燻ってるうちに空っぽになっちまった
いつの間にか命を使い尽くしてしまった
俺にとっては貴重な命だったのに
終わりが来てしまった

ちくしょう
俺が泥溜まりを蹴る様に
神は命を踏み潰す
 ....
おれは狂ってる けれどそんな自分に酔っているんだろう?

虚無を埋めるために憎悪に身を委ね 暴力を揮って日々の活力を得ている
そんな自分が嫌いか? けれどそれ以上に抜け殻になるのが恐いんだろう? ....
無邪気な季節は終わって 愛は死滅した
今は何処にいても 凍えそうなほどに寒い
もう笑いあえる日々は来ないと 神は宣告した
誰かの笑顔を見る度に心が痛むよ

何故分かり合えなかったんだろうね
 ....
人は皆薄情で冷酷だと思ったあの雨の日
人は決して神にはなれないけれど
悪魔には簡単になれると知った それが始まりだった

心の窓は何時だって閉じたまま
窓の外はあまりに寒くて それを開けて生 ....
俺はただ激しいだけで重みがない
そんなことずっと前から分かっていたはずなのに
信じたくなくて

俺には帰る場所が無い
飲めもしない酒を無理矢理飲んで
順風満帆な自分を演出してきた

空 ....
ふと孤独を感じた
頭をよぎる悲しい想像
俺の居るべき場所は荒れ果てた荒野なのかもしれない
俺はここに居てはいけないのではないか、と

ふと不安を感じた
疑念の気持ちに心が痛む
真実は残酷 ....
人が大勢居ます
彼らの表情からは感情が読めない
ねぇ、どうしちゃったの
貴方の目には何が写っているの
貴方は何を聴いているの

何故か涙が出てきた
哀しい
彼らの姿は

彼らは今も ....
今日もまた誰かが死刑台への階段を登っている
死刑台からの眺めはどんなものなのでしょう

死刑台に立つあの人に慈愛を

だって僕達は皆罪人なんだから
ロクに眠れない夜を過ごす内に
頭の中に小さなモンスターが生まれた
ヤツは俺に囁きかけてくる
やってしまえ
気持ち良くなれるぜ
ドロドロした渦に抗うのは止めて
身を任せて狂気を解き放て

 ....
人生はまるでパズルのようで
僕はパズルのピースを受け入れられない
僕のパズルは完成しないまま
死ぬことも生きることもできない
部屋の窓から夕日を眺めてた
全てが溶けていくようだった
気持ち悪い
でも何故か惹かれた
柔らかな風が窓から流れ込んできて
気持ち良くなってきた
何かが変わる気がした
部屋には俺しかいない
本を読んでる俺を
あざ笑う声が聞こえる
お前誰だ
誰もいないはずの空間に向かって
ナイフを向ける

声は消えない
人生楽しみたいのに
邪魔しないでくれ
月が照らすだけの何の変哲もない住宅街の真夜中の風景
それはどんな偉大な芸術も敵わぬ美しさ
永久に続くかのような静寂
新聞配達のバイクの音がそれを引き裂く
それはまるで壮大なオーケストラのようで ....
薄暗い部屋の中で何を思う
何故かこの空間はとても幻想的だ
世界の全てが嘘に思えてしまうくらいに
己の存在もよく分からない

全ては台本に書かれている
生きるとはそれに従うことだ
と誰かが ....
夜明け前の高速道路を猛スピードで走ってみる
これで罪を免れられたら良いのに
人は皆罪人なのです

普段からよく訪れる場所に
いつもと違う時間帯に訪れてみる
見慣れた風景の中に
新しい世界 ....
鋼鉄漢(15)
タイトル カテゴリ Point 日付
狂ってるのは俺か、神か自由詩008/11/7 15:38
エスケープ自由詩008/9/7 5:12
負け犬のカルマ自由詩008/9/6 12:14
人は結局悪魔になる運命自由詩008/6/15 22:00
ロストキャンバス自由詩108/2/11 11:32
霧の向こう自由詩207/11/5 2:06
モノは沢山有れど色彩はない自由詩107/10/25 2:05
死刑台自由詩3*07/10/24 1:35
頭の中の小さなモンスター自由詩207/10/7 5:20
パズル自由詩307/5/4 3:44
夕日と風自由詩4*07/4/13 2:26
机の下の冷笑自由詩107/4/6 18:14
夜が明ける頃に自由詩307/4/5 4:26
真実自由詩407/4/5 2:49
罪と罰自由詩407/4/4 5:32

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