二〇一四年八月一日 「蜜の流れる青年たち」

 屋敷のなかを蜜の流れる青年たちが立っていて、ぼくが通ると笑いかけてくる。頭のうえから蜜がしたたっていて、手に持ったガラスの器に蜜がたまっていて、ぼく ....
二〇一四年七月一日 「マクドナルド」

 けさ、近所の西大路五条のマクドナルドのカウンター席で、かわいいなと思った男の子に、ぼくの名前と携帯の電話番号を書いた紙を手渡したら、大きく目を見開かれてし ....
二〇一四年六月一日 「偶然」

 あさ、仕事に行くために駅に向かう途中、目の隅で、何か動くものがあった。歩く速さを落として目をやると、飲食店の店先で、電信柱の横に廃棄されたゴミ袋の、結ばれていたは ....
田中宏輔(243)
タイトル カテゴリ Point 日付
詩の日めくり 二〇一四年八月一日─三十一日自由詩15*20/11/23 21:36
詩の日めくり 二〇一四年七月一日─三十一日自由詩12*20/11/18 15:22
詩の日めくり 二〇一四年六月一日─三十一日自由詩14*20/11/11 14:55

Home 戻る 最新へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 
0.08sec.