何も言わない方法を探す

嘘を言うほど
本音だけを聞き取られていたようだ

彼は人が本心を語るという幻想を持たない


言葉には本心という前提がない?
なぜなら本心は常に言葉を介さな ....
テンドロイの音を聴く


……………………………。


まだ聴こえてる


……………………………。


鼓膜が音のネガを見つめてる


………………………………。

 ....
甘い鎮痛剤が内側を

流れる音を確認し合う

肌は仄暗い光で隠れ

生ぬるい海の感覚と

月の体温のやさしさに導かれ

高揚がお腹のあたりから立昇ると

記憶はもやのようにおぼ ....
長い陣痛から産まれた
奇形の言葉たち
これは

鈍色の羅列
亜麻色のロマンス
可憐な夢夢
愛おしい白痴

醜さを仕事にする詩は
まるで人間のよう

はてどう説明しよう
だれも ....
妖精の産卵は瞬きしてる間に済んじゃうから

スミレ

青い花の

雨が産毛を撫でたら

水滴はダイアモンドのよう

文脈はこわいんだ

心象のアルペジオ
国がとろけた水を彼は飲みこみ

血は水飴のようで流れにくい

頭洗わず

歌すら歌わず

必要以上に子供なこの子供を

陰鬱な天国に住まわそうと

頭痛持ちのこの国で

な ....
いずれすべての意味をもつ言葉たちの

裸の音色だけが残された


それらは内的な音楽を望みはじめ

やがて宇宙へ帰る支度する


見えない火花を忘れずに

声出す子の顔見過ごし ....
やぶうちあい(7)
タイトル カテゴリ Point 日付
_自由詩214/12/14 2:24
旋律自由詩014/12/4 0:01
_自由詩014/11/28 16:00
自由詩214/11/27 9:03
心象のアルペジオ自由詩314/11/25 19:31
_自由詩014/11/24 9:45
翻訳自由詩214/11/23 9:37

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