強い陽射しの
       岩
       の
       上で
         ちいさく
            固まっていた蜥蜴
                ....
周りでみてるなんて残酷だけど

男が泣いてるんだベンチで
紺のスーツを着た
なぞ
日を浴びて
うららかな公園で

ずっとずっと
僕はためらいがちに
声をかけようと
するが
森の ....
ゆらゆらゆれる・・・
ポロポロころがる・・・

つよかがってみたり
さみしがってみたり

わからない
わからない

しっと・・・
うたがい・・・  ....
 



 蟻がいっぴきパラシュートにふうわりゆれて落ちてきた
 蟻がいっぴきパラシュートにふうわりゆれて落ちてきた
 たんぽぽではなくて
 空いちめんのパラシュート
 くらげのように ....
  恋人よ*



  そばにいてーー



  ストーブに火をつける
  あったかいなあ
  もうなにもいらない


  新宿副都心高層ビルも柘榴も新聞も/


   ....
やさしさってなんだろうか

押し付けがましいのは嫌いだから
正確に言えば
押し付けられると
私の場合
押し倒されるだけで
押し戻す瞬発力がない
悪気はないのだろうし
企みなら見ないふ ....
強くならなきゃいけないと、
その子は言っていた。
忘れていたのは、
見失っていたのは、
理想の裏側、欲の裏側。
たった一日で何歳もの年をとった、あの日、
何かがはじけて叫び出したのを、
 ....
(遠くで星のトランペットが聞こえている)

ここに至ってなぜと考えるのはあまりにも無意味だ
だからといって世間並みのセンチメンタルな風情でもない
焦がれたような焦げたような
言葉の反照でのど ....
エロではなく、変態なのだと思った
つまり言葉ではくくれない
残念だ
抱き締められたいと
ずっと
いえないで
暮らしの青や黄は過ぎ行き

いまここに
ことば
ぐりぐり
むねにボーリング玉
泣いている声

凍るほどに

レーンを見つめる
ピン ....
ノンシュガーなはずのコーヒーがやけに甘い
隣の席の黒い帽子の男が
ぼそぼそとなにかつぶやいている

路地裏から路地裏へ
狭い空がえんえんと追いかけてくる
どうやらこの街からは出られないらし ....
さいだぁ
けされるために生まれてきた
風見鶏の嘴
四方八方への路
くるりと北へむかうとき
あんだぁ
つぶやいた口笛
すこし汚れた半そで

わんだぁ
せかいじゅうにあまいだけの嘘と
 ....
僕らが「僕ら」と言うときの「ら」の部分に含まれているものとか
ロックだとか
ワイドショーが変わればこの国は変われるだとか
一体そこになにがあるっていうんだ
とても悲しい
あるのは僕と君だけだ ....
脂喰坊主は地下鉄の端で
ホームに顔を突き出して遊んでいる
駅員が慌てて止めるが
大丈夫
脂喰坊主は死なない
脂喰坊主はバツの悪い顔で笑う
それから
目を閉じてかっきり一秒
 ....
ひとつ
息を吸うたびに
くうきが 肺のそこに届く

吐き出せば
からだは
音の波をかきわけて
くるくると
上に 昇るのだ


追いかけていく先の
もっと上のほうにある
空の高 ....
増えていく 母親{ルビ草=グサ} 父親{ルビ草=グサ}
     友だち{ルビ草=グサ} 恋人{ルビ草=グサ}
どぶ川の{ルビ草=グサ}

高校生の少女はまだ
規制されていたので
母親{ル ....
一年前
一年後
自分はどうなっているんだろうと
考えていました。
一年たって、
何も変わっていませんでした。
生活も
環境も

そして、
一年前に考えた
恐ろしい考えも。

 ....
地元らしい 
自殺者が出たらしい
集団らしい
遺書とかあったらしい
謝っていたらしい
一日探したらしい
驚いたらしい
言葉少ならしい

増えているらしい
全国であるらしい
老若男 ....
前略

陳者 私こと このたび会社を退社致すことになりました。

在職中は永年にわたり公私共格別の御指導と御高配を賜わり洵に有難く厚く御礼申し上げます。
就きましては今後共従前同様変わらぬ御 ....
昨夜は ひとつに繋がっていることを 感覚的に実感した

