ここは金魚原産の湖
赤い金魚や
金色のや
パールピンクのや
色々泳いでる

キンギョモがたくさん生えている
金魚たちふわりひらり見え隠れ
あまり大きな魚はいないので
みんな安心して暮 ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=259495 ここはキップルの岸辺
聖なるアイビス
トキ色のフェニックスはフラミンゴ

眠たげなムネーモシュネー
記憶の女神
さようならの廃墟は
夢において不毛の大地

アインすなわち瞳、
とい ....
土星環消失中、というわけで
土星が遊びに来ましたよ
あら

土星の輪っかが遊びに来ました
丸い方は留守番

the in cloud, on the road
下り立ったのは秋津島
 ....
わたし
わたし
わたし
わたがし
溶けるとベタベタするよね

わたし
わたし
わたし
たわし
ごしごしね

わたしを連ねて
わたし詩ばかり
昔にマンガで見たのだけれど
畳 ....
ただそのひとが
そのひとにおいてそのひとであることは
ときどき
とても難しいことらしくて

大勢が集まるところでは
草いきれむんむん
手のひらばかりのざわざわ森のようです

手招きや ....
キップルのように百合が咲く
部屋の中に果てしなく殖えていくガラクタたち
ダイレクトメールとか
何だかわからない便利グッズとか
ひとが目を放してる隙に
自分たち同士で繁殖しているらしい

 ....
授業中の少女たち
夏にはいったい何をしてる?
始終しゃべり通しなお茶会
トーラス風ドーナッツとクラインのティーポット

ポケットのカラフルなチョコレートは
べたつかないマジックメンブランス ....
これからの都市は
廃墟ではなく
ただ遺跡になる努力を尽くさなければならない

地震であれ戦争であれ
天災においても人災によっても
焼け野原になどならずにすむように

大事に大事に住み終 ....
昼下がり
引き潮の森まで
麦わら帽子に麦わらトンボ被って

森林浴なんて
セミ浴びですねこの季節
血行がよくなるってもんです
音波じゃわじゃわじゃわじゃわ

昆虫はあれで
栄養価高 ....
君は詩を書く海星、いたい?
いくら海が好きでも
湖で海水浴はできない
 
床に沈むあんたっちゃ文学
夢毛の大地に
呼気と吸気の五十音

けれども
わたしは詩人ではないので
何故なら ....
たかさご百合が
今年も咲き始めました
美しき島のユリ
Lilium formosanum Wallace

テッポウユリを
原種へ原種へと戻し交配し直したような
一見頼りなげな
ひょろ ....
アイリス、薔薇の虹彩
水晶体は紫水晶
産毛のような視神経
薔薇の睫毛

やわらかな莟み耳朶
すべらかな鼻すじ
花はもともとその多くがヘルマフロディトス
笑窪には邪気と無邪気

薔薇 ....
ミニトマト
まだ緑のうちに落ちちゃった

風が強い日に
鉢がひっくり返ったので
まん丸なジェードグリーン
まがたま型がよく似合いそう

それからずっと
ころりと
テーブルの上

 ....
この季節
夕暮れのコウモリの半分はセミです
夜のヒグラシ

よく似た飛び方をするので
素人には区別がつきにくいのですが
ひらり、と
木陰から飛び立つでしょう?

セミですからね
/ ....
梅雨明けを待たずに
梅雨が明けてからも
炎天あとでの涙雷はうれしい
雨はもちろん降ったりやんだり

井戸の中の25mプール
水蒸気の世界樹が立ち昇る
嵐の神の雷雲マドラー
垂直さ地球新 ....
透明な
液体入りのアンプルの
それが真水か海水か
確かめ方がありまして

かしょかしょ少し振ってみて
泡立つようなら海水です
塩類はじめ金もウランも
物質全種が溶けています

命の ....
「心地よく秘密めいた場所」で
「口に出せない習慣、奇妙な行為」に耽る君たち

ナメクジよ
ふるさとにお帰り
かたつむらないカタツムリ

「去りにし日々、今ひとたびの幻」のスローガラス
 ....
何にでも話しかけるので
夏はとにかく忙しい

暑いね
暑いね
水足りないね

咲くね
咲かせて
咲いてね
咲かさせてね

ビルごとの風音は
街のシンフォニー
ひとつひとつに ....
虫の宇宙は水陸空
初夏にはもぬけのからばかり
ヤゴ、せみ、アゲハ、カワゲラ、等々
初めての空を飛ぶために

羽化は専ら月の白夜に
細い触手のカラスウリ
鬼灯点した提灯市と
朝顔だったら ....
料理のためにはさしすせそがあって
書くためにはかきくけこ

砂糖と塩と
酢、醤油、味噌がこの順番なのは
砂糖や塩は浸透圧で
味の道を開くからだというね

それで
書くことは書きますこ ....
数多
霊たちにも
夜店の賑わいは魅力なのでしょう

毎年恒例の
納涼盆踊り大会

恒例という言葉は降霊に
納涼という音は魍魎に通じます

ひとごみに垣間見る
久しく懐かしい人の面 ....
ビルごとの風鳴りを聞きながら
青い空に思う
ラーメンが食べたい

スープも麺も具も
全て透明なラーメン
もちろんラーメンと名がつくからには
美味しくなければいけない

ありんこリリー ....
恐竜は
今のところ絶滅しました

霧深い海やロッホネス
もしどこかに生き残ってくれていたら
うれしいけどさびしい

岩から掘り出される化石たちは
サンドベージュやアッシュグレイ
アー ....
冠をいただくのは戴冠式です
では冠をおろすのは?

