外に出るのが億劫だ

そんな気持ちになる朝は

布団を出るのも億劫で

ご飯を炊くのも面倒だ


家の隣のスーパーに

買いに行く気にもならず

ましてや遠くの定食屋

 ....
色がつかない 日々の体内

深緑のあなたに

浸っていく 浸っていく

色がつかない いらだたしい


例えきれない一日が来る

夢がすべて 愛がすべて

今になり染まりだす ....
のこぎり色した君の眼と白い服のコントラスト
 
振り落とされた灰皿 どす黒い赤の色がついた

カタリカタリと秒針が僕の処に近づいてくる


鬱屈とした少年期のヒエラルキーへの苛立ちが
 ....
飛び出してしまいたい

絶望の淵

暗い部屋

僕の部屋


声が聞きたい

幸せの音

光の彼方

最果てのロバ


雷鳴が聞こえる

僕の心は

この程 ....
夢を見ていました

それは鉄道の歌

乗客のざわめき

僕はひとりで

渦巻く雑音の中心で

サンドイッチを食べたのです


夢から覚めると

家のベット

約束の時 ....
階段の上で陽気な彼女を

横から飛び出した男が突き落とす

狂気に満ちた顔は

道化師のように愉快で

彼女はケラケラと笑う


彼女は空中で踊る

手足を優雅に伸ばし

 ....
僕の歩くその上で

猫は二匹で鳴いていた

邪魔者はきっと僕なんだ

邪魔者はきっと僕なんだ


突然雨が降り出した

僕の心の無意識が

二匹の邪魔をしたようで

周り ....
鬱屈した僕のドロドロとした心は涙の海にしずんだ

青空の下のささやかな幸せは

僕を誘っているようで

拒んでいるようでもある


僕はどこに流れてどこで果てるのか

ふらふらと ....
三上山一己(8)
タイトル カテゴリ Point 日付
休日の朝自由詩5*09/2/11 21:39
ロシアンハット自由詩009/2/4 8:11
秒針自由詩209/1/30 20:27
雷鳴自由詩508/8/11 21:43
約束自由詩408/7/31 15:34
階段自由詩308/6/6 23:36
恋猫自由詩508/6/3 0:28
青空自由詩4*08/5/30 17:39

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