オペラグラスに
映る舞台の上
心と体が
触れ合うような
愛を奏でる
あなたは綺麗だ
きっと私が
踊り続けても
辿り着けない
....
涙ひとつ見せずに
歩いて来た
あなたの強さを
誇りに思えば
置いて行かないで
なんて言えなくて
握り締めた手は
まだ温かい
閉じ ....
目頭が熱く
震える夜は
ひとりで居る事に
慣れてしまった
同じ涙で一緒に
濡れたのは
あなたとの最後の
思い出だけど
この胸の中 ....
見つめ合ったり
耳元で囁く
あなたの姿を
思い出す度に
胸の奥で眠る
傷跡だけが
音も立てずに
消えてしまうのなら
あなたと ....
ゴミ箱を
ひっくり返すように
逆さまにした
お気に入りのリュック
荷物を捨てて
軽くなったけれど
思い出の写真は
心に残る
どこへ行く時も
....
守らなければ
ならない秘密は
どこへ行っても
重たいものだ
同じ毒を飲み
ひとつになった
僕等の心は
帰る場所もなく
不自由に繋がれた
日 ....
ポケットの中に
隠れたままの
握り締めた手が
勇気を出せば
きっと明日は
ピースに変わる
どこに居たって
構わないけれど
歪んだ笑顔が
君 ....
待ち合わせの場所
早めに着いた
空は快晴で
雲ひとつない
約束の時が
近付いてきて
心はドキドキ
止まらなくなる
こんな気持ちを
伝え ....
君の背中なら
目の届く場所で
優しく静かに
見ていたかった
僕の夢を乗せて
回り続ける
メリーゴーランド
縮まない距離を
愛してしまった
....
自分の為に
使える時間を
大事にしてねと
あなたが言うから
優しいコトバを
初めて聞いた
そして生まれた
迷路の入り口で
立ち尽くしたまま
....
傘を差す人が
行き交う街で
足早に散る
桜の花びらが
今年も短い
春を伝えた
雨上がりの
水溜まりに映る
ぼんやりとした
虹を渡りながら
....
サンタクロースが
迷わないように
キャンドルを灯す
静かな街で
ジングルベルが
聞こえる今夜は
あなたと同じ
夢を見ていたい
窓の外に広がる
....
地図が読めない
あなたの代わりに
窓を開けると
風に乗せた
紙ヒコーキの行方
追い駆けた日々が
ただ懐かしい
やがて訪れる
旅立ちの時を
....
時計が刻む
真面目なリズムを
心で合わせて
朝を迎えた
君の温もりが
冷めていくような
ベッドの上で
飲み干したスープは
君の笑顔に
また ....
マンホールの
深い闇の中で
心に通じる
道を探せば
私は寂しい
子供のままだ
もう一度だけ
やり直せるのなら
あの時のように
見つめた ....
国境の無い
空が続くように
皆で祈った
平和な世界
預けた体に
運命という
名前が付いたから
信じる事しか
許されなくて
何と戦って
....
思考と感情の
間で揺れる
ブランコに乗って
追い駆けた空
手を伸ばせば
届きそうな星でも
誰かが困ると
見るだけにした
夢と現実を
繋ぐト ....
あの星のように
輝ける人は
振り返らずに
歩いて来た道を
信じているから
進めるのだろう
強くなりたいと
願う心に
当ての無い夜は
....
高層ビルの屋上は
空にいちばん近い場所
上を見たり
下を向いては
迷いながら
誰かに手渡すはずの
名刺を捨てたら
何が他に残るだろう
破れるのが先か
拾われるのが先か
....
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