滴が一つ落ちる度

 絶えていく生命の連鎖

 満たされることは

 枯れゆくことで

 守ることは

 壊すである


 距離と時間を思い

 廻る人の象徴

 ....
 表に浮かぶ

 都合を飾る記憶と

 その背景に

 無駄と消える記憶


 絵の具は明度を失い

 乾いた自画像を描く

 
 この手にあると

 高く

 高 ....
 暁に咲く桜の花は

 枯れることなく

 立ち尽くし

 次の春を待っている

 願うこともなく

 ただ今だけを見て


 空に舞った花びらは

 堕ちることなく
 ....
BuGACiD(3)
タイトル カテゴリ Point 日付
水の音自由詩014/6/9 22:11
鏡の人自由詩114/6/6 2:56
藍桜自由詩014/6/6 2:44

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