剥離する夏と
隣に立つあなたの
好きな花は桜

夏は蝉しぐれの木に変わる

あの
時間を燃やす歌声が
肌に刺さって
泣いたのは
悲しかったからじゃなくて
羨ましかったからだと
 ....
宇宙のツツジの咲くあの丘で
水晶の風が吹いたら目を覚まして

この夢はここにしか咲かないから
朝焼けを待たないで羽ばたいて


君の中で
孵化していく翼


歪んだ夜の積る
群 ....
瀧田 右恭(2)
タイトル カテゴリ Point 日付
夏の振動自由詩307/8/7 19:37
宇宙ツツジヶ丘自由詩2*07/8/6 20:08

Home
0.01sec.