おもちゃの、胴体が、首と、離れて
プラスチック
の
中に
ビー玉を、詰め込んで
勝たない生き物です
勝てない生き物です
僕を、愛してくれますか?
黄色い砂が ....
ベルマークを集めています
買い物はベルマークのあるなしで決めます
これで世界中の子供たちが
鉛筆で作文を書くことができるのです
でも、この国には子供がいなくなりました
スノードームを ....
おじさん
おじさんにも 青い頃があったでしょう?
訳知り顔で ウンチク
だけど
突拍子もない頃が あったでしょう?
おばさん
おばさんにも 蕾の頃があったでしょう?
無駄を省いて ア ....
かちっ
気持ちを伝えられる
スイッチがあればいいのに
ふと気がつくと
そう思っている自分がいて
いたたまれなくなる
やっと7000グラムの大台にのった
ミルクを200ml飲め ....
何かとちったことをしても、君が笑ってくれれば
それもいいかもしれない。
初恋のときのような幼稚さはないけど、
「つながっていたい」と想えるよ。
わがままは言ってほしい。
....
空の紅い光の渦が
おまえの扉を照らしている
こちらにも向こうにも何も無い
おまえはそれを知っているのに
おまえはそれを知っていたのに
おまえの家におまえはいなかった ....
「俺、お前が危ないことになったら助けてやるから」
「うん・・・」
ボクには言えない台詞を吐くお前がうらやましかった。
後から、同じことなんて言えなかった。
だから、お前の言葉を嘘だと信じ ....
お願い、静かに
もっと、もっと静かに
マイナスの努力は困難ですか?
何も要らないが、欲しいのです
灰皿のなかでアップルパイを食べていたら
宿題を忘れたまま大人になった
たとえば
ジグソーパズルをさ
五六個買ってきてさ
縁側に放り出して
ビールを飲んでいます
ワーオ!
遊 ....
何も抱えることのない手のひらをじっと見つめたまま
少年は立ち尽くしていました
その姿がひどく淋しそうに見えました
ただ、手のひらを見つめていました
少年は手のひらを見ていただけでした
友 ....
静かな海の音を聞いていた
映写機のカスカな響きの合間に
革命前夜とはかくも
激しく静かであろうか
(わたしは波の大きさを知らない)
(わたしの足音はもう響かない)
おびただしい ....
コンビニで漫画を買うことは
つまりは
すでに誰かに使われたコインを廻すことと同じではなく
テーブルが拭かれることの無い食堂と同じである
コンビニでバイトをしている僕と
テーブルを拭くこと ....
{引用=シネマ+ネタ+短詩}
Feel
淡い肌 朧月が地面まで 降りてくる
後技
あなたの粘膜を 暗闇より引きはがす ペリペリと
眠れる…?
僕のシンデレラ ....
進めば、進むほど
緩やかに光は失われていくんだ
真綿で首を絞めるように
殺されていくんだよ。
友達は、遠く嘲笑ってた
自分で矛盾を作り出している僕を
けれど、そ ....
●物理学者との愛
彼女の名前は量子
二人の愛を確かめようとすると
何かが定められなくなる
それでも熱く統合しようとする彼女
「髪を噛んで…」
ああ 量子
僕は無我夢中で繰り込んでい ....
ある朝 目が覚めたとき
首だけの生きものになっていたとしても
いままでお前が書いてきた詩と
これからお前が書く詩のせいだ
と言われたら
絶対そのまま受け入れてしまう
そんな ....
♪♪ ♪♪ ♪♪ ♪♪
日曜日に図書館行って
西田幾多郎借りてきた
テュリャテュリャテュリャテュリャテュリャテュリャリャ
テュリャテュリャテュリャテュリャリャリャー
月曜日トイレ ....
次の問いに対する答えを、選択肢から選びなさい。
問1
愛しています
a どうもありがとうございます
b ・・・(無言で去る)
c ....
声高に何かを叫ぶ人
迫る車の音に気づかず死んだ。
今日も家でピコピコしているヒッキーの彼
疲れたお母さんに刺されて逝った。
いつもせっせとカンパしている中学生
キレて殺して塀の中へと ....
匙の上に
翠色の木々の雨を乗せ
ライターの火をつける
ノートに記された
たどたどしい少しの
日本語と冷たい風
ああそうです。彼はぼくの友達なんです。
終にそんな台詞は口にしたこと ....
彼は、空の絵を描いていた
空気の色を、探していた
捕まえようと、筆を振り回したりしながら
まだ、筆先は、毛の色のままだった
彼は、いつまでも、空の絵を描いていた
失った恋人が、空にいると ....
猛吹雪のなかを二時間ずっと
半分眠りながら歩いていると
誰かに殺されたもの達の声が
いくつもいくつも降ってくる
それらを聴いているうちに
それらに応えているうちに
....
堅いしこりをときほぐそう
溶けて 溶解してしまおう
きっと楽になれるから
昨日のあなたをときほぐそう
昨日のわたしを溶解しよう
今日のわたしはいないから
さて、今あなたは、運転する車ごと橋の欄干をぶち破って、1メートル落下し、水に浸かってしまった、
としよう、突然だけど。
怪我はない。一安心。最初、車はプカプカ浮かんでいる。
しかしすぐに浸水 ....
〜人間の脳みそは耐えきれないほどショックなことを忘れるように出来ているらしい〜
病床で
昔の恋人を思っていたら
今 好きな人の名前を呼んでいた
うなされて 私がその名を呼ぶので
家人が
....
どなたか、
空を見上げりゃ満天の星
という文章を使って、詩を書いてはいただけませんでしょうか。
まだ戻さ ないで
サイコロに手をかぶせるときのやり方を
ここから取り出すよ 守らない日には
のどから通って何かが落ちるように
小指まだ 隠すとこで
誰かが間違わないようにって思える僕たち ....
BODY ルイルイ
境目が わからない
どこまで 彼
どこから BODY
累累 BODY
温かい BODY
彼の魂は発酵して
体の外でキメラとなった?
....
74時 @ハト通信
都合のいい言葉は
いくらでも見つかった
だれもいない島
壁
ガラスでできた家
とても頑丈な入れ物を作り上げて
中 ....
てがみの やま
てがみの せいり
つらくなっちゃうね
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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