舞台と客席
一つになればと君が

僕の舞台の客席に君
その頃 となり街
君の舞台の客席に僕

一つの時間で束ねてやれば
地球ができる
メビウス

すりへるたばこ
うかぶ街の灯
色めく大気に
後ろ髪を引かれ


ピース

電柱 アパート コンビニ 自転車
全てに顔を向けたまま
吸い付けるようにして後ずさる
全 ....
あらゆるものは
輪郭を失い
霧のように立ちこめる
私は私の中になく
外にもない
街は街の中になく
外にもない
私は街の中になく
外にもない
街は私の中になく
外にもない
むきだし ....
もも肉

醤油

ブラックペッパー
ガーリックパウダー
ごま油

小麦粉
片栗粉

ジュワジュワと
音をたてながら
引きあげられて
2,3分
厨房の隅 ....
トンネルが散らばっている
僕の私のIの나のjeの…
包丁がすっぱり入れられる
その離れ離れの切り口
一断ちごと地球に見える
じっと海中を見つめ
掴み上げるその指先から
海があふれ
魚が泳いでいく

じっと海中を見つめ
掴みかかるその魚の輪郭に
無数の影が拡がる
走っていく
指先が輪郭に触れ ....
足を踏み出すごとに
太陽がとじこめて
スクリーンにうかびあがる今
流れていくコマのスピード
地平線の真ん中
守られて
あの日
今宵の月を
背にうけて
一歩 一歩
鋭い目つきで
一歩 一歩
ぼんやり背中を
一歩 一歩
一歩 一歩
あかりはいつしか集結し
左胸一点を打ち抜いた
こぼれるあかりは
反 ....
ぱーちゃん(8)
タイトル カテゴリ Point 日付
束の間自由詩022/6/17 12:45
触れて自由詩022/6/10 2:41
記憶自由詩222/6/7 1:47
からあげ自由詩020/5/19 2:34
みじん切り自由詩120/4/18 11:22
自由詩3*20/4/2 2:03
自由詩020/1/5 22:23
今宵の月自由詩019/12/3 16:26

Home
0.07sec.