心は 魔法の呼吸がなければ
読み解けないし イメージは
裸眼にうつらないから 純粋だと
目をつぶった あなたの
耳たぶを そっと噛んだ
まいばん うすく
あやまちの 傷あとを
みがいては
紙の舟に のせて
ながし つづける


関連作品→http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=9063 ....
都会の夕景を いちまい
めくると 古い柱時計が
ふるさとの 砂山に
なかば うずもれて
幸福な 夢をみていた
穴を ほじくってみる
宝のありかは深く 血を
流さずには とどかない
じぶんの言葉で じぶんを
否認できないやつは 信用しない
濡れている
そして ひょろながい
足のうえの
女の からだを
ひもといている
けふは ほんとうの
し を  かこうと
おもう いま までのは
みんな うそっぱち さ
へへへ
どんな たくらみが
わたしを 必要とするのか
無私であるならば
心から よろこんで
裏切られもしよう
あめかぜを ひきうけ
かみなりに うたれ
すべての音を
形而上に 実現して
苦悩が 立っている
テクノゴシックな パーティ会場で
はめをはずして 騒いでいる
認証キーをもらったら 母船を操縦できる
最終兵器の プログラムに
アクセスして 宇宙を滅ぼせる 
毎年、盆と正月の休みに、妻は子どもたちを連れて新潟の実家へ遊びに行く。その日から私は自炊をはじ
める。結婚以来の習慣である。それにはいくつかの理由があるが、もっとも大きな要因は私の特性を、妻
がよ ....
詩の女神ちゃんに 大晦日と元旦くらい
あなたの くだらない詩は
お休みにしましょうと 言われたので
両日 朝から酒をあびるようにのみ
さっきまで 酔いつぶれていました
ガキの たまり場で
酒をのんではいかん 煙草はやらん
けれども 未熟なものは魅力的だ
とくに夢が好きだ 全力をつくして
やぶれさる きみが好きだ
えっ そんなことで
死んだって なにも
はじまらねえぞ
って かみさまが
のたまってました


関連作品→http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=83 ....
わたしのなかの 慣用句を
洗いだして おりますが
千手千眼な かみさまに
新しい角度からみる などと
豪語したのは まちがいでした
七人の敵と戦って 今日も無事に
帰ってこられた おかげさまでと
熱燗をつげば ウチのかみさま
ぐいっと飲みほし こてんと倒れ
そのまま 眠ってしまうのである
ながく いきて
みなければ
わからない こともあるさ
かみさま おれに
ほほえみは まぶしいぜ
ほし が でている
こんや は ここで
たおれよう なんの
みかえり も なく
ゆめだけ を みて  
ほしいものは やおら
灰のように くずれる
ためらうな
どうせ後悔するのなら
手をのばせ


BGM→http://www.hi-ho.ne.jp/momose/mu_title/tan ....
きれいごとを
洗いおとして ものすごく
過剰な 現実を
お見せすることが
できるかも です
よっぱらって 詩を
かけなかった
まっさおな いいわけ
色彩論では
まっかな 嘘である
ところで きみたちは
母国語を 愛しているだろうか
もちろん わたしは
愛されているのだが
なんのお返しも できない
腰のまがったひとが
夜のとばりに 星をうえていた
しんぼうづよく ことばを
なくす過程が 大切なのです
と おしえてくれた
つい さっきまで
おかねを かぞえていた
手で
詩を かぞえてみたら
にそくさんもん だった
ハッピーエンドの
ものがたりの はじめに
もどって また おなじ
ストーリーを ひとつ
とどけてください
むかしの校門の前で
待っていてください
パン屑を
ちぎって すてながら
むかえにいく途中です
木々が 葉を
ふり落としている つつみ隠さず
冬と真向かうために ここは
きびしさを みずからもとめて
白鳥が わたってくる荒野です
敵をもたぬ者は まずしい
誰よりも わたしのことを
かんがえてくれる あなたのことを
何よりも かんがえぬいて 完膚なく
やっつけて しまいたい
寄り添いあう ところに
詩は ないのだ
という 逆説には
詩が ないのだ
という嘘には 詩もないのだ


(関連作品)
ガイダンスの話→http://po-m.com/forum/sh ....
あら どなた だったかしら
ずっと まっていたのに
ばか
いますぐ とんでいって
ひっぱたいて やるから
ふん ガキの遊びに
おつきあいするほど
ひまじん だと
思ったのか おれを
ちっ そのとおりだぜ
みつべえ(385)
タイトル カテゴリ Point 日付
そろもん(閨房の話)自由詩407/1/23 23:26
そろもん(また供養の話)自由詩507/1/20 22:29
そろもん(カレンダーの話)自由詩6+07/1/18 22:08
そろもん(クレジットの話)自由詩207/1/17 21:57
そろもん(指の話)自由詩207/1/16 23:01
そろもん(釈明の話)自由詩307/1/15 22:13
そろもん(友情の話)自由詩407/1/13 20:53
そろもん(楽聖の話)自由詩207/1/9 23:05
そろもん(新星人の話)自由詩207/1/8 9:12
そろもん(家庭の事情の話)自由詩707/1/4 20:55
そろもん(かき初めの話)自由詩207/1/2 21:33
そろもん(若者の話)自由詩1006/12/29 21:55
そろもん(また説教の話)自由詩306/12/28 23:04
そろもん(平身低頭の話)自由詩106/12/27 21:03
そろもん(晩酌の話)自由詩406/12/26 21:29
そろもん(闇の学徒の話)自由詩506/12/21 21:02
そろもん(旅人の話)自由詩1206/12/14 21:46
そろもん(バラの話)自由詩706/12/12 19:11
そろもん(耳打ちの話)自由詩506/12/10 23:27
そろもん(学術の話)自由詩306/12/7 23:32
そろもん(恐縮の話)自由詩4+06/12/5 21:21
そろもん(導師の話)自由詩806/12/2 18:30
そろもん(二束三文の話)自由詩106/12/1 21:47
そろもん(金婚式の話)自由詩506/11/29 22:02
そろもん(旧友の話)自由詩306/11/28 22:47
そろもん(サンクチュアリの話)自由詩206/11/27 19:28
そろもん(宿敵の話)自由詩406/11/24 19:20
そろもん(またガイダンスの話)自由詩206/11/22 23:41
そろもん(ヒロインの返信の話)自由詩406/11/19 20:04
そろもん(灰色ドワーフの話)自由詩606/11/18 18:52

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