私も難民
あなたも難民
この世に何万、何億の人類って難民がいる
住所も国籍も権利も
難民は持っていない
襲われて逃げて
いく所も無く助けて貰えるでもなく
食料も無 ....
わたしは
そのうち猫が飼いたいのですが
あの人は 寂しがりやなので
犬がほしいと言ったのです
わたしは 寂しい家がすきなので
犬がいる生活は
気持ちが散漫です
....
あのときはあのひとが
いいひとにみられるためにわざとおとなぶっているとおもった
たぶんいっしょうけんめいじぶんをまもっていただけなんだ
だれがみてもそれなりのしょうさんをえられるようなすがたにな ....
sanagara watashi ha reach-me-down
itsudemo dokodemo ready-made
mad city kara yushima ni mukau
mig ....
いつからかなんてわからないぐらい
徐々に崩されていく自分の世界
あの瞬間の自分が何処へ行ったのかわからない
探したところで見つけられない
人は何にでも成れるし慣れる
どんなに汚い環境でも慣れ ....
――今日は、約束の目的地に向かう為、
町の中心街へ出て、時間には少し余裕があったので、私は、繁華街をぶらぶらと歩いていた。
回りの店や通行人を、見るとも無く歩いている内に、ふと、ど ....
眠い目をつぶったまま一般道を、海の匂いを、ぼーと鳴く貨物船の音をたよりに
真っ直ぐと歩いて行くつもりです
想像するよりも速い、光速のドリルで僕のなやみのタネを根刮
ぎやっつけられればなぁ、い ....
骨は透明にならない
あかりがほしい
培養されるあまい箱が
朝焼けにとけ
からだがいなくなる
そんな日のため
骨を磨いて
手をあらって
近くにいても
遠くにいても
あるなら
....
小さなメモ帳のように
捨てられる
くさりかけたパイナップルに
花を詰めこんで
たくさん泣いて
ねむる
水が焼かれる季節のまえ
例えば...タバコを吸うのは体によくないと思う
でも、無性に吸いたい気分だ
一度吸ってしまったら
きっと止められなくなってしまう
例えば...私は弱いと信じて動かない人間だと思う
....
ええと、
いつの間にか 物覚えが悪くなり、
それは多分、
以前、携帯メールを待ちすぎて とか、
頬杖をついて
パソコン画面をボーッと見ていて
頭もボーッとなること ....
消えてしまったよ
もう、戻ってはこない
夢だと思うのは自由だ
ただ、夢は現実ではない
歌を歌うのもいいだろう
未来を語るのもいいだろう
でも、消えてしまったものは
もう、 ....
ただそこにあるケイタイの
ボタンひとつを押したなら
あなたの声が聞ける
そのあやうさに私はおびえる。
キ、キルとタルト、存在を、切る、皮膚の中にある、無に帰する、内と外の現象的物理、キル、と、足る
溶液の濃さを、確かめて切る、淡白の蒸し返し、キ、キルと、足る、足る、銀の水 ....
何ともあきれ果てて何もいえない
くそったれな世界に中指を
電車で足を踏まれても
車内で誰かの携帯が鳴っていても
じっと耐えたところでそりゃ忍耐でも何でもない
臆病な自分に跳び蹴りを
....
その路地裏の
キリストが部屋の降臨したかに感じられた
ねえ知っていますか
その窓に鳥が衝突し
その屋根裏から狂った僕が部屋の収納の天井を覆っている紙を取り除き
するとどうだろ ....
おさないたましいが
いつまでも浮かんでいた とき
すべてが凪いでいた
まっさらな夏の日
あさい角度でそそがれる
いまにも壊れそうな
まひるのほしのひかりが
あたためすぎた布団から ....
ふうって
ためいき つくと
へやの くうきが
すこし ゆれる
くちを すぼめて
もうすこし つよく
ふうって ふくと
れーすの かーてん ゆれて
まどの そと
こずえも ひらひら ....
爆睡して昼に駅の周りを覚えようかしら。
ただファザーと同居しているので大学生活がモノトーン色に染まっていってるっぽいのでなんかもう馬以下です。
ホントに私は茶道部でもいいと思ってる。大抵の場合「マ ....
朝は暗く
雨はまぶしく
片目をつむる
痛みのかたち
指でたしかめ
頭のかたち
指でなぞる
何を恐れているのか
頭は
握り拳のままでいる
....
かばんの中身を全部吐き出してしまってかばんは
ムード作りが大切だよ
大部分の人にとっては
一週間で主の入れ替わる
ビニール製の青い虫かご
太陽なんて
きっと言葉が通じないよ ....
そうか..
まだ 24時間経っていないのね
こんな見出しじゃ
道の看板かしら
身体中が 痛いのよ
特に腰が
固まって おばあさんみたいなの
髪の毛だけ ....
さかなにはさかなの
けものにはけものの
くらい、影があって
さかなにはさかなに
けものにはけものに
それぞれのくらしと
それぞれのねむりが
境い目の波に
夜の月明かり
揺 ....
空を見てみました
大きくて
身近に居て
空気の様な存在
雲が友達らしいです
空は人の心を奪います
赤くなり青くなり
雲を彩り
二度と無いそんな顔で心を奪います
でも、 ....
そんなこんなで
私は今上空 3000m にいます。
30秒に沈黙の後
私は意を決して飛び落ちます。
その時少し左の口腔の辺りを少し噛んでしまいましたが
幸い切れていないようです。 ....
今日は朝から
鼻から吸うヤツをやりっぱなしで
恋人は遠くの街で仕事をしていて
職業安定所で見つけた
結婚式のカメラマンの仕事
面接にそなえて髪を
雨に打たれて回ったけれど
どこも休業 ....
それが云いたくて
いつまでも それが云えなくて
眠れない
「おやすみ」
骨になるしあわせ
骨になる幸せを歌おう
骨になるしあわせ
骨になる幸せを想おう
苦しんだ夜
劈くような痛みの
苦痛に震える一人部屋の片隅で
伸ばすことの出来ない指先を開きながら
赤 ....
「右足に青あざが出来ていたのです
いつのまにか
なんの断りもなく
自分の足さえままならない
いったいどうして
こんなことになってしまったのでしょうか」
なるほどたしか ....
なんか
ごみばこにいっぱいだよ
これ、
ティッシュ
でも、か だから、か
さっきから、ねえ
手も
つながないのねえ
もしかして
これって
きみなりの
誠意
ね
....
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
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