なにも考えることがなく

 時の流れの中で眠りに就ける

 幸せなことです

 昼間の出来事を引きずっている

 体に巻き付いたおもりはお

 時の経過と共に重くなり

 ....
 ちょっとはにかむおじいさん

 となりに笑顔のおばあさん

 上を見つめてすまし顔はお姉さん

 二日酔いですか
 
 苦虫顔はお父さん

 横ではさらにニガニガ顔のお母さん ....
 冷たい季節がやってきた

 顔を洗う水が冷たいな

 ワイシャツに袖を通すと冷たいな

 腕時計を手にすると冷たいな

 さらに冷たいのは

 君の視線

 そんなに冷や ....
 北風が頬をなでて行くこの季節

 涙が止まらない

 今までの自分を振り切って歩んできた道

 風の便りを確かめたくて

 引き出しの下に眠っていた

 古ぼけた便箋に記した ....
 今日家を出たら
 
 最初の信号が青の確率は

 今日最初に出会う猫が

 三毛猫の確率は

 記憶を無くすような確率は

 この地球が存在している確率

 そして今自分 ....
 人の幸運 不運は

 右か左で決まってしまうのか

 右に行きたくても行けない

 左には行きたく無いのに

 行かざるを得ない岐路がある

 想う通りに進みたい

 運 ....
 声を聞くだけでも

 眼差しを感じるだけでも

 後ろ姿を見るだけでも

 落ちる時は落ちてしまう

 制御不能の動揺が

 かけがえのないものと気づければ

 正面から ....
 優しく髪をなでてくれる右腕が

 ハンドルを握る右腕が

 横断歩道引いてくれる右腕が

 目の前の蜘蛛を掴んで逃がしてあげる右腕が

 ぶら下がれる右腕が
 
 欲しい
 ....
 こんなことも出来ない自分が

 こんなことが何なのか

 解る筈もなく

 受け入れられない自分が

 受け入れる隙間もない今

 抱えられる筈もなく

 不満を抱えた心 ....
 隠れているものが有ります

 捜さないでください

 笑いの言葉が

 感情の渦のなかに吸い込まれ

 行き場を失い迷います

 助け出してください

 悲劇のはじまりを ....
 開いてみませんか

 目の前のドア

 開かないままで

 ドキドキしたいのですか

 確かめます

 自分の居場所

 カギどこですか


 
 聞かなくてもいいなら

 知らないほうがいい

 言わなくてもいいなら

 伝えないほうがいい

 真実という存在は

 扱いづらい魔物のようなもの

 押し寄せる大波に ....
 別れを辿ると想いだします

 運命のようにやってくるさようなら

 スローテンポで囁いて

 動き出した足音を追いかけてはいけません

 雷のように落ちてくる出会いの喜び

 ....
 朝から電話が鳴りやまない

 短時間で切るには

 黙って聞き手に徹するしかない

 ハイ ハイ 以外言葉を忘れそうになる

 自分と違う意見を耳にするのが

 これほど忍耐 ....
 メモリーされた些細な記憶が

 ハートに小さな振動を引き起こす

 耳を傾けてしまう優しそうな声

 目で追いかけてしまう笑顔

 レモングラスの香りでノックダウン

 小さ ....
 人と人との意思疎通

 向かい会って言葉を交わしていた時代から

 離れていれば郵便手紙

 電話にて感情を推し量りながら

 時が流れて電子メールとなり

 ラインへと簡素 ....
 靴を脱いだ時

 紐を解いてみた

 靴ひもは結んだままだった

 靴ベラで無理やり履いて

 踵を押さえて無理やり脱いで

 足を守ってくれる大切な靴

 ストレスをか ....
 
