折り紙
こころまでとどいた
お年玉
わすれてきた
玄関
だれかくる
空には どこにでもない 蜜柑が置かれていて
誰もおかえりとは いってないから
イドからは3kmあるいた
砂だらけの雑居ビルと
その隙間にある路地に
光が射し込んでは消え
射し込んでは消え
イドは虚ろだった
この階のボタンは押すと
カチャリとなる
頭上の雲に
....
復号された珈琲に沈み込む
メールは上空から
ミリ秒単位で届けられ
カップの中に沈み込んでいく
届けられたメールの数は
誰も数えられない
世界中のメールを砂浜にならべて
一つ一 ....
花火がみえるときは
いつだって一人だった
壁画を描いていた
私のみた花火は
私しかみていないのだから
ダイダラのうえにダイダラをのせて
最初の神は作った。作った。
走りきったはじめてのわたしの機械達
油の流れる身体のすみずみまで
その線形に織りなす世界とそこにひろが った 岩 コケ 非
....
誰かが誰かを愛するように
わたしはあなたを愛さない
あまりにも空が青いから
あなたは人を殺し
わたしは誰かを愛した
踏切虫が
手に鋏を持って
葬列へと襲いかかる
無限遠点が交わる時
私たちは一斉に羽を震わせて
踏切虫のように触覚を
様月と印月の間にかけて
一睡の中に落ちていく 歯 水
球体が内部に孕んだままの 歯 車
軋み 一睡の中に落ちていく 歯 水
球体が旋回しつつ孕んだままの 歯 車
命はない 命はない 命はない 命はな ....
白石さん。良かった良かった ^_^
神様が守ってくださったんだね
あとみんなが毎日毎日、ずっと見守っていたんだよ
ハラハラしながら、ずっと見てたんだよ
本当にどうなるかと思ったけど
....
私は自由でありたい。
自由である事は目的が一つではないことである。私たちの意志は統率されない。
自由である事は目的が一つに成らない自由である。私たちは協力しない。
私は何かに属さない。
私 ....
かみさ まのき をひこ うと あらゆる ち きり
ひこうきがいつき うと とびだっ た きり
みず きり ひきかえに ふめい きり
ひきかえに みず か ....
ちっちゃな 魂さんへ
ある日 もう一度 お母さんが見たいと思った
それはわたしだった?
わらって ついてくるのは
可愛い 犬です
もう一度 もう一度
わらって
ついてくる
....
わたしがあなたのもとで
単独でありつづけるなら
わたしは決して親族関係に
収束されはしない
絶対ではないものが
みな
賛美歌を歌っている
浄土へ
浄土へ
私は決してあなた ....
ど う し て 生 き な い の だ
な ぜ わ た し た ち は
な に も な い か ら な の か
砂 で 在 る の か
砂 で あ る な ら
僅 か で も 砂 ....
幸福に生きる事が
祝福であるなら
孤独であっても構わない
幸福に生きる事が
この世界そのものであるなら
私たちは等しく孤独である
砂は いった
ぼくは 砂に
のまれた
節の 娘
射し込んでは 突き刺さるだけの
眼球 に
一つに
一つに
一つに
一つに
一つに
一つに 砂が紛れて いった
....
プラグマ 全体として
継承した 水が
頭から痛い痛い水が流れてくる
天から流れてくる
世界は生まれる前にあったのか。
閉じられる扉をこじ開ける。
別の窓から別々の窓から侵入する変形した空の扉から生まれる世界のあとからあとから
統計的な因果の編み目があまれて
カップだけが知っている)-(硝子のテーブルに置かれた
輪廻の網をこえたの」
「朝 僕は(揺れたのはおまえか
[太陽が影だけ来ていた
死んだ」
煙草 ....
花の咲く日に
その花の名を忘れた
下校途中に
わたしたちの放たれた
はっきりと記憶する)
ぼやけた影のように
無数に咲く花の名を
因果が 眼鏡をかけた男の統計的手段によって
幾何学的なネットワーク構造に編まれている
秩序だって組立てられたものも
カオスも情緒も彼にはいらなかった。
不合理と不可解
つまり必要なの ....
ちゃんとお葬式はすませた?
そう だって もう死んだんだよ
死んだんだ
だからお葬式
望遠鏡買ってもらえたの?
月を
見ていた
はじめて知った
夜って宇宙だ ....
海で眠っていれば
起こされるんだよ
水平線が
空にあるのは
海が
銀河に流れていくから
船の上で
そう思ったとき
ぼくは
信号機の音を
聞いた
Objectの先端を
愛していた
だれ\よりも好きだったと
思えたものは
本当だろうか?
Objectの窓には
硝子色をした
カーテンが
硝子色の
空を映している ....
奥行きがあるとはなんだろう
そこには私の視点ある
見えない眼球を通して
目が覚めたら3億年が過ぎていた
生まれたことを思い出せば
何が時間であるのかはわからない
向こう側に扉が ....
noteにたまらない
心は身体と一緒だから
無数の収束点に
落ちていくだけの
小鳥達
羽はもう身体と一緒だから
混濁した向日葵の裂いた黄色い舌
無数の小さな
子供達
....
かなしみでなけるといいな
このままずっと
さいごにわらわないで
みんなにさよならなんて
いわないから
乾杯してはしった
はしった
このことを
おもいださないで
どうか
....
仏像を掘り続けて何が起きたか。何も起きなかった。
全くの無意味。そして無意味でなく。それで無意味だとしたら。
まるで空みたいだ。
乾いたように笑う。空みたいに。
それでいいんだと笑う。空み ....
水滴がバスタブで凍る
湯が流れている雨でなく雪だから
ガスが家全体から吹き出して雲を作り
水滴 がバスタブ で凍り付くので
煙の中で雨が降っている みえないくらい 明るい
光が 窓全体から ....
「ぼくら「ぼくらの空」を見て」空を見て」
真空にぽっかりと浮かぶ月はなぜ吸い取られないのか
「ここにはいない「「
」それはもう終わった
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