独りグレー。
クレール・グレール
もんてそめもん・木綿手染め紋
咲き初めスカーフ¥5900(税込)
春の風をまとうフェミニンスタイル。
ヒト・リグレー。
ムレール・スレー ....
(ピーンと張っている
糸
はまっすぐに
ビートルズ
一緒に来いよ
声
はぐいぐい縮まってゆく
工場は近くだ
労働者の賃金は安い
ピーンと張っ ....
海に架かる
一番長い橋に向かう電車
無人駅で降りると
星空に冷やされた風が肩をすり抜ける
頬がほてってくるようで
駅からずいぶん遠くまで歩いた
通学路を思い出す
一度だけ手を繋い ....
おじちゃんが何かを落とす
僕も何かを落とした
だあれも拾わない
ちっとも気にならない
君は拾ってくれる
僕も拾ってあげる
でも たまに面倒だから
地面においてきちゃう
ごめんね
....
赤いか傘さして
河原に行こう
なんにもみないで
うずくもっていよう
流れてくるものが
カバンでもだまっていよう
流れてくるものが惑星でも
だまっていよ ....
好きだよ。
迷路みたいだった
真っ暗で
道は限りなく続いて
登りきれそうもない壁は
狭い道を作って
そばにいるのは
死神のような竜のような
ただ黙って私の行く道へと
....
ムニュ、ムニュムニュ
を、眺めつつ
わたしたちは
別々の空間を深く旅する
カルテカルテ
店内のざわめきは
わたしたちの隔たりを
より遠いものにする
ワインのリストを見ながら
ブドウの ....
体育座りを催促する床、壁、天井
ドアとカーテンが万が一に備えて閉じられている
尖った切っ先を心臓に突き立てたら指が震えて命乞いをするので
ベッドの木材に打ちつけると中指の天辺から血が吹き出 ....
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白い犬を一匹飼ってい ....
月がとっても青いから
鎌倉古道を歩きましょう
いまはどこでも山は切り崩され
宅地化されて
昔の地図がきえかけている
月がとっても青いから
懐中電灯もって
....
1
精液まみれの手をアスファルトの水たまりで
そそいでいる時に視える風景の優しさ
トリアゾラムの溶け込んだ血液が通った
指先がかじかんでいく、温かさ
恋人に貰ったポケットの煙草は
両手の ....
今日も10時25分で止まっていたデスクの時計は
秒針だけ働いていて
それには何の意味があるのか
知りたいけれど術もない
今日は木枯らしなんだろう
枯葉もビニールも
様無く飛ばして
吹 ....
少年は貧しかった
少年は淋しかった
少年は孤独だった
父も母もエイズだった
少年に稼ぎはなかった
食べるものも
着るものもなかった
少年に運命などとい ....
拍手
ぱちぱちぱち
拍手
ぱちぱちぱち
拍手 拍手
ぱちぱチパチ ぱチパチパち
昨日初めて好きな子と飲んだ
キンニク りゅうりゅう
毛がまっし
ろォー
な
僕 ....
水族館で幼い人魚と会話した
ね、ね
お水の中でも寒くはないの
だっておうちにみんな 上に着るもの
置いてきちゃったんだもの
お母さんに言って持ってきてもら ....
少女は 赤い靴がお気に入り
でも
滅多に履くことはありませんでした
ぎゅうぎゅうの つま先の靴は 痛くって 歩けません
けど
それでも どうしても歩きたい時がありました
母さん ....
僕がまだ生きるのは
15年前から
君がもうこの世にいないから
9歳の僕は 君に魔法をかけられた
僕が生きて 君は死んだ
僕は想い続けている
15年前から
君が ....
夜中に淋しくなったら
街灯の見える路地においで
そっと街灯は教えてくれるよ
誰もいない路地を優しく照らして
君が淋しいなら
きっと僕も淋しいんだって
132時 @ハト通信
とてもねむかったので
ぐっすりねむった
おなかがすいたので
おなかいっぱいたべた
なにか
しなければいけないことがあっ ....
駅のベンチでゴミを散らかしながらなにかを食っているガキを見つけたとき
僕はそいつを奇異の目で見て軽蔑してやったし
隣のサラリーマンもそいつを軽蔑し始めたんで
うんざりしてしまった
最悪な奴 ....
世界平和とは全人類をおかずにしてオナニーすることである
つまり我々は死よりも困難な道を行かねばならない
『どうしてお空は青いの?』
それは…青以外の光が届かないから
『届かない光はどうしちゃうの?』
届かない光は…
『かわいそう』
う〜ん…それはね
夕暮れは赤いでしょ ....
君は夜眠るのを惜しまないが
休日の昼寝を惜しむ
眠くて仕方がない陽の下で
私は遠くを眺める
出来るだけ遠くの境目を
そんなときにはいつだって
実りある考えは浮ばない
未来も見えは ....
リーマス200mg
サイレース錠2m
ハルシオン0,25mg(2錠)
ベンザリン錠10mg
センナリド錠
ジプレキサ錠5mg
麦門冬湯エキス顆粒no29(2 ....
ゆらんとした
わたしのおなかのなかで
じゅうぶんな呼吸をし
みちみちて
のんだり 跳ねたり 食べたり
していた
もう うまくは
おもいだせない
ゆうべ
かっこうわるい
シャツの柄
....
そこはドーバー海峡だった
ぼくたちはリヨンまでカーフェリーでゆくのだった
ぼくはその船のなかでコロンビアの船乗りさんと
仲良くなった ふたりはビールを飲みながら
ざつだんし ....
井上和香が呼びかけた
★電話の子機が
いっせいに蜂起して ベルをならした
銀河系宇宙に向け 井上和香が呼びかけた ....
★ 落ちてくるラメ入りの空
高架線の駅からは
遠くが見える
夕方のラッシュ時の
高校生のおしゃべり
同じ空に目をくれるものはいない
みんな街に帰 ....
昔ここに種を植えた
何の種か分からなかったから何が生えてくるのか楽しみで毎日水をあげた
でもいつのまにか
忘れてた
こんにちはお元気ですか覚えてますか
あの膝下までしかなかった小さな木が ....
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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