かお
わろてるかお
たまごやきの ふちを
ようやけんひと
きかんしゃに
ようとびこめんあたし
だいたいは こなごな
もはや
なんもでけへんけど
あんたの洗濯だ ....
どーん
どーん
私の犬は
どーん
足も太いが
胴も太
それってあたい
どーん
どーん
もうやめます
静かな夜にいざなわれた
私はそのまま往ってもよいと思った
いざないは何度か尋ねてきたが
気付かぬ間に帰っていった
私は空ろな骨だった
呼び合うものたちの声に気付かなんだ
今夜月明か ....
〜左手〜
アナタだけが私の{ルビ内=ナカ}の一番やわらかい{ルビ部分=トコロ}に触れてくれる
....
決別、死体。あひる、
差別、死体。あひる、
いっかつ、したいの、行軍、
ふりふり、はた、
喉が、かわいたの、
ぷり、
その川の水を飲んではいけない。
その川の命を掬っては ....
お誕生日、おめでとう、
お誕生日、おめでとう、
蝋燭の灯を、吹き消した、
笑顔いっぱいに、吹き消した、
いざ、食べようとしても、
蝋燭を抜いたなら、残さず引き抜いたなら、
とっても無惨 ....
今の時間までの投稿は
とりあえず全部読んだ。
本嫌い
(正確には長い文章を読み続けるのが苦手さん)の私が
ここまで読みふけるとは..
老けるわけだ..
さっきまで少 ....
…そして僕は眠れないまま迎えた夜明けに凍えている
開けっ放しのクローゼットから朝日が昇る
振りほどいても振りほどいてもまとわりつくのは
君の名前
…それとも
やってはいけないと言 ....
1
保冷車の黒猫に手を触れて願うと
叶うというジンクス
内側が冷たければ冷たいほど良い恋愛のジンクス
少女は黒猫が横切ってもいいことがあると信じている
滑稽で悲しいジンクス
2
....
嘘がたくさん落ちている床の上で
かつて親友と呼んでいた男とかつて恋人と呼んでいた女が
絡まったままミイラになっている
僕は、ポケットから白い手袋を取り出し装着すると
彼らの傍らに転が ....
タイトスカートの中には一体何が入っているのか?
オレは現地に赴いた
つまりアフリカ
オレは真夜中にホテルから抜け出して日本の古いジープを盗みジャングルの奥地を目指した
車で出かけられる ....
ダンサーが表現行為において用いるものは身体だ。
身体が道具だ。
踊っているときの体の使い方と、
普段生活しているときの体の使い方は
“原則として”異なる。
同じ身体でも、使い方が違う ....
触れてしまうと
消えていくものがある
まなざしに耐えられず
溶けていくものがある
凍えるべきは
私の手だ
蔑むべきは
私の目だ
暗闇の中
独り 閉じ篭って
見据 ....
今日もまた
やられた..
わたしは
余所見ばかりしている
これで
追突事故をおこさないのが わたしらしい
そう
用心深いんだ 本当は
だって
躁のノリでいっ ....
溶けていく砂糖漬け
とろとろと閉じ込めていたものを外に放つため
ふんわりと果物の香り
ふんわりと花の香り
固まった心もいつかは溶けるかしら
わたしらしく
あなたらしく
心から上空にひざまづき
僕は僕の意味にねじれて
弦のようにのびた僕の影は
ひょろひょろと地表を這い
さびれたビルのなかを
真っ黒な煙突の中を
のぼってゆく
....
夕やけがキレイ
と言ったら
うん、と小さくうなづいて
「なにか、おわっちゃいそうな気がする」
と つまらなそうに
こたえた きみ。
そんなきみを
ぼくは とてつもなく
....
「小林亜星」とささやいてみる。
フランス人になった気持ちで
やさしく、女をいたわるように、
コバシャセ?
「井手らっきょ」と諌めてみる。
イタリア人になったつもりで
派手な ....
198円の綿菓子を買ってきて
入道雲をつくって食べる
けして摑めない
あの雲をちぎって食べる
お祭りでは
300円で売っている綿菓子
白い綿菓子
198円で
....
路地の暗がりで
キスされた
前頭葉が熱くなって
ぼうっとした
いや、前頭葉じゃないのかも
しれないけど
そして少し
体が
震えてる
とりあえずそのまま
わたしは宴会に戻 ....
しらないおじさんがわたしの部屋に居ました。
そのおじさんは わたしに
「まほうのくすりをあげよう」といって、
ちいさな瓶をひとつ、くれました。
「これは、たらたらたらり というくすりだよ」 ....
まいりました。
おそれいりました。
とりあえず、あと三日
猶予をください。
仕事の話を切り上げるとどうしても
そのままワンルームには帰れなかったので
バスにごんごん揺られてまいった ....
来る気配のない
否
来ようとしているのかも
わからない
待ち人を待つ
ただ、苦しいと。
校庭の使い方を忘れてしまった
忙しさにかまけ
タバコをふかし
子供たちの嬌声に耳を傾け
止むことを知らない霧雨のなか
彼女の寝顔
彼女のやさしさ
彼女のフルネーム
それがなんだか忘れて ....
私は、寝ている人の顔に耳を近づけて、その寝息を聞いた。
さらに、その人の口に手のひらを近づけて、その寝息を感じた。
私は、寝ている人の傍らに跪いて、閉じた瞼を見た。
閉じた瞼の裏では、目玉が ....
影と
影が
重なり合うので
夜でなくても
うずくまりながら
なにかしらの気配が
ぐるぐると周回する
忘れられたまま
中心もないのに
ライカ
私の声が聞こえますか
....
ただ雨を聴いていたよ
感嘆するでもなく 愚痴を言うでもなく
ただ雨を聴いていたよ
その瞬間
誰かの指で
ひけらかされたり
永遠の輝きを
放つようなこともなく
ただ回る
何かにつけて
価値ばかりが
ついて周り
意味がなくては
いけないなんて
言い聞かされる
覚えて ....
百年前のような芸術の時代がくる
みなあの頃より小粒だが幸福になる人間の数は圧倒的に多い
世界的な概念の底上げ
幼児虐待や性の虐待が昨今多い
これが直るだけでぜんぜん違うだろう
直すには まず ....
アフリカ西海岸
港町 Freetown
片足のない子供達のサッカーチーム
瞳はダイヤモンド以上に輝いている
鉄鉱石
ボーキサイト
ダイヤモンド
カカオ
を産出する
....
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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