朝起きてポストに行った 八時ちょうど
けだるい日常の始まり
だけれど君からの手紙が入っているのかもと
気にしながら僕はポストに行ったんだ
君は相変わらず憂鬱なのかい?
....
お正月に私は父と母とで
私が生まれ育った町へと車で向かった
何年ぶりのことだろう?
十年・・いやそれ以上?
どうなっているのかな?子供の頃に行った
デパートのレストランはあるかな?
....
夕立が晴れて澄んだ空のごとく
私はすっきりと一つの決断を我に下した
一点のくもりもなかった今の私の心には
marriageは二人の暮らしの通過儀礼
一つ抱き合うごとに私の心の鉄は溶け
....
その日は雨だった
けれど
私は友達二人と老夫婦とで阿佐ヶ谷住宅近くの
うどん屋へ向かった
阿佐ヶ谷の駅までバスで向かい阿佐ヶ谷駅からは
すぎ丸というコミュニティーバスに乗った
すぎ丸の中は ....
この日がいつかくることはずっと前から予測していた
銀色の予感
君の「さよなら」と言って振った手が
遠ざかっていくことを
目の前に濃紅色の幕が下がった刹那
背筋がぞくっとした
私の目は見る事 ....
さめざめとないている君
それをみつめている僕
君のまぶたは垂れ下がり鼻からは透き通った鼻汁をだしている
その鼻汁をティッシュでおさえながら
君はさめざめとないている
「俺は君を福島の ....
君の目には虹が見えない
その光るもののある先にあるものは何?
「その日あったことは僕にちゃんと言うんだよ」
いちいちチェックする君
その日暮らしの手の上に見えない城を築いて
私を ....
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