来る日も来る日も
トラブル続きの仕事 遅い家路 そして今日も なにもなかった
優しいひと
踏み出せなかった一歩の重さ 流れなかった涙の重さ
Bad times of a lifet ....
Butterfly effects (ガラスのモリーの元)
東京の雨の月曜日 ゴッサムシティーに月が上る
控訴
本日の最後の審判の判決を不服とし 直ちに…
真意
僕 : 永劫回帰 ....
つめあわせ
ふたを
あけました
最初のふたつ
かたいけどおいしい
まんなかのふたつ
見えないけどおいしい
はしっこのひとつ
わからないけどおいしい
最後の ....
黄色は救いの残像
雨がひとすじの線に見えるのも
火が一条の光に見えるのも
錯覚を愛する黄色のしわざ
疑いに 目を凝らせば
淋しい不連続に帰る
ただし それも一瞬
黒より もっと黒 ....
Lonely Hearts Club
一匹狼同士が恋をすることは ごく稀で だから絶滅危惧種
恋に陥ちるとき
美しさでも優しさでもなく 背景が薔薇の花いっぱいだったから それだけ ....
右手と左手のための協奏曲
左手がなくても誰かの右手を借りれば一緒に祈ることができる
∞ = 0
怖れる自分を怖れる その自分を怖れる自分を怖れる自分を怖れる自…
小心
....
感情ではなく観察で動くのです
見るとは何?
切りなさい
それは指ではありません
筆
まだまだゼロとイチの限りです
ここにはイコールで繋げないものが多過ぎる
だから
気付いたら打つ のが ....
イデオロギー上海サーカス
独りぼっちの革命 落下するピエロ
メッセージ
さよならの あとに 気づく
今でも好きだけど
ちょっとだけ不幸ならばいいなと 思うことがある
....
だから,どうだって言うのさ
別に,いいじゃない,さぁ
そんなこと,どっちでも
何気にしてんのよぉ
行き先を,適当にでっち上げて,
出てきた先は,事務所の近くのいつもの隠れ家で
聞い ....
●砂上の愛
「できちゃったの」
「じゃあ、愛しあってることにしよう」
おおきいにんげんの明日は
ちいさいにんげんが掌握する。
いくつかの理由で。
だからちいさいにんげんが
おおきく ....
寂しかったら、僕の名を呼んでごらん
僕に聞こえるわけないけど。
苦しかったら、助けを求めてごらん
ちょっと忙しくて行けないけど。
切なかったら、僕の胸に顔を埋めてごらん
思いっきり送り襟絞め ....
タバコを吸ってみた
最遊記に毒されて
マルボロの赤を
意気揚々と
ライターで火をつけた
つかなかった。。。
火のつけ方が分からず
タバコは封印された
今日
そのマルボ ....
歴史はよぉ,こねーな乱暴狼藉が生み出すんでにゃーでよぉ
五十六人目と,自らをそう名乗る藤吉郎が言う
泥だらけの顔で,目だけをぎらぎらと血走らせ,
長い旗指物を持ってのそりと立つ
見渡す ....
ドライもウエットも 同じにんげん
世界は
なぞるだけではっきりしてしまうから
血管に
そって、なぞるでしょ
きみのこと
わたしたちのあいだって
からんころんとか
てびょうしとか
あるいは
いえーいとか
....
はやく給料持ってこないかしら
接待だから仕方ないのさ
三日に一度四人の家族は揃って食卓を囲み
おのおの世間話を披露する
これで二日は帰ってこないわ
あの女は気が狂って ....
*
ミドリイロに輝くボクのコトバ
ケータイを使わなくたって
あの100階建てのビルの
はるか上空へのぼり
ぼろぼろと
世界中の虹を溶かしこんだ
なみだを流し泣いている
....
大陸棚の向こうで誰かが手招きしている
見慣れない服を着て、砂っぽく笑っている
傍らには、けだものがいて、何か囁いている
規則正しい波の音が
回転する灯と溶け合っていく
灯が波 ....
寒い夜のことだ。
男はコートのポケットの中でこぶしを握りガッツポーズを作った。小さく、しかし強く。自分だけの、ささやかな勝利を確認しているかのようだった。手のひらに四つの爪跡ができた。うっす ....
左目を右目にあげたのに
右目は涙を流さない
目が覚めたら一緒にごはんを食べよう
そう書いた手紙を残して
眠ったまま逝った人の声が
もう一度どこからか聞こえてくるまで ....
アスファルトはもちろん
六甲山の山並みも、ヨットハーバーも
歩道橋も、イカリスーパーも、スーパーのトレードマークの
「錨」の横に捨てられている小犬達も
スペイン土産にもらったチョコレートに混入 ....
落ち込むための手ならたくさんあるし
前を向くための手ももちろんある
後ろ見るのも前見るのもいいけど
そろそろ右見て左見てとっとと進め、自分!
1. プラス 1
足りないの、1
あたし
レンタルしたビデオだって絶対に
返すのは次の日
でしょ
生理の終わった次の日
きみが
セックスを求めたとして
まだ終わってないこと
....
私の獏はもう居なくなったみたい
悪夢を見て泣きながら目が覚めるのよ
愛されていたことが錯覚だった昔みたいに
もう抵抗さえ出来ない
獏は私の目を見ないわ
ただ決められた順序で決められた ....
『国際通り』
ここはカリビアの街
と,思われた。
老若男女全てが,
取りも直さず,
暑気と酒の泡の上に浮いている
その間を,車が駆け抜ける
夜は,いつまで続くか
喧騒は,朝を知 ....
道に生まれる影から名を受け取り
代わりに人差し指の火を手わたす
消え去らずにいる冬の手をとり
きょうからこれはあなたのものだと
受け取ったばかりの名をつぶやくと
道を灯す影たちの ....
花が咲きました
あなたに
そして
わたしに
その花びらは
透明なので
けして目で見ることは
できないけれど
こぼれる笑顔で
わかるのです
その花の
清らかさ
うつくしさ ....
家の間に間に沈む,うすら赤い月よ
発酵よ
若きオイディプスのため息よ
残光よ
名残のみとどめる冬の冷気よ
お前の移り香よ
一つの歴史となるか
二つ目の笑い話となるか
悲哀は,ただそ ....
ひとりの子が崖に腰かけ
流れ落ちる雲を見ている
左手に大きな一枚の葉を持ち
右手を降りようとはばたく鳥に差し延べる
鳥は子の手を傷つけることを迷い
崖のまわりを旋回している ....
しののめと、うおのめって似てない?
バカか
何でよ?!
んならなー、おまえ、シリカゲルとなー
うん
ティル・オイレンシュピーゲルが似てるか?
ちょっと
どこがぁ?
どっちも知ん ....
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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