二〇一六年三月一日 「ブロッコリー」


いま、阪急西院駅の前のビルに自転車をとめたら
めっちゃタイプの男の子が近づいてきて
わ~
さいきん、ぼく、めっちゃ、もてるわ~
ってなこと ....
二〇一六年二月一日 「アルファベットの形しかないんかいな、笑。」


 何日かまえに、FBフレンドの映像を見て、いつも画像で、ストップ画像だから、ああ、素朴な感じでいいなあと思っていたら、映像で ....
二〇一六年一月一日 「20世紀アメリカ短篇選」


『20世紀アメリカ短篇選』は、むかし上下巻読んだんだった。でも、ひとつも憶えていない。きのう、スピンラッドの短篇集だと思っていた『星々からの歌 ....
二〇一五年十三月一日 「芸術は自己表現はない」


 自己の表現と、自己表現は違う。2015年9月29日のメモ「いまだに芸術を自己表現だと思っている連中がいる。きょう、職場で哲学の先生たちがお話 ....
二〇一五年十二月一日 「毛布」


 きのうのうちに終えるべき仕事をいま終えて、これからイーオンに毛布を買いに行く。クローゼットに毛布が1枚もないのだ。捨ててしまったらしい。これまた記憶にないの ....
二〇一五年十一月一日 「海に戻る。」


 ぼくはまだ体験したことがないのだけれど、おそろしい体験だと思うことがある。自分がどの時間にも存在せず、どの場所にも存在せず、どの出来事とも関わりがない ....
二〇一五年十月一日 「℃℃℃。」


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二〇一五年九月一日 「明日」


 ドボンッて音がして、つづけて、ドボンッドボンッって音がしたので振り返ったら、さっきまでたくさんいた明日たちが、プールの水のなかにつぎつぎと滑り落ちていくのが見 ....
二〇一五年八月一日 「恋」


 恋については、それが間抜けな誤解から生じたものでも、「うつくしい誤解からはじまったのだ。」と言うべきである。


二〇一五年八月二日 「ディーズ・アイズ。 ....
二〇一五年七月一日 「I made it。」



かるい
ステップで
歩こう


かるい
ステップで
歩くんだ

もう参考書なんか
いらない

問題集も
捨てて ....
二〇一五年六月一日 「こころに明かりが灯る」


 以前、付き合ってた子が遊びにきてくれて、二人でDVD見たり、音楽聴いたりしてた。世界いち、かわいい顔だと、きょうも言った。「きっと、一週間 ....
二〇一五年五月一日 「HとI」


 アルファベットの順番に感心する。Hの横にIがあるのだ。90度回転させただけじゃないか。エッチの横に愛があるとも読める。もちろん、Iの横にHがあるとも、愛の横 ....
二〇一五年四月一日 「少年はハーモニカの音が好きだと言った。」

 これは、『ゲイ・ポエムズ』に収録した『陽の埋葬』の一つに書いた少年の言葉だった。ぼくがまだ20代だったころの話だ。なんで思い出し ....
二〇一五年三月一日 「へしこ」


 日知庵で、大谷良太くんと飲みながらくっちゃべりしてた。くっちゃべりながら飲んでたのかな。ケルアック、サルトル、カミュの話とかしてた。へしこ、初体験だった。大 ....
二〇一五年二月一日 「樵」

 30年ほどむかし、毎週土曜の深夜に、京大関係の勉強会かな、京大の寮をカフェにしていて、関西のゲイやレズビアンの文学者や芸術家が集まって、楽しく時間を過ごしていたこと ....
二〇一五年一月一日 「初夢はどっち?」


 ようやく解放された。わかい、ふつう体型の霊が、ぼくの横にいたのだ。おもしろいから、ぼくのチンポコさわって、というと、ほんとにさわってきたので、びっく ....
二〇一四年十三月一日 「宝塚」 


18、9のとき
ひとりで見に行ってた
目のグリーンの子供と母親
外国人だった
子供は12、3歳かな
きれいな髪の男の子だった
母親は栗色の髪の毛 ....
二〇一四年十二月一日 「イエス・キリストの磔刑」

