今回の台風で人が死にました
前回の台風でも人が死んだにもかかわらず今回の台風でも死にました
僕は事前のニュースで、前回の約4倍の規模の台風が来るというのを聞いた時点で
「今回も何人か死ぬだろうな ....
スキップを置き忘れている
忘れえない蛹の心
乾く前に毟り取った羽
むせた猫にも
ピーナッツの殻まで
最近どう
とか、切り崩して
魔性の種を植え付けてくれ
ノート端の汽車に乗っ ....
誰とでも寝てしまうのには理由があって、
彼女のおなかには蛙が棲んでいた。
蛙にも理由があって、
彼女のおなかに、紋黄蝶を獲りに行った帰りみち、
たまたま彼女の恋人のキスをもらってしまったので、 ....
結局は自分が独りだと孤独に包まる
人は孤独の中に悲しみや憂いをつくり、その中に埋没する
そういった思い上がりを胸に抱く。
人は繋がり独りではないと信じ泳ぐ
人は繋がりの中に穏やかな ....
獅子唐を収穫した
裏山の畑で
猿が荒らしに来る
ちいさな田畑
青い実が籠に
入れられ
赤い鋏が収納された
斜面を下る娘たち
ススキの穂 ....
例えばテレビに出てるアイドルと俺の命の価値をファン投票すると圧倒的に俺が負ける。
もっと身近なところで言えばバイト場にある日神様が現れて
「この中で最も必要でない人間を殺す。さあ、選べ」と言う ....
貞子先生は蓄膿で
昼休みや
授業中も突然居眠りを始めて
じっと見ていると
貞子先生のとがった三角の鼻の先から
鼻水がポトリ..落ちた
先生の思い出は
いつも穏やかな晴れた日
....
かつては
押入れの底のほうにあった秘密のトビラは
探せば無くて
気まぐれに夢に現われて暗かった
目覚めて探すと
やっぱり無くなっている
その先に何があったか忘れたけれど
押入れに ....
自分で
あるみたいに
あなたを
愛そうと
するが
どんどんずきずき
自分から離れて
さらに自分の本物の
わからないの何のって年中
自分を取り締まる網の中で
自分の愛は
跳ねて
....
もう、今年の秋はどうなってんの?
台風だらけジャン。
十三年前を思い出すよ。
僕が中学三年の時のこと、
伊勢湾台風とほぼ同じコースでやってきた台風十九号、
僕の中学の校庭 ....
半年振りの雨が降って
息が寒い
こんな日は
。
*
やり場をなくしてから
行動がおかしくてたまりません
ないたりすがったり
だれでもよくなったり
なのにいちどもい ....
葛飾北斎
の
雨にうたれて
(今年の秋桜は美しかった
豪雨の
中を
歩いてきた
江戸時代にはまだ
ニホン狼はいたとおもうが
獣の匂い ....
ねえさま
ねえさま
ねえねえさまそこにあるお酒をついと
ついついと
ついでくんなまし
あちきはまだかむろなんで
ねえさまのほうが
旦さん方に喜ばれんすぇ
祝いの席にわかめひ ....
生まれても
報われないものがある
卵
玉子
たまご
たまごで生まれて
成長すること以外に報われるとしたら
食べてもらうことかな
哀れ
捨てないで
引き受けた刃は
この身体に隠している
何本も
あなた方は
忘れているのかしら
覚えているなら
その引きつり笑いの表情のどこかで
怯えてるんじゃない
身構えてそんなに神経張っていたら ....
100円玉2枚と10円玉何枚かを
レジのお姉ちゃんに渡して
ブランコの上で開けるプリングルスが
俺の中学校の時の夕飯だった
ある火曜日俺はいつものようにプリングルスと
その日はココアシガレッ ....
アルファベットjのような
日本
列島に
ぐんぐん
侵略してくる
台風23号の
暴風圏
15k以上の
突風で
秋雨前線をおしあげる ....
わたしは本当はいい子なのに
なんで誰も解かってくれないんだろう
人には
ひとりひとり言い分があるはず
言ってしまった人の勝ちだね
言ってしまった言葉は
消えない ....
恋ヶ窪。
目の前のおばさんが屁をこいた。
電車側面の記号『モハ 2552』の『モハ』が気になる。
気になる。
気になる。
気になる。
黄色い電車。台風が去った。もう ....
あなたは
子供っぽいことを言うと思うでしょうけど
あなたには
女みたいに情念で動いて欲しい
周りの目など気にしないで
ただ、私のことが好きだからと
それだけの理由で海をも渡ってきて欲し ....
“私に触らないで”
そんな顔をしているのかもしれない
知り合いは
私に明るく声をかけない
知らないふりをするから
私も知らないふり
逆も有る
次に合ったと ....
みんなで映画を撮ろうという話になった
「パラノイドアンドロイド」を歌うカートコバーンか、
「リチウム」を歌うトムヨークがこの映画の主題歌。
「パラノイドアンドロイド」ならばブラットメルド ....
紙コップに注がれる筈のインスタントコーヒーでいい
白いカップに淹れて
ください
珈琲は
正装で飲むものかと
私を大正時代に連れて行って
銀の匙で
薄色のスー ....
まぶたをとじると
見えるまど
ぽかりとうかんだ
はんみのつきの
かなしいつきの
ひかり
廃校の机のうえ
はねるつややかな表音文字
琥珀色をした聴こえぬ
音のしずく
まるまるせな ....
うれしかった
知床のかなたから
たより ....
怖かった
(殴られることが
なんにんもの教師が
(殴られた
誰が殴られても不思議はなかった
荒れていた
荒れ狂っていた
教育なんてもんじゃな ....
満腹になったから
(眩しい光
苦しくて
DECKーCHAIRに横になった
日曜日の午後
(バイクにも
バスにも乗り ....
『明日なんか どっかいっちまえ』
浸とした夜の深みは
車のガラスを曇らせて
一人の気分に
寂しさを上塗りする
街明かりのない場所では
星空を大きく見せた
冬の寒さを思わせる空 ....
迷路に入ってしまったらしいので
どこかに出口がないかと探してみた
道路標識に似た矢印記号があったのだが
進入禁止以外は意味が分からない
頭がクラクラするので
休憩しようと思うとベンチが出 ....
お世話になります
さて
先日お伝え頂いた
SYSTEMに関するBUGの件ですが
弊社で検証した結果
原因が解りましたので
御報告させて頂きます
まず
動作中に異音がし
フリー ....
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
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