一年前の今日
突然私の前に立って
[私、彼のことが恋しくて、恋しくて]と
宣言していきました
何を言ってるの
だからどうしたのと 心の中でつぶやく私を
置き去りにし ....
君の残り香 追いかけて
さまよう鼻に とまどいを覚え
君の足音 追いかけて
さまよう耳に ねぎらいを与え
君の視線 追いかけて
さまよう瞳に 嫉妬をなぞらえ
君の言 ....
長いまつ毛 切れ長の目じり
吸い込まれそうな 笑窪
でも あなたの横に座りたい
膝の上に手を置いて見つめられると
言葉が見つからないの
でも あなたの横に座りたい
....
向き合って
真正面から向き合って
目に映る 私の目は泣いている
向き合って 歩いてきた街路と
通り過ぎて行く 彼の視線と
向き合って
真正面から向き合って
心 ....
ちょっと 影の薄い黄色
見ていると なぜか落ち着く黄色
油断すると 黄色でなくなるようで
ほっておけない
黄色の上から 黄色で上塗り
香りも 包んでしまい
レモンで ....
乾いた空気の部屋に コン コンと響く
胸騒ぎと同時に 時計を見る
ノックの音が響く時間ではない
外の気配も 空気の振動も感じられない
乾いた心の ゆらめきと 空気の揺れが
....
この道を歩いて行く事 恐れないで
知ることを恐れないで
伝えることを恐れないで
聞くことを恐れないで
立ち止まることを恐れないで
一人になることを恐れないで
自分の ....
枝葉を揺らす風音が 湿り気を帯びて
雨粒が砕かれ 窓の音色を作りだす
こんな夜は 感傷に浸りたい
暗闇を見つめるまなざしが
360度 見通せるような錯覚と
見えていること ....
駅への近道
公園を横切ると 目に留まる
散歩道の脇にベンチがある
憩いの場であり ホッ とする空間がある
勤務中の サラリーマンが ホッ・・・
犬に連れられた 散歩中の人 ....
夢中で追いかける姿が かわいくて
手を振って スピードを上げてしまう
いつのまにか 意地悪をしている 自分がいる
初恋の相手に 意地悪をした記憶がよみがえる
意地悪でしか 愛情 ....
僕の手で 頬杖をする君の頬
そのぬくもりが いとおしく
僕の目を 少し横から眺めてる
そのまなじりが いとおしく
僕の鼻 君のにおいを嗅ぎわける
その芳香が いとおしく
....
どうしたいんだ
雲になりたい
何をしたいんだ
告白したい
楽になりたいんだ
言葉を吐き出して 自分だけ楽になりたい
答えがでないんだ
三次元から飛び出して
....
裏切られたと思う人
裏切ったと思われている人
裏切られる
自己嫌悪と 答えの出ない ナゼの疑問
裏切る人に 自覚症状がない
かみ合わない 感情のもつれ
通り過ぎてい ....
風が吹く
風が通る
風が鳴る
風を呼ぶ
夏の日に 風を感じる
待ち遠しい あなたの言葉と 風の音
風に乗り
風に跨り
いつまでも 風の言葉を 待ちつづ ....
緑の大地を二つに割る
空へと続く一本の道
芽生えた命が 時を知らせる
大地の空に雲の山々
恵みの雨を 雷と供に地に落とす
緑が深緑となり 時を知らせる
夕陽のオレン ....
始める事が大切
初めてみなければ 何もわからない
愛してみる事が大切
愛してみなければ わからない
愛されることもない
ランドセルを背中にかかえた小学生
道路の端で泣いている
「どうしたの?」
(大好きなアニメの消しゴム
側溝に落とした)
消しゴム1つに我を忘れて泣きじゃくる
今一 ....
パソコンが壊れた
現代詩投稿中に 画面が真っ暗
そのまま ダウン
電源ボタンを 何度押しても
以前から 不調だったのだ
何も言えない パソコン
ネコも イヌも 何も ....
普通列車
快速でもなく 特急でもない
各駅に何事もなく 線路を走る
普通に生きる
自然に 当たり前に過ぎて行く時間の経過が
何とありがたいことだろう
普通に生きている感 ....
ピッ ピッ ピーーーーーー
耳障りな 目覚まし音から一日が始まる
人の数だけは 多いが
空虚な空間の電車に飛び乗り
見慣れた門をくぐる
走ってきた 突っ走ってきた
....
好きだから にくらしい
好きだから ケンカ越し
好きだから 言葉が出ない
好きだから ヤキモチ
好きだから 廻りが見えない
好きだから 好きだから 好きだから
好き ....
芝生の広い公園を歩いて
廻りには なにもない 誰もいない
影が横を通り過ぎる
空一面 真っ青の空間に
真っ白な 小さな雲
宇宙からの便り 風に導かれ 流れていく
気 ....
そばにいるのに 手の届かない人
言葉を交わしても 手の届かない人
明るい笑顔を向けてくれても
手の届かない人
自分のことが 大切な人
手を 伸ばす勇気のない人
手を ....
自分の名前を呼ばれた時
ハイのメロディーを奏でるでしょう
気になる彼女から呼ばれたら
思わず声が上ずってしまうでしょう
きびしい上司からだったら
トーンが下がるのは当たり ....
歩いていく道に 道しるべがある
上り坂 下り坂 暗いトンネル
歩いていく道に 岐路がある
道しるべは 自分でつける
自分だけの道しるべ
一人 一人に その人だけの道しるべ ....
白い球のような雪が舞い
白い波しぶきが ただようなか
黒い魚影が走る
走ることをやめられない やめさせない
津軽海峡の流れ
凪ぎの海と 快晴の空のもとで
カモメが空 ....
大切な事
大切な人
大切な時間
大切なあなた
一番大切な事は
あなたに 大切と想われる事
駆け抜ける 物体 X
白くも見えるが 茶色にも見える
毛むくじゃらで シッポがある
道路を横断するのに
一時停止も 左右確認も 信号も無視する
己の運にまかせている
....
小学校の運動会を前にして
白いハイソックスを 母にねだった
白の靴下を 履くことに違和感を
感じたのはいつからだろう
アルバムを覗いてみると
慣れないスーツを着こんで すました顔 ....
水平線から届く 光のプリズム
波間を跳ねる 飛び魚の反射光
西風が連れてくる 寒気の 青
帆船が放つ 白の眩しさ
東の太陽に寄り添う 暖気の 黄
イルカが 跳ねる 水しぶ ....
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