灯油ファンヒーターを
  いもうとがつけておいてくれた
  ありがたかった
  割れて 砕けて 裂けて 散る*
  波がみたかった
  マックでアイスコーヒー飲みながら
  夜の海が見 ....
蒼い 空に とけ込むように そまっていった 雲が 届けようとした 白い 水晶

いたい

風は さすように それを 運んだ

*

西の空の片隅で眠る冬は くぐもり

風の花 ....
『白い部屋が白くないとき
 人はたいてい
 寝ているか 
 たそがれているか
 死んでいるかです』

『ふやけた指が
 その婦人を苦しめるのは
 しだいに歳をとっていくことを
 思い ....
『はじまり』

開かれたページ
挟んだ指先

ところで

星が生まれたんだけど
気づいた?


『音』

あぁ、なんだ
君か
心臓から耳に
ぴんと糸を張っ ....
  飯田かほりさん
  アメリカはどうですか
  もう米語は自由に操れますか
  オクラホマ州の大学で
  教壇にたつあなた
  生物学は
  興味をもたれていますか
  あなたは10年 ....
 濡れた雨が体に浸み込んでくる。浴びるように天の恵みに身を晒していると、やがて重みを増した黒髪がしとり、と肩を滑り落ちた。濃い土の匂いが全身を突き上げ、雲を叩く雨音の余韻を響かせていく。うねる草原に慈 .... わたしは
くだけちったじぶんのこころのかけらたちを
ひとつひとつひろっているとちゅうです

なにもみえないけどてさぐりでいいから
さがしています

もっとじぶんをだいじにしていればこんな ....
  
 (柳の下に{ルビ泥鰌=どじょう}はいないという 
  泥鰌鍋を食べたことはないが
  寿司屋だった私の父は生きたまま
  泥鰌を丸呑みした
  子供心にびっくりした
  わた ....
青年よ

信じてくれとは言わないが
わしは
死ねないのだ

青年よ、何故
どうせみんな、いつか死ぬんだから
何もかも意味が無いと嘆くのか?

昔から死は
憎まれ
恐れられるが
 ....
 島には島の
     裁量がある


   罪人は{ルビ梔子=くちなし}の刑だった
                    134時 @ハト通信

おおきないどがあった
みみをすませると
ふかいところで
たくさんのこえが
ゆらゆらゆれていた
おおい
よびかけても
 ....
さまよってたのではなかった

新しいダウンに袖を通したとき、包まれた、温もりに
軽くて安くて
チャチで大切な

千円の

この瞬間
わたしの迂回や迷妄は
大切なひとの
消えていく ....
最近、英詩で二連作。どちらも内容は
「I hate you」的ものである。

何が嫌いか、と言われれば、俺はまずこう言うだろうよ。
「やたらに英単語を使う馬鹿」
俺、こーいった奴が凄く嫌い。 ....
揺すりませんけれども

揺すっても
もう二度と起きないような気がするほど
深いところに行ってしまったような
今夜のあなたは
自分の進んだ道によって
苦しめられている

気がしてならな ....
プルプルプルプル プルプルプルプル
ガチャッ

「もしもし」
(今晩は。無言電話です。無言の電話です。)

「もしもし?」
(今晩は。無言電話です。無言の電話です。)

「・・・もし ....
足の爪を切ってくれるんですか?


お断りします

自分でしますから


その節はありがとう

どうにも

せり出したお腹が苦しくて

足の爪が切れなかったんです


 ....
ポイントは要らぬ

自分が詩を書きたいが為
「あ、これいいかも」云々等
惰性 又 極少興味本位
中途半端に惰性で入れるのならば
今すぐ取り消し給え
 
ポイントは要らぬ

評価され ....
  ぼくは走ったあなたの元へ
  車を飛ばした
  ぼくは走った
  あなたの元へ
  きょう式を上げる
  あなたの元へ
  間にあうだろうか
  世界で一番好きなあなたがきょう
  ....
健全な太陽が
窓の外の林を眩く照らし出した
光は
優しく全てを温めてゆく

直視できなかった
きっと涙がこぼれてしまう
疲れ果てて
こんなにも痛んだ胸に沁みて

今わかった
尖っ ....
   灯油ファンヒーターが音立てて
   なっている   
   6時前の朝
   どこかから風がもれてのだろうか
   寒い まだカーテンは締め切きったままだ
   からすがとおく ....

