尾崎豊を聴くと

すこしだけど荒れた

胸のぐぅの跡が

すこしだけど餓えた


日本語圏の

かつての少年たちに

あいつはまだ

まっすぐに吠えている


尾崎 ....
あめふれば

ひやしたクルマ

からでれば


しかいは白く

しめりました


あるけない位

あめのち白り


あめふれば

ひやしたクルマ

からでれば ....
なつまえの青い匂い

したに目をやると

蟻、蟻、蟻、蟻、、、

汚い灰皿と向かいあって

わけわかんないこと言ってる奴らを

忘れようとしています


公園でひとり

 ....
アイツのこと好きだったのは

別れても好きだったのは

アイツがおれのこといちばんだと

そうだと思ってたからなんだ


選挙のたびに

電話をよこすようになって

もう三年 ....
東の夜に

朱い月

むらさきの

雲かけて


おおきく寝ている


東の夜に

朱い月

むらさきの

雲かけて
ひとの名前は

幸福しか待っていないような

そんなものばかりだ

ニュースの犯罪者や

事件の被害者のそれは

いつもそんなことを語りかけてくる


無用のちいさき者どもよ ....
湿った人なみ

地下鉄の改札

灰いろをためこんでいる

風が海流のようだ


おんなは

おんなを操縦している

おとこは

おとこをごまかすのだ


湿った人な ....
誓いはすぐくずれそうだ

あんなあとに

もう現実の背中、その一群


ピアノ

トレモロ

おんなのからだ


誓いはすぐくずれそうだ

あんなあとに

もう現実 ....
このまえ

車のなかでなにかを食べてて

ふっと、じぶんが生きている

ということが愛しくなった


あれはなにを食べてたのだろう

こんなふうにしていれば

思い出せるので ....
さかさまな夕日のあと

街は裏切るように

鏡の星を浮かべている

環境破壊のキーワードは

未来

それをみんなのまえで

話せる時代だから

悲しみは暇つぶし

焼 ....
死によって別れるいがい

ひとと別れるとは

公共と自我の

ぶつかりあいいがいない


別れたひとからメールがくる

手術まえの胸を

目で、指で、記憶しに来てくれ

 ....
もめて

盛り上がって

四人の女とそんなことしてる


六月の太い風が

熱をはらむ

公共と自我の

相克がはじまる


もめて

盛り上がって

四人の女 ....
打ちっぱなしのうえの空

油いろした月にじむ

骨のいろした光たち

ビジネスホテルの暗い壁


さてどうだろう怒鳴るだろう

うだる蒸気のむらさき色がな

でぐちいりぐち踏 ....
埃くさい

骨組みだけの

濃いひかり

会いたくなった

確かめたくなった


現実にはピンとこない

でもいつも

イメージだけを

感光紙に翻訳しなおす

 ....
白い花

バナナのように

焦げて


梔子よ

腐ってゆくのは

それは



ではないのだよ


白い花

バナナのように

焦げて
はじめて吐き出したのは

六月の熱風うごかぬ午後

ぶあつい電話帳をパンツ

いっちょうでまるでそれ

久しぶりの童貞のSEX


川がギラギラ白くて

宇宙最小の孤独の単位 ....
夜を歩く

夜を軽く

ひとりで歩く

ふたりは軽く

外灯は真っ白

雲は虹色

月は金色

あたまは薔薇


恋人の息子を

殴る

そんなじぶんを

 ....
アキコの場合も

どんな言葉言っても

すべて受け入れて

よけいに気持ち強くなっていった

おなじものを感じます


あれっていったいなんだろうね

正しいことがどうのこう ....
やさしくて

不器用な俺たちが

さいごには

獣のようになって


果てる


やさしくて

不器用な俺たちが

さいごには

獣のようになって
ダークフルーツケーキを焼きました

小さな幸せ感じたくて

2週間も前から生地を寝かせて

部屋じゅうに

たっぷりのブランディと

甘さを抑えたメイプルの香り


いつもの ....
ぼくらが

どこから来て

どこへ行くのかというようなことは

とても重要なことだ


ひとは

ひとによって生まれ

ひとであることで死んでゆく

それは

あらゆ ....
くちなし

花の粉

白の香り


さよなら

六月の太い風

さよなら

六月の深い闇


くちなし

花の粉

白の香り
みんな記憶の再現だ

サービスも

愛も

期待も

あやまちも何もかも


青く割れた

西の方角

夜が割れた


みんな記憶の再現だ

サービスも

 ....
七月の終わり

七月が終わり

七月の尾張で

あやまちを共有化する


ベクトルの終着

ベクトルの出発


七月の終わり

七月が終わり

七月の尾張で

 ....
なにをしているかって

卑怯なことをしています

傷つく準備をしています


お客さんを見送ったら

おぼろな月は三日月です

未来なしのあたしです


なにをしているかっ ....
見知らぬ駅を

見知らぬ時間に

月が夜を

青い海にしている


ひとりでは癒やせぬ

傷をかかえて

うろうろとしている


見知らぬ駅を

見知らぬ時間に
 ....
未来なしの今だから

今を生きている私です

まいにちの

ちいさな喜び

見つけることが得意です


過去の泥ぬま怖いです

こんどの手術はお断りです


未来なしの ....
あなたのすべての瞬間が

たのしいものであったらと

祈ってみてもいいですか


きのう

またとおくへ

ふたりで

べつべつに漕ぎだした


あなたのすべての瞬間が ....
すでに家でくつろいでいます

TVで天空の城ラピュタを観ています

シータが空中に浮いているシーンを観ていたら

あなたに話した

ふしぎな記憶を思い出しました


スカイダイビ ....
男から暴力をふるわれていたという女

その告白

生身をまえにして

紙で読むようにして

その告白

男から暴力をふるわれていたという女


俺はちんちんで

それを聞 ....
吉岡ペペロ(4238)
タイトル カテゴリ Point 日付
尾崎豊自由詩307/7/10 22:31
あめのち白り自由詩307/7/9 23:36
なつまえの蟻自由詩207/7/9 20:55
さがしていた絵本自由詩407/7/8 19:18
朱い月自由詩307/7/8 1:06
幸福しか待っていないような自由詩107/7/7 19:18
地下の海流自由詩307/7/7 8:22
くずれる誓い自由詩607/7/7 0:15
あれはなにを自由詩407/7/5 21:13
計算機たたかれて自由詩607/7/4 0:39
別れたひとから自由詩307/7/1 21:40
相克自由詩107/7/1 20:58
油いろの月自由詩507/6/30 0:44
色彩の翻訳自由詩707/6/28 21:45
梔子よ自由詩207/6/28 21:42
宇宙最小の単位自由詩207/6/27 14:35
夜を歩く自由詩607/6/25 23:40
転送自由詩607/6/24 21:53
果てる自由詩407/6/23 23:05
いつもの休日自由詩107/6/23 21:28
生き物たち自由詩207/6/22 23:27
白の香り自由詩307/6/22 11:23
記憶の再現自由詩507/6/21 20:21
七月のおわり自由詩107/6/21 20:19
傷つく準備自由詩607/6/21 1:26
青い夜自由詩407/6/20 20:05
未来なし自由詩807/6/20 18:19
きのうとおくに自由詩807/6/17 3:33
パラシュート自由詩207/6/15 22:27
しらなかった時間自由詩107/6/14 20:43

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