳の端にさえ
私が
映ることが無くとも

ねがう

お空のように青い
あなたの青い目 ....
外へ出ると
いつもキョロキョロしています
誰かが僕を殺してくれるかもしれないと
いつもキョロキョロしています

内にいると
いつもブルブル不安です
誰かが僕に声をかけるかもしれないと
 ....
花のように
性器をさらし
相手を見つけることが出来るのなら
どんなに楽だろう
隣で君が笑う
僕の隣で笑う
 コロコロと
子犬のように
 コロコロと
笑う
何も出来ない僕を
 嘲るように
彼女が泣きます
澄ました顔で彼女が泣きます
僕には判るのです
僕には感じるのです
澄まして泳ぐ
彼女のしなやかな身体は
豊かに鞭打ち
埃だらけの床に落ちました
ゴミタメで、猫を見た。
 僕を見て”ニャー”と鳴いた。
目やにの溜まった瞳を、
三日月に細めて、
僕の足にすがりつき
”ニャー”と泣いた。

ゴミタメで、猫を見た。
 僕のそばで”ニャ ....
”何か”好きなものを買いなさいって
 100円貰った。
好きなものを買いなさいって
 100円貰った。
だから僕は君を買う。
私は愛の歌を聴くと苦しくなる。
  あなたに触れて、唇を交わし。永遠に抱きとめる――
私は知らない。愛する方法も愛される方法も
なのに涙が流れるのはどうしてだろう
心のどこかで知っているのだろ ....
(16)
タイトル カテゴリ Point 日付
自由詩009/5/12 21:23
自由詩009/3/14 22:33
御霊自由詩109/3/5 22:16
産む自由詩1*09/2/19 22:34
クルクル自由詩2*09/2/15 22:07
壊れる自由詩0*09/2/14 23:36
ワタクシ自由詩009/2/9 1:05
自由詩208/10/22 20:28
自由詩108/10/21 22:10
外内自由詩008/10/17 19:47
自由詩108/10/16 19:21
コロコロ自由詩008/10/11 0:03
金魚自由詩008/10/10 23:56
自由詩208/10/9 22:56
好きなものを自由詩008/10/9 22:49
愛の詩自由詩108/10/5 21:13

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