叶ってしまうと
つまらないので
そっとしておこう
もう少し
ドキドキしていたいから
近づき過ぎないように
そっとしておこう
丁度いい距離感が
毎日を
刺激的にしてくれるから
何にしても
解放されると
湧きあがる自由を感じるが
同時に
孤独が拡がり始めるのだ
何にしても
とりあえず
楽しそうに話していたら
みんな楽しそうに聞いてくれました
そしたら
私も本当に楽しくなってきて
みんなも本当に楽しくなってきて
いつのまにか
いやなものはどこかに消え ....
あの人と
朝あいさつしただけで
元気になります
あの人が
おなじフロアから見えるだけで
仕事がはかどります
好きとか付き合いたいとかじゃなくて
あの人が
頑張って仕事してい ....
にこにこしていたら
みんなもにこにこ
むっすりしていたら
みんなもむっすり
しくしくしていたら
みんなもしくしく
いらいらしていたら
みんなもいらいら
ボーっとしていたら
みんなもボ ....
ひがまたのぼりました
おきましょう
いしきしてこきゅうしましょう
かんがえましょう
うごきましょう
ごはんたべましょう
はなしましょう
はたらきましょう
きゅうけいしましょう
....
うとうとしながらうったメールは
夢の中のわたしに届く
夢の中のわたしは自信に満ち溢れ
非の打ち所がない
夢の中のわたしはとてももどかしそうに
寝ているわたしにメールを返す
目覚 ....
きょうは忙しかったので
あっというまにおわりました
あしたも忙しいだろうから
あっというまにおわるでしょう
たくさんの笑顔
すこしの怒った顔
たくさんの無表情
すこしの悲しい顔
....
少し背伸びがしたくて
ちょっと大きめの靴をはいてみた
少し自由になりたくて
ちょっと大きめの靴をはいてみた
いつもはいているぴったりの靴は
ちょっと窮屈で
いつもはいているぴったりの靴 ....
きみが笑ったら
わたしも笑う
わたしが笑ったら
きみは笑う?
子どもの手は
なんて小さいのだろう
なんて温かいのだろう
子どもの手は
どれだけ希望に満ちているのだろう
どれだけ可能性に満ちているのだろう
子どもの手は
....
心から「ありがとう」と言われる
自分の存在を肯定されたかのように
心から「サイテー」と言われる
自分の存在を否定されたかのように
今日もまた他人と接触する
自分の存在を確認するかのよ ....
いつもホカホカの晴れ男君
どこに行っても
みんなが寄ってくる
みんなもホカホカして
みんな居心地がいいみたい
いつもジメジメの雨男君
どこに行っても
みんなが避けていく
みんなもジ ....
はたらけ はたらけ 身体が動く限り
はたらけ はたらけ 時間が有る限り
はたらけ はたらけ 君を忘れる為に
はたらけ はたらけ 自分が存在する為に
あめはふる
行く手をさえぎる
空想とあらそい
足どりはおぼつかない
あめから目をそらす勇気はない
今はその一粒一粒を
しらみつぶしにはたくので精一杯だ
川沿いの堤防を散歩していたらけいたいが鳴り出した
ポケットから出したらけいたいは石だった
石は鳴り止まずうるさいので川に放り投げた
とたんに石は鳥になり上空へ羽ばたいていった
空高く羽ばたいた ....
歩いていると
とても疲れるんだけど
歩いていると
次の日はもっと歩けたりして
歩いていると
違うけしきが見えてくるかも
あしたも歩きたいから
きょうはもう寝よう
とどこおるとよくないので
暑くてじめじめとしていたが
洗濯物を干してみた
風がないせいか
まったくはためく気配はないが
つぎの用事がやってきたので
とどこおるとよくないので
つぎの用事に ....
花びらの散った木を眺め
美しいと想う
折れたラケットを眺め
愛しいと想う
膝の怪我はもうじき
私の意識から消え去るだろう
消失していた筋肉は
長い年月をかけ
蕾のように少し ....
手でつかもうとしても
空を切ってしまうのなら
ほのかに照らしてみるよ
温かなかたちが
浮かびあがってきたなら
崩れてしまわないうちに
そっと包み込んで
胸の中にしまっておくよ
その笑顔
うつり
しんとうし
あたたかくなる
ゆうかんになる
私は私のままだろうが
もう少し生きてみようかとおもえる
たいしてうまくはいかないだろうが
もう少し頑張ってみようかとおもう ....
わたしがどんなに折れた線を描いても
きみと交わることはないようだ
なら、わたしはきみの存在を忘れ
線を描くのではなく
点を打とう
わたしは
線を描きたいのではなく
点で描きたかったんだ
....
心が冷える季節になってきたので
手作りでお風呂をこしらえてみた
不恰好だけどなかなかの出来栄えだ
悦に入って毎日ゆったり温泉気分
どこからか一人二人とやってきて
このお風呂につかりたいという ....
ハズレをひいた
がっかりした反面、ほっとした
出る杭は打たれ続けて
成長期は終りを告げる
尖った角は
穏やかな下流に着いた頃には
すべすべとして
どこにでも転がっていそうだ
まわり ....
慣れない浴衣を着て
すましてしゃがんだきみに
線香花火をひとつ
手渡す
ライターで火を点けてあげると
少しして
控えめな火花が
炭酸のようにはじけていく
いつの間にか
催眠術 ....
枯れた葉っぱと
緑の葉っぱ
白い蝶が
おぼつかなげに
境界線をひいていく
鼻の頭に絆創膏を貼った少年は
違うものを見ていた
どんなに目を凝らしても
その私が何を見ていたのか
もうわからなかった
分厚い雲が
くすんだ夜空を
ゆっくりと
丁寧にふき取っていく
鮮明になる
星たちのささやき
みんな
ひとりぼっちの
青い星の行く末を
案じている
地上が息苦しくなってきたので
えら呼吸に切り替えて川に潜る
存分に泳ぎ回る
懐かしい開放感に浸っていると
おなかが空いてくる
視界に入ってきた獲物に喰らいつく
と同時に上へ上へと引き上げら ....
雨が降り始めたと思い、傘をさす
ぺたんっぺたんっ
それはスタンプたち
地面の所々に少しづつ、きれいな幾何学模様が現れる
増えて繋がっていく黒い模様に引き寄せられるように見入っていると
徐々に ....
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