まるで 気持ちが通じたかのように
あなたの言葉
わたしの言葉

絡みあい ユニゾンになって
響きあい 今に続いて

時間とは  ....
朝、いい天気のようだったので
写真を撮ろうとカーテンを開けると

空にはたくさんマヨネーズが浮いていた

空中にマヨネーズが浮いているので
空の写真が撮れやしない

ここのところお天気 ....
死ぬことを想像しない日は
一度もなかった

愛しいと想う気持ちの現れない日は
一度もなかった

私は今日で
13515日目の私である

今日までの私は
生きているとは言わず
実は ....
緑の夜行電車。

さるが運転するので間違える。
そんなにも孤独と悲しみを愛していたのだろうか

私はコーヒーと煙草があれば生きていけたし、岩や鋼の景色が好きだ

砂漠が好きでした

私にはそんな頃もありました

私は笑っていました
 ....
 いちまいの鴉
 が飛んでゆくのは
 ふるさとだ
 紙切れのように
 空気を裂いて
 熱いおもいを抱き
 鉄橋を越えるのだ
 それでも新幹線にはかなわない
 遅れてゆくばかりだ ....
はじめてこころのなかに
さいたたんぽぽのはな

かぜにからだをばらまいて
ぶんしのように
げんしのように
そりゅうしのように

たびにでるたび
かけらひろいあつめるたび
(霧がする ....
次から次へと
浮かんでくる
悲しい思いを
言葉にしないで
静かにそっとしておきます
息を吹きかけたら
どんどん膨らみ
動きまわりそうだから

おとなしくしてなさいね

しばらく
 ....
 太いものはいろいろあるが、
 みんなどっしりとしているわけではない。
 たとえば、ジャンケンの強い
 太一君。
 こいつはふぁ〜として、とてもじゃないが
 横綱のオーラはなんかはちっともで ....
傘はバネの力を蓄えている。

もし.もしも。If....

至る所のカサが一斉に力を解放したならば、

世界はどう変わるのだろう。

蓄えられた力はヒトの力だ.

0.5秒ですべて ....
前略
 冬が過ぎようとしていますが、増すのは、はじめましての鮮やかさです。
 柔らかさが温もりを連れ添う季節ですね。女性の香しさが引き立ち始める春の手前が涼しくさえ感じます。そんな乳白色を好きにな ....
未詩・独白
タイトル 投稿者 Point 日付
フライト天野茂典104/10/16 15:28
踏み出す石川和広4*04/10/16 14:05
ユラユラ3*04/10/16 12:26
グリア細胞天野茂典004/10/16 12:00
恋人よ104/10/16 11:17
蒼木りん0*04/10/16 9:52
14歳かのこ204/10/16 9:10
落陽・生駒山たりぽん(大...4*04/10/16 0:50
方向性白峰=黒都0*04/10/15 20:25
レーン暮らし石川和広2*04/10/15 13:16
無題ですワタナベ9*04/10/15 6:30
わんださいだー石川704/10/14 12:10
ロックとかspan1*04/10/13 23:10
脂喰坊主 といとう1404/10/13 19:49
ふゆうさんぽ5*04/10/13 18:39
過激詩 「草」ソラノツバキ1*04/10/13 4:55
散る葉は・・・カレハ004/10/12 23:27
Ra・シィ白峰=黒都0*04/10/12 22:09
りゃくねなぎ004/10/12 19:57
シンクロニアミスukiha004/10/12 14:59
マヨネーズ襲来mac3*04/10/12 14:24
誕生日に蒼木りん1*04/10/12 1:34
さるが運転金バ1*04/10/12 0:52
私ではないこと私であること山内緋呂子704/10/11 23:06
糸電話天野茂典204/10/11 18:02
飛翔する種[group]たりぽん(大...7*04/10/11 9:52
きれいな形にたまご5*04/10/11 9:05
湾鶴2*04/10/11 8:26
カサについて金バ104/10/11 2:44
見知らぬ人へのラブレター 〜桜の手前〜はらだよしひ...204/10/11 0:02

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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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