月の晩に 海へ還った
星の瞬き のぞいてみたよ
君はいまだ 夢のなか
朝はまだ 来ないようだな
透明なグラスになにをそそぐ?
君は 愛とでも言うのかな
夢で始まり ....
幼い 記憶辿る
暖かなる 春 揺りかご ゆらり
ありがとう
聴こえるの
嬉しい気持ちで お腹がいっぱーい
満たされているのよ わたし
幸せのおすそ分け ちょっとだけ あげる
幸せのおすそ ....
いま からっぽのこの体 なにから詰め込んでいこうか
いま からっぽのこの体 目に映るはモノクロの世界
いま からっぽのこの体 なにから入れたらいいのでしょうか
いま からっぽのこの体 なにを愛せ ....
花びらのあいだに海が輝いてる
君の背中がホッとする 軽く抱き締めた 頬をつけて
どこまでも続くように願おう 桜が舞った 真昼のゆるやかなひざし 浴びて
眠くなるのは春のせいかな
セーラー服 ....
桜並木に春の風
一瞬で舞い上げられた花びらを
口を開けて見とれてた
手を繋いで笑った
横で煙草をくわえてる君は 少し笑って
また花びらの上を歩き出した。
深い森から抜け出して もうすぐここから旅立つよ
夜に抜ける 風と潮の香りで 飛んでいく
深い夜の飛行船
蛍と共に舞い上がる
死ぬように眠ってしまった 子ども達も誘おうか
頬杖ついて ....
雨は止んだと思った 傘は持ってる 遠くに霧が降って わたしはやっと傘を差す
久しぶり覚えてるかな 走り抜けて 笑い声が聞こえた
ポケットに突っ込んだ右手だけがあったかい
すり抜けていくもの ....
腕んなかすっぽりおさまる くらい耳を寄せて心臓の音で眠りつく いってる君が覚めないように 花に水をあげよう
シャワシャワいってる黄色いひだまり 風が通って矢印がまわる
白い帽子が飛んでいく
....
まっくろな空のした 愛しあった 右手はどこか遠くを指差して おまえはそこで止まったね
ろうそくを立てよう かまくらのなかで 灯ともしたら ぜんぶ溶けてしまうよ あれもこれも、もっと先まで
あっ ....
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