 多くの人達が

 自分の行き先を考える春の夜長

 決断の日を振り返り

 期待と希望と後悔を混ぜ合わせ

 一気に飲み干す春の夜長

 もう想いを乗せる列車は決まっている ....
 命を与えられた事

 目で見て感じて

 耳で聞い考えて

 自分の想いを伝えられる

 あなたと出会えた事

 別れの試練を受けた事

 感謝しています

 今生き ....
 自動車が行き交う道路

 一目散に駆け抜ける猫がいる

 この行為を狂気と呼ぶ前に

 自分自身の行為を振り返れば

 駆け抜ける猫の狂気が

 狂気で無いことに気づく
 
 丸い顔

 優しそうで

 素直そうで

 安心できる笑顔

 丸いボール

 たのしい遊び相手

 こちらの意思を伝えると

 素直に答えてくれる

 ラグビー ....
 居心地のいい場所を探して歩く

 散歩気分で出かけるが

 行き着くところは決まっている

 通りから外れた雑居ビルの2階

 表の看板も控えめに路地を眺めている

 階段を ....
 思い出して

 あんなにステキな笑顔

 どこに捨ててきた

 拾ってくるから教えてくれないか

 捨てさてたのは誰教えてくれないか

 消しゴム転がしたら

 僕が躓い ....
 赤いリンゴよりも

 サクサクしていると感じるから

 解ってもらえない

 丸い顔が好きで

 なんでも許してくれそうで

 解ってくれない

 そんな風に思いたいだけ ....
 ・・・・・なむ・・・きょう・・

 静かに落ち着いて聞いていると

 ところどころにしか聞き取れる言葉はないけれど

 手お合わせかみしめていると

 水のように心に体に

 ....
 探してみました

 本当に必要なもの

 生きていく上では食べ物

 次のものが浮かびません

 考えていると

 悲しくなり

 寂しくなり

 探してみました 自 ....
 手からスベッて落としたお皿

 思わず両手で耳を塞ぐ

 割れてしまう筈のお皿が割れない

 あなたとの関係が割れないのは

 気を遣っているから

 落とさない様にしているから ....
 迫りくる足音に追いつかれないように

 前だけを見て歩き続ける

 氷の中に閉じ込められた想い

 溶け出すのをいつまで待てばいい

 隕石が宇宙のかなたから飛んで来ないかな
 ....
 オレンジからブルーへ

 季節が移る気配を感じる

 春の芽生え春節の 緑

 真夏の 赤

 葉を落とし果実を育む 橙

 繰り返す為のリセット 白

 あなたへの想い ....
 
 出会いはどこからやってくる

 そびえる山のむこうから

 やさしい流れ 川岸の散歩から

 自分を隠して通信交換から

 きっかけはどうでもいい

 自分の知らなかったこ ....
佐白光(398)
タイトル カテゴリ Point 日付
入眠の神様自由詩1*21/12/4 9:24
肖像写真自由詩1*21/11/27 0:59
冷たい自由詩1*21/11/20 0:44
風の便り自由詩2*21/10/30 8:35
その確率は自由詩2*21/10/26 0:19
右か左か自由詩1*21/9/18 13:34
自由詩021/9/11 1:35
あなたの右腕が欲しい自由詩1*21/8/28 10:33
不満醸造自由詩1*21/8/21 23:04
喜劇自由詩1*21/8/7 1:44
ドア自由詩1*21/7/29 1:31
告白自由詩121/7/21 0:05
竹内まりやさん自由詩021/7/3 9:19
缶コーヒー自由詩2*21/6/13 14:01
メモリーから生まれる恋心自由詩021/6/6 1:00
テレパシー自由詩3*21/5/19 7:52
靴ひも自由詩2*21/5/15 13:06
春の夜長自由詩021/4/18 1:00
感謝しています自由詩1*21/4/9 0:44
猫の狂気自由詩1*21/3/28 0:35
丸い物自由詩021/3/22 0:48
居心地のいい場所自由詩021/2/20 2:19
笑い方を忘れた君へ自由詩021/2/15 1:25
白いリンゴが好きで自由詩021/2/13 1:48
お経の響き自由詩3*21/1/30 9:48
探してみました自由詩1*21/1/24 22:15
プラスチックの食器自由詩2*20/12/27 0:53
氷河の谷自由詩020/12/19 17:33
色で感じる自由詩2*20/12/5 12:27
ま た ね自由詩2*20/11/25 0:12

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