びりびりに やぶれたまま
ほったらかしてましたが
さすがに そうもしていられないので
セロテープで ぺたぺた はりあわせます
こころ
立たれへん
そうだ
息止まる寸前まで
腹殴られて
大事なものだけ
まるく抱えて
うずくまった
みょーに深い空の
寒い夕方想う
虫の死骸とか
小さい河の流れる音
なかで
昨日 ....
具体的で
リアルに
曖昧に逃げず
幻想に持って行かれずに
....
せっかく育った野菜たちが
不機嫌な嵐に踏みつけられた
土砂にまみれたレタスたち
店先まで行けるかしら
町のスーパーで
どうにか並んだレタスたち
一個400円は高すぎるの
それでも
....
「一人千円」という設定で、さらっと1時間ほど皆で酒を飲んで、店の外に出ると満月が上空に眩しく、笑みを浮かべながら家に戻った。道すがら、今度はこういう酒をアノヒトと飲みたいなあ、と唐突に頭にひらめき、そ ....
もうずっと長い間
止まったままの時計に向かって
話しかけてきたような気がする
まぶしい午後の光のなかで
ずっとずっと独りで
引き出しが外れて飛び出して
つぎつぎと重な ....
満月なので
ほんとうは ウキウキしたいところなんだけど
なんだか今日は
月に向って ホームラン打ち込みたい気分
何本も 何本も
カキーン カキーン カキーーン ....
一番必要なのは「お金」なのだそうです
防寒具や薬が足りないとか
被災地の人がニュースで言っていても
支援物資の仕分けという
二次災害が起こるとか
夕べそんな話をネットで見て
今日、 ....
現代詩フォーラムに投稿すればどんなにくっさいうんこだって詩になるんだぜ
ほら起きなさい、と
布団をめくったら
息子が石になっていた
くしゃくしゃパジャマの真ん中で
小さな石だ柔らかい色の
まだ磨かれも割れてもいない
服着せようにもサイズが合わない
....
なんだろうねえ
きっとねえ
たおれるねえ
わたしは
うたがっても
どこまでも群青は
消えなかった
ひにくって
躊躇もしないで
にんげんのその肌の
かんしょく
....
ぐるぐるまわる世界で
立ち止まるなんてこと
しなきゃよかった
空が広がって
何人もの君への想いを
愛しているかもしれないこと
と唇から綴 ....
→
おなかがすいたらごはんをたべよう↓
よ そ
た で
な も
か い
....
今は古い歌を聴いていたら
あの頃の甘ったるい時間を思い出したよ
あんな中には
もう浸れない気がするのは
そういう感情の種明かしを知ってしまったからだろうか
はっきりとは説明できない
....
どうやったら自分が泣きやめるのか分からなくて、
それでも、生きていかなくてはいけないアタシには生活するというサイクルがあるので、
止まらない涙の道筋をよけながら、メイクをして、
ウォータープ ....
削れたコーヒーカップの
春を容れることができないところが好きだ
ぼくに季語はない
季語をもってる人は
季節がくると
花が咲くよ
手から 花が
....
鳥が飛ぶ
波紋を投げかける
そしてそれは
僕らまで届くことのない 水たまりの中で
はねろ 羽 そして 雨よ降れ
地球を とめろ
そうして
息をもう一度吸い
....
机の上の
時計の針がとんでもない時間を差していて私を驚かせるから
君はもう
信用できないね
と無意識が壁の時計を確認する
電池のせいではないから
接触が悪くなっているのだろうと
思う ....
星もみえない
薄明かわせみはどうしているだろう
あの瑠璃色の羽をどこでやすませているのだろう
自然は時にすばらしい色を与えてくれるのだ
かわせみの羽は美しい ....
砂丘であなたに会いたかった
あなたの足をつかみたかった
行き倒れる寸前の
砂に埋もれたあなたの足を
谷であなたに会いたかった
あなたの骨を接ぎたかった
花をとろ ....
日が高い
山の湖に
バイクで奔ってきた
4ストロークの強いエンジン
60キロで裏街道を飛ばした
きついS字のカーブ
ハ ....
「ホーム」 「ホーム」
あなたと私 君とぼく
線路にほんぶん ....
ひはてりたり(陽は照りたり)
あかるくあかくなりそめし空
ひがなひんがしにかたぶきし頭もつあなたに敬礼せんとす
光源いたるところにあり かげかたちうつつまことまたき照らす
....
9月27日からの
朝からの、
おとなの時間では沸かれない
とぉっても短い一日は
犬なの 猫なの その仲間
なのかな。
じゃなく ぼく
未来の夢をみた
そらパノラマ知りたくない ....
ねむれないまま深まっていく月夜
こうなったら
今日と明日の境目を見極めようと
なんでもないことを
考えてつづけた
(境界のないものをそのまま受け入れられない)
(君と僕には境界があ ....
ほら、珍しい薬だ
その男はそう言って
青いカプセルをくれた
エレベータの中で会った男だ
素性は知らない
ただ黒っぽい服を着ていて
線香のような匂いがした
効能を聞き逃して
もう ....
ハイド・パークから
少し離れてそのパブ
はあった
にぎやかっだった
椅子はなかった
みんな立って飲んでいた
仕事帰りの労働者ばかりだ ....
お月さま沈まず
だんだん長く待ってくれる
私が眠るまで
空にいてくれるだろう
それも
満ちるまでの少しの間
お月さまだって
事情がある
そうそうやさしくもしていられない
だけど
....
輝度信号が弱くなってシアンがかってしまう
空高く見えるように
屈折率が変わったなら
気温も湿度も計測しなくて良いんだと思った
弱くなった輝度信号がセピアに見えた
唯の故障でしかないの ....
いってらっしゃい
ううん、ほんとは寂しいの
でもそんなことを言ったら
笑ったあなたの頬が困ってしまうから
言わない
昼間、楽しいことがあったとき
あなたがいないと、少し寂しいの ....
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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