あなたの間接的な答えが
会話の中でぽつんと置き去りにされているから
わたしはいつもその言葉を
あなたの指先や瞳の動きに合わせて
分析することで夜が終わる

眠る前に「おやすみ」が言いたくな ....
木漏れ日が邪魔をして普通に歩けない
琥珀色に変化した涙が
長い月日を経てここに落ちてくるようで 立ち止まる

ずっと願っていた声を 
じかに聞いてみたくなって電話をかける
何にも変わらない ....
「海の中にいるみたいだね」って
会話が詩のようになる
あなたといるといつもこんな感じ

虹色の陽がさざなみのように揺れて
潮風に似た初夏の風が
午後の部屋を通り抜ける

乾き始めた髪に ....
「働くホームレスになる」なんて
半年前には冗談交じりで言っていた

無精ヒゲに長い髪がよく似合う
黒猫を抱いた横顔が
少し悪びれてて好きだった

そんなあなたの髪が短くなって
三月、白 ....
深雪(4)
タイトル カテゴリ Point 日付
曖昧な片想い自由詩407/5/28 22:36
潜在している夏自由詩207/5/6 0:09
ロマンチスト自由詩507/5/4 23:42
就職自由詩407/5/4 1:23

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