物書きでもないのに
書くことをしたいと思いつつ 想いつつ..
日は暮れ 夜は深まり
そして朝は
あっという間に昼になる
ほら
もう時計の針は90度になった
....
何気なく通る道の塀の上に置かれていた置石が
一つなくなっている
次の日も また次の日も
何か変だ
通るたび違和感というのか
見てしまう
不揃いのような置石
も ....
あなたがたがそのように日々わたくしを名付けていくとしても
わたくしにとってまさしく霧のような
それは一寸の先も見えぬ濃霧のような
わたくしとわたくしでないものとを遮断して
穴という穴か ....
世界でたった一つの偶然
手にしました
もう二度とない
一度きりの偶然を
もう二度と訪れることのない
それは
色褪せることも
消えることもなく
私の中で輝いています
大切な
....
手作りのハンバーグは
やっぱり
しあわせとか
そんな
ぜったい いいものなんだろうな
今日のイベント
「手作りのハンバーグ」
玉ねぎ切って 挽肉 卵 パン粉 ....
あした と きのう の間に存在する
永遠
拝啓
自転車は風をさよなら過多に切りぬけて
そしてイヤホンの歌詞が
はっきりと飛び跳ねてしまう 不意の
踏みそこねたペダルに折り畳まれないように
ああ 忘れないように
妄想がイメージがスピ ....
なんとなくおきて
なんとなくべっどをでられない
じっとしている
じとじとしている
とけていっている
じょうはつしはじめている
あわててじょうはつをとめようとし ....
私
贈り物が嫌いなのよ
贈られるのも 贈るのも
なんでって?
気持ちのこもってるもの粗末にできないし
ありがとうございますって頭下げなくちゃならないし
話さなくちゃならないし ....
月はもう 沈んでしまったんだろうね
沈んでしまうまでの間
ずぅっと見ていられたら いいのにな
楽しいことも 好きなものも 綺麗なものも
みんな みんな
いずれ いなくなっ ....
( somewhere
両手をポケットにつっこんで歩く
暑いのに
もちろん握りしめたてのひらの筋には
さっき飲んだポカリが速攻溢れだして
素足のスニーカの時みたいにぐっちゃりして ....
「さようなら」
だけど
ここより行くところはないのです
あなたは今夜も
うろうろと うろついて
寂びしさ 侘しさ 紛らせて
ママに 話を聞いてほしいの?
大人のあなた ....
ある日 私が見捨てた鳥が
私の目のなかに棲みついて
朝は右目 午後は左目と忙しい
ある夜 視線が重なったとき
鳥が見るもの
私が見るもの
憎しみにそんなに違いは無く ....
小さな部屋から
見上げた夜空に
架空の乗り物
架空の星座
笑みのように燃えては飛び交う
カーニバル
カーニバル コンテニュー
小さないのち
小さなかたち
散り急ぐ ....
僕は、眠りに入ることで明日へ逃げ込んだ・・・
青いかーてんに囲まれた
くーらーの部屋にて
四角い窓の外
蝉時雨の飛び交う青空の向こう
うっすらと流れる雲の傍らに
君の咲かせる笑顔や
ふと うつむくさびしさを
想い浮かべ
今日の ....
ももいろの触手をぐぃーんと伸ばして
君を捕まえて閉じ込めてしまうのさ
そうして やっと 安らいで
君をまた 自由にしてあげる
* この世界の金のない俺について
朝起きて水をひねれば金がかかる
無料なのは空気だけだと人がいう
生きるということは金を使うということだという
金がないと路頭に迷うという
俺に ....
昔の女と話をする
昔の女は昔を知らない
ふりをして
少しだけ話す
サンダルから
知らない親指が生えている
尻の形は
変わらないのに
電車は走る、光を拾う鳥のように
森を抜け、窓に緑が流れ
あたりにはぼくの未来や時間が
とてもまぶしく渦巻いていて
その中へその中を
考えることを忘れたまま
勝利や敗北やすべての闘 ....
ひだはそれを吸い込んで
ぼくはたとえば茫然とし
まるで関係のなさそうななにかに
縋ろう縋ろうとするさまはこっけいなんだろうと思う。
風鈴がな ....
ナタデココの
「くにゃっ..」ていう 食感がすきだ。
まぁ.. どうでもいいんだけど、
今日、海で食べたから。
髪は、
潮風に吹かれて来たせいで 少し湿っている。
海の匂い ....
僕が泣くと
周りの人間は「泣くな」と言い
僕が笑うと
周りの人間は「笑うな」と言い
僕が怒ると
周りの人間は「怒るな」と言い
僕が息すると
周りの人間は「息するな」と言う
....
すきです。
そう、誰よりも好きなんです。
>他の誰かより
とか
>昔の誰かより
とか じゃなく
アナタが好きなんです。
でも、
愛しているとは
言いま ....
触れてはいけない真ん中に
はじめはためらいがちに
いまは
易しく きつく
肩に触れて
線をなぞる 撫でる キスする
身体のことばかり知っていくけれど
あ ....
わたしの好きと言った詩を
覚えていますか
いまは額に入れらて
誇らしげに飾られているけれど
わたしは
いまもあの詩が好きです
あなたの詩じゃないみたいな ....
幸せになりたくて君を追うのか
はたまた
君と幸せになりたくて追うのか
悲しくて泣くのか
はたまた
泣いて悲しいのか
君がこの手から離れていく
君が遠くへ行って ....
白い箱の存在感
目には見えない大切なものを
私はすぐになくしてしまうので
小さな白い箱をいくつか並べる
空っぽの箱の存在感
箱にしまうことは
なくすことと本 ....
午後いや午前も
コルゲンのようなうずら卵のような
つるりと白く圧倒的にやわらかく飛び散りそうな
つきぬけてせつないぼくらなのです
ただポケットでヴァイブする神経が
吸い付くように研ぎ澄まされ ....
カラカラに渇くほどにもなれずに
帰り着き
ささやかな眠りも
ため息の記憶が許さない
もうすぐ
あの人の帰る時間
雷が遠くで鳴る
いったい
どこに落ちたのだろう
あの放電の
....
169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209
【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
0.46sec.