軽々しく
イズミヤで
千円のダウンを
買った

暗いのは闇でなく
僕の感応かなあ
建物
電線
いくら真剣なときめきを捕まえても
それが道すがらで
まあ
自信無いくらいで
 ....
消えていく
痛みをなぞりながら
その痕こそが
証であるかのように

鮮やかに
鳴いている
幾羽か、を、目に
焼き付けることもなく
空の夢をよく見るのだと
その人はうつむく
 ....
私から込みあがる言葉等を繋ぎ合わせて純金針と絹糸で縫い合わせた所
1枚の作品ができあがるその模様

喜び欲情し此処に{ルビ認める=したためる}のだが
{ルビ是=これ}は詩でもウタでもないと思う ....
  したしたしたしたしたした
  春菊と少女が
  したしたしたしたしたした
  街のネオンと少女が
  したしたしたしたしたした
 (北風のふく寒い日は
  おでん
  すき焼き ....
おい!
元気出せ!

やい!
元気出せ!

足はふたつ
手はふたつ
目もふたつ
耳までふたつ
ついでといっちゃなんだが
鼻の穴までふたつだぜ
ちく…

ま 口とお尻もふたつ ....
ひらひらと迷い込む木の葉
切り株で一休み
「こんにちわー!」なんて何も知らず

暖かい微笑みで
「十分休んでおいき」と言った
切り株の声、コントラバス

奏でる物語に聞き惚れて
切り ....
他人を大切にするって
どうすればいいんでしょう

目の前にいない他人と
目の前の知らない人

どの程度
大切にすればいいんでしょう

隣人を大切にするって
どうすればいいんでしょう ....
ツイスト アンド シャウト!
ツイスト アンド シャウト!
ああ!!! 
ツイストとシャウトを知っていれば!
ただ それだけで
僕のこの気持ちを表すことができたのに!って
   落ち葉が吹き溜まっている
   雑居ビルの居酒屋で
   ぼくたちは酒を飲んだ
   有名 無名の詩人のむれと
   わいわい言いながら酒を食らった
   酔うごとに舌が軽くなり
  ....
                    114時 @ハト通信

ノートの
どのページをめくっても
もういいや
ってかいてあって
そのうえから
ぐりぐり ぐりぐり
ぬりつぶしてある
 ....
未詩・独白
タイトル 投稿者 Point 日付
マックでアイスコーヒー飲みながら天野茂典204/12/10 18:08
冬の便り - 7編 - ひより6*04/12/10 7:32
断片クローバー4*04/12/10 0:05
『はじまり』他3*04/12/10 0:04
オクラホマ州で天野茂典104/12/9 23:35
雨と原斗宿104/12/9 21:52
こころのかけらたちへ千翔004/12/9 18:12
柳の木の下で天野茂典104/12/9 17:59
死を憎む青年へ月山一天2*04/12/9 17:47
島の掟天野茂典004/12/9 7:20
いどアンテ304/12/9 3:06
柔らかい夜に石川和広1*04/12/9 2:43
Go fuck your mam boy. You're p ...虹村 凌8*04/12/9 2:20
遠洋蒼木りん5*04/12/9 1:21
今晩は。無言電話です。無言の電話です。無言電話204/12/9 0:56
足を蒼木りん3*04/12/9 0:32
ポイントは要らぬめぐみ6*04/12/8 18:56
卒業天野茂典004/12/8 10:30
答え蒼木りん4*04/12/8 8:41
Tropical天野茂典504/12/8 6:38
冬の刹那石川和広2*04/12/8 1:46
飛ぶ鳥をよく知らないいとう13+*04/12/8 0:13
大降らるる前に早くこの傘おさしになってめぐみ4*04/12/7 23:33
春菊と少女天野茂典104/12/7 20:43
おい!Tシャツ2*04/12/7 20:21
森のコントラバス(追悼:武力也さん)木葉 揺604/12/7 15:15
無意識蒼木りん1*04/12/7 9:43
ついすと えんど しゃうとTシャツ204/12/7 9:04
雑居ビルの4階で天野茂典004/12/7 7:37
しろいページアンテ7*04/12/7 1:44

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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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