どれだけ君のなかに沈み込めば、君の温かさを感じられるのだろう

僕は
君の胸の上で産まれ腕の中で育ち
まだ、
手を離せないでいる

君が纏う風を
穏やかに感じ
苦しく感じ
嫌悪すら ....
金網、
地軸と同じ傾きで立つ僕ら
毎日、相談するような、探るような、臆病な、笑い声
いとも簡単に共倒れる覚悟だけが
信頼、のような
美空

君の腕が、僕を抱きしめるように柔らかく覆い、
 ....
つつまれている憎しみが
静かに溶けだして夜に逃げていく
月に照らされて、僕の愛が見えた
夜の黒よりも濃い、愛だ
そう見える
際立って黒い、吐き気がした
それが夜にとけていく
滲んでいくよ ....
全部、忘れたいと思うよ
消えていく空
消えはてた緑
思い出すのは、ふたたび目の当たりにしたときだけで
空白、空虚、はいきょ、きみがみた、しがいのかたまり、とかそういった
無機質なあこがれ
 ....
忘れていって
生まれてまた
呼吸を覚える

雪にのまれて海を探す
枯れた花が埋められたら
そこからはもう逃げ出すしかない
白の中をゆっくりと
その中から生える手に足をとられても
白の ....
耳を塞いで
鳴らすように駆け登り
落ちていく
落ちて行く途中さ、
すくわれて
ゆっくりと地上へ立つ

飛び出して
飛び込むように、
そこには
何もなかった

拾った
歪な四角 ....
人間が滅びることがせかいへいわになるとおもいます
そう、ゆとり教育を受けた大学生が声高に主張する
滅びる、の意味は
きっと、辞書をひくところから始まる

愛がせかいへいわにつながると思います ....
どこもかしこも黄色い
広さもわからない
究極に狭いのか
それとも無限に広いのか

ここはどこだろうと隣に座っている人に聞いてみる
問い掛けた後で気付いたが、
その人はただ座っているだけで ....
荒野だと思う
忘れられた
木の影をまがると、例外なく砂嵐だ
そこから飛び出してくる無数の手が
後悔や焦燥を
閉じ込めていたのに引っぱり出そうとする
それに気付かないで
なのに逃げようとす ....
アオイリョーキ(9)
タイトル カテゴリ Point 日付
君遠く、星の奥自由詩111/5/1 22:42
男の子と、夏自由詩110/8/27 11:58
例えば、永遠の夜があるとして自由詩009/5/28 0:50
流れ星、まぼろし自由詩009/2/27 13:06
白と、呼吸自由詩308/12/26 0:14
気が付けば、紺の自由詩308/12/2 22:42
せかいへいわ自由詩508/8/25 0:50
黄色い檻自由詩208/8/11 20:29
錯覚自由詩108/7/28 22:39

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