生きていることに疑問を持つことはない
当然のこと 当たり前のことだから
悩み 苦しみ もがき続け
欲望が際限なく沸き起こる
生きることに能力を使い果たせば
....
夜空に恋をして
何光年も前に放たれた
消滅した星の光に恋をして
占い師の心に浮かぶ物語
あなたはシンデレラの星を持つ
王子様は流れ星に乗り現れる
....
思い出せないことがある
長い年月生命活動を続けると
人それぞれ記憶容量は決まっている
機械と同じ
いっぱいになるともう書き込めない
忘れているのではない
....
公園を散歩してる時
電車の席で
映画館の座席で
その人はいつも右側にいました
レモンの香りを漂わせ
右腕に想いをこめて
引き寄せる腕力を示せたら
....
車の走る音も消え去る夜
終わりのないテレビは
コマーシャルが流れ続ける
今は砂の嵐がやってくることもなく
平べったい音が妙に落ち着く
明日のことを考える ....
ギュッとしたい時は突然訪れる
どこにあるのかわからない心の中で
暗闇の中でも
太陽光線の嵐の中でも
心に受けた衝撃で震えだす
考える合理的な脳を揺さぶり
....
通りすがりのあの人の
後ろ姿になに思う
通りすがりのあの人に
恋してしまう今日もある
通りすがりのあの人のこと
想像するのは
通りすがりのあの人の ....
トイレの中であれこれと
考え事などしている時でした
蜘蛛が目の前にスースルリと
下降してきたのでした
名前も解らない小さな おとなしそうな蜘蛛でした
息を ....
意思のない言葉が飛び交う中で
自分の発した言葉をかみしめる
交差点も曲がれない
直進すら迷ってしまう
手から離れた風船のように
行き先のない言葉がさまよ ....
風に打たれる窓ガラスが泣いている
君の心にも風は吹いていたんだね
刺すような冷たい風が
感じられなかった
いや 感じようとしなかった
嵐の中で苦しむことか ....
教室で見ていた後ろ姿に
胸騒ぎに襲われていた
あのころ あの人に
バスを待つ僅かな時間にも
足音に心が揺れた
季節は入れ替わり
出会いの春 別れの ....
忘れること
それは大切なこと
生きていく上での精神安定剤
また同じ話してる
覚えてないの
許してあげよう
身に覚えがあるはずだから
定辺かける高さ割る2の世界で
直角三角形90度の硬さ
二等辺三角形底辺の落ち着き
正三角形平等に
それぞれの世界の中で
感じることを大切に
夏休みジャガーさんに会いたくなり
新幹線で大阪に向かった
テレビに映る姿 行動を見て
なんか他の肉食獣とは違う感じ
獲物に飛びかかる凶暴なネコ
ジャガーさ ....
探しても見つからない
いつも笑顔で明るい姿
むりしてない?
いいところ
受け取る側で違うけど
本当の姿
誰にもわからない
自分にもわか ....
はにかむ瞳がかわいいね
待ち合わせは10分前の定刻通り
サラサラヘアーが通りの風に揺られてる
動物園までの僅かな時間
手を差し出した私を睨む
先に手を出し ....
生を受け生きている奇跡の中で
この地球という存在の奇跡の中で
知りたいという欲望は尽きることがない
光の速度で広がり続ける奇跡の空間の中で
目に映るもの
....
駅へと続く道
朝は通勤通学のみなさんが
昼には食事 買い物 外廻りのみなさんが
夕方にはお買い物のみなさんが
夜にはお酒
自分の想いを話したい
聞 ....
恋してる 本当に
迷ってる 今直ぐに
推し量る 気長に
夢見てる 朝に
気づいてる 夜に
涙する
階段で躓くだけで喜んでくれる
小石を放り投げるだけで喜んでくれる
猫が横切るでけで喜んでくれる
眼鏡を持ちあげるだけで喜んでくれる
橋の端を渡るだけで喜んでくれる ....
がむしゃらにペダルを踏み続けていた
自由な時間は有り余る程持っていた
それでも走っていた
お尻浮かせて体も前後に揺らしていた
今よりも確実に一日は長く感じていた
....
暗闇の訪れと共に
消えてゆくカラー
木々の緑
空の青
雑多に広がる街並みのカラー
街路を行き交う人々のカラーも
モノトーンに映る時
君の ....
くつを洗う
何も考えたくない時
くつを洗う
冷たい水
タワシの感触が
トゲトゲの胸の内を鎮める
泡に埋まる真っ白だったスニーカー
太陽の光を浴 ....
降り積もる白い花びら
迷いながら悩みながら走り抜いた大地も
真っ白に塗り替えてしまう
凛とした空気が降りてくる瞬間に
迷わず一歩を踏み出す
....
さりげなく通り過ぎていくような
思い込み 勘違い
誤った情報が
暗闇の中に引きずり込んでいく
抜け出そうとしても
一度書き込まれたメモリーを書き換えること ....
東京ターミナル駅
中央通路は人の川
流れに逆らい行くには
大きいエネルギーが必要になる
マグロもカツオも海流には逆らわない
時には流れにあがなってみたい
....
聞き覚えのあるメロディー
削除できなった電話番号
ワンタップで削除まで
なんの迷いもなく操作していたのに
できなかった
未練ではない
もしかしたら ....
午後がすきです
土曜日の午後が好きです
明日は日曜日と思うと余裕ができるから
季節が変わっていくように
土曜の午後は自分次第です
時間の流れを思うままに ....
あたりまえのように目覚め
あたりまえのように顔を洗い
鏡に映る自分の顔に
あたりまえのように納得する
目覚めたらどこかの駅のベンチだった
トイレに飛び込ん ....
桜が散ります
恋も散ります
悲しまないでください
桜は厳しい冬を超えて
必ず戻って来てくれます
恋もまた突然に現れます
でも気を付けて下さい
....
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