人殺しの夜に
天使が降ってくる





(141204)
冬の鋭い空気に皮膚が擦れる
首の下をすり抜けていく冷たさ
固くなる指の関節
N市に雪は積もらない

部屋の奥の奥まで今朝は
白い日差しがのびていた

たやすく鎖せる六畳間では
ひ ....
夢がいつまでも完璧なのは
本当の自分がどこかにいると
そんな不幸なことを
ずっと信仰しているから

きれいな言葉で
底から見下すのは
気持ちがよかったよ

ひとりで生きていると
 ....
きみから貰ったピアスを
飾らないといけない
20年後も眺めていたいから
それがかなしい



きみはきみの重ねた日々を
だれかにあげることはできない
きみの苦痛を
ひとに与えることはできない
つらくて寒くてさびしい朝のこと
きみだけが知っている

ひとりで知らない街に潜り ....
あの子の景色はひかる星
止まない瞬き
まっすぐにのびるゆたかなゆめ
祝福されてよ
きらきらしい季節に
ずっとわらっていてよ
わたしを棄ててよ




(140520)
むかしよく不安になってた
ささいなこと
教室のまんなかで
ノートになみだをこぼしたこと
真夜中のベッドで
胸がどきどきしたこと

冴えた冬の朝の空気
放課後の図書館
橋の上の ....
(7)
タイトル カテゴリ Point 日付
bless my suicide自由詩115/1/28 20:23
学生自由詩114/11/17 17:39
sanctuary自由詩114/11/10 21:21
22の思い出自由詩014/11/5 19:29
自由詩114/10/6 18:05
Y自由詩214/7/12 22:03
あしたのこと自由詩314/7/3 20:06

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