 イエス・キリストが磔にされるために、四条河原町の交番所のところを、自分が磔にされる十字架を背負いながら歩かせられていた。それほど多くの民衆が見 ....
二〇一四年十一月一日 「She’s Gone。」

風水って、よう考えてあるえ。
そなの?
東西南北すべてに地上があって宇宙があるのよ。
東に赤いもんを置くのは、あれは、お日さんがあが ....
二〇一四年十月一日 「ネクラーソフ『だれにロシアは住みよいか』大原恒一訳」

血糖値が高くて
ブタのように太ったぼくは
運動しなきゃならない。
それで
自転車に乗って
遠くのブックオ ....
二〇一四年九月一日 「変身前夜」

 グレゴール・ザムザは、なるべく音がしないようにして鍵を回すと、ドアのノブに手をかけてそっと開き、そっと閉めて、これまた、なるべく音がしないようにして鍵をかけた ....
二〇一四年八月一日 「蜜の流れる青年たち」

 屋敷のなかを蜜の流れる青年たちが立っていて、ぼくが通ると笑いかけてくる。頭のうえから蜜がしたたっていて、手に持ったガラスの器に蜜がたまっていて、ぼく ....
二〇一四年七月一日 「マクドナルド」

 けさ、近所の西大路五条のマクドナルドのカウンター席で、かわいいなと思った男の子に、ぼくの名前と携帯の電話番号を書いた紙を手渡したら、大きく目を見開かれてし ....
二〇一四年六月一日 「偶然」

 あさ、仕事に行くために駅に向かう途中、目の隅で、何か動くものがあった。歩く速さを落として目をやると、飲食店の店先で、電信柱の横に廃棄されたゴミ袋の、結ばれていたは ....
田中宏輔(234)
タイトル カテゴリ Point 日付
詩の日めくり 二〇一六年三月一日─三十一日自由詩14*21/4/24 1:21
詩の日めくり 二〇一六年二月一日─三十一日自由詩13*21/4/17 0:08
詩の日めくり 二〇一六年一月一日─三十一日自由詩14*21/4/10 11:04
詩の日めくり 二〇一五年十三月一日─三十一日自由詩15*21/4/3 2:48
詩の日めくり 二〇一五年十二月一日─三十一日自由詩13+*21/3/27 0:21
詩の日めくり 二〇一五年十一月一日─三十一日自由詩15+*21/3/19 1:32
詩の日めくり 二〇一五年十月一日─三十一日自由詩14*21/3/12 0:08
詩の日めくり 二〇一五年九月一日─三十一日自由詩14*21/3/6 10:50
詩の日めくり 二〇一五年八月一日─三十一日自由詩13*21/2/27 5:34
詩の日めくり 二〇一五年七月一日─三十一日自由詩16*21/2/20 14:17
詩の日めくり 二〇一五年六月一日─三十一日自由詩17+*21/2/13 23:08
詩の日めくり 二〇一五年五月一日─三十一日自由詩16*21/2/7 1:08
詩の日めくり 二〇一五年四月一日─三十一日自由詩17*21/1/31 23:17
詩の日めくり 二〇一五年三月一日─三十一日自由詩13*21/1/24 14:00
詩の日めくり 二〇一五年二月一日─三十一日自由詩13*21/1/17 20:56
詩の日めくり 二〇一五年一月一日─三十一日自由詩14*21/1/11 21:04
詩の日めくり 二〇一四年十三月一日─三十一日自由詩11*21/1/3 17:32
詩の日めくり 二〇一四年十二月一日─三十一日自由詩12*20/12/27 21:06
詩の日めくり 二〇一四年十一月一日─三十一日自由詩10*20/12/9 19:13
詩の日めくり 二〇一四年十月一日─三十一日自由詩11*20/12/5 8:23
詩の日めくり 二〇一四年九月一日─三十一日自由詩12*20/11/29 21:00
詩の日めくり 二〇一四年八月一日─三十一日自由詩15*20/11/23 21:36
詩の日めくり 二〇一四年七月一日─三十一日自由詩12*20/11/18 15:22
詩の日めくり 二〇一四年六月一日─三十一日自由詩14*20/11/11 14:55

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