{ルビ十二月=じゅうにつき}の精たちは
誰もそこにいつづけようと思わない
一年の一月分を務めたら
するりと次にバトンを渡す

夏至を ....
やまない雨がやむのを待って
ヤマネ
雨の日には山で何をしてる?

オタマジャクシは昔には
カエルコと呼ばれていたそうです
君にも
今とは違う名前があったかな?

アライグマやら
ハ ....
プール開き
カタパルトからどぷんと
ことばのプール
中で深呼吸できたらいいのにね

流れるプールは円環の
ようでいて誰も全周を知らない
自分が水に触れているのか
触れられているのか
 ....
P^夏バターとバナナのサンドイッチ
はちみつのビーず飛び散らせて
ティータイムチャイム@ハーブ園

夏のおばさんのお茶会の常連さんは
立ち姿すずやかな青き薔薇のシュバリエや
キャベツ畑のラ ....
雷は海にも落ちます
呼ぶものがいるから

それは海がめプールのウミガメたち

見てるだけでもきれいだし
渡る気なのかも知れませんが
雷って
渡れるものなのかどうか
落ちて来るばかりで ....
雪解け水が湧く頃に
キツネの蕎麦菜を食べに行きます

湿原は今日もしとってて
湿原は今日も青い空

キツネの蕎麦菜をからりと揚げて
天ぷら蕎麦をばいただきましょう

店の名前は玉藻亭 ....
海里(416)
タイトル カテゴリ Point 日付
自由詩な葉っぱ緑/湖のタリー自由詩209/8/24 0:32
自由詩な葉っぱ緑/札束と花束自由詩009/8/20 1:05
自由詩な葉っぱ緑/ムネーモシュネーと睡蓮自由詩109/8/14 23:36
自由詩な葉っぱ緑/夢のイナガキタルボサウルス自由詩109/8/14 2:44
自由詩な葉っぱ緑/わたしたちのアルフ・ライラ・ワ・ライラ自由詩009/8/11 23:25
自由詩な葉っぱ緑/手のひら森自由詩209/8/10 22:44
自由詩な葉っぱ緑/百合のグリマング自由詩1*09/8/9 23:32
自由詩な葉っぱ緑/タオルケット洗濯日和自由詩209/8/8 23:21
自由詩な葉っぱ録/美しい遺跡になるために自由詩109/8/7 1:55
自由詩な葉っぱ録/セミ浴び自由詩209/8/4 23:41
自由詩な葉っぱ録/風のアーカイブ自由詩209/8/2 23:59
自由詩な葉っぱ録/パイオニア・リリーズ自由詩109/8/2 23:59
短冊と落とし文月/混沌の薔薇自由詩009/7/31 23:55
短冊と落とし文月/トマトほうずき自由詩109/7/30 23:56
短冊と落とし文月/せみこうもり自由詩109/7/30 23:38
短冊と落とし文月/雨に宿るものたち、雨を宿すものたち自由詩109/7/26 22:46
短冊と落とし文月/海の粘度自由詩209/7/23 23:47
短冊と落とし文月/ジメゴン故郷に帰れ自由詩309/7/21 23:58
短冊と落とし文月/あのね、コスモス、もしもし、コスモス?自由詩309/7/20 23:23
短冊と落とし文月/虫宇宙自由詩209/7/19 22:21
短冊と落とし文月/書くことの規矩自由詩109/7/12 21:49
短冊と落とし文月/魍魎盆踊り大会自由詩209/7/11 23:59
短冊と落とし文月/透明なラーメン自由詩209/7/3 23:51
踊るミクロラプトル/真っ黒なミクロラプトル自由詩109/6/30 19:52
草冠とレインクラウン/彼らたちのID自由詩109/6/30 19:52
踊るミクロラプトル/雨の日のヤマネ自由詩109/6/23 23:49
踊るミクロラプトル/ことばプール自由詩209/6/22 23:31
踊るミクロラプトル/夏のおばさん自由詩109/6/18 0:08
踊るミクロラプトル/オリザ豊かな国から自由詩209/6/16 21:24
砂漠の中の砂時計/キツネの蕎麦菜自由詩209/6/14 21:08

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