ベンジャミン [5:31:27]
おはようございます
ベンジャミン [5:32:00]
僕は笑顔で言います
ベンジャミン [5:34:47]
明けてはいませんが
ベンジャミン [5: ....
ネオン
揺れる
艶やかな
ヒカリ
霧雨
雫
降り積もる
湿やかに
包む
まぶたの縁
冷たい
指先
触れる
濡れる
アスファルト弾く
滲む
境界線
歪む
鏡
....
昨日ペンが止まってしまった。
悲しくて泣いた。
書かない僕は消えてしまう。
怖くて震えた。
震える手で再びペンを握る。
何かが終わろうとしていた。
何かが変わろうとしている。
....
黒 トンネルを抜け螺旋階段を下る
透明 ジェリー状の海は僕の周りを囲う
もうみつからない 髪の先まで塗り潰す 黒
小さな風呂場 一粒のジェリー
握り締める 溢れ出すメープルシロップ
白 ....
滝が凍る
心が凍る
魚が凍る
港が凍る
それでも街は生きている
それでも町は生きている
真っ赤な手紙がほしいね
真っ赤な心 ....
夢にはぜんぶ
蓋をした
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/mizuoto
158時 @ハト通信
なつかしいひとに
あいました
さいごのはこの
ふたをあけると
かのじょはまんなかにすわって
わらっていました
いぜん ....
きょうは
夏の日のように川が緩やかに流れていた
わたしは
思い立って石飛ばしをした
水平に石を投げて
水面をトン・トン・トンと飛び越させる
向こう岸に石が届いたら
わたしの勝 ....
ことばの枯れた井戸を掘ってみる
夜空のように星星が輝いていた
ぼくは夢を見たのではない
ことばの星は無数にあるのだ
掘削機はいらない
....
ひと袋の
チョコレート菓子
ひとりじめ
胸がムカついてきても
食べるのを止めない
だれにもあげない
口の中でなんとなし
嫌悪を感じているのに
歯は
....
僕の体をチンするには
でかさが足りないぜ、ベイビー
昨夜はそんな夢を見
てません
昼に食べたコンビニ弁当
の、冷め具合が食べ頃
の、おにぎりみたいな存在感
おにぎりはチンしない派の僕 ....
にぎやかな街のなかには
派手な歯科医がたくさんあり
誰もが知ってる眼科医がいる
ひよこも街の住人である
にぎやかな街のなかには
派手な産科医がたくさんあり
....
ずーっと
わたしを
傷
ごめんね
ごめんね
私はとんでもないことを
してしまった
怖くて怖くて
どうすればいいか分からない
ごめんね
ごめんね
私が死んだらあなたは独りだったのに
私は混乱と孤独 ....
{ルビ鷺草=さぎそう}はまるであの
空を舞う
白い鳥のような花をつける
詐欺師なのだ
詐欺師か
ぼくも詩に似た
行わけ詩
を書いている詐欺師なのかもし ....
小さくても、大きくてもいい、幸せを。世界中と。
日本の歴史を交えて現在の日本を学んでいる。
国際連盟、アメリカ、中国、満州、軍隊、右翼、左翼、靖国神社。
これだけ書けば、何の ....
156時 @ハト通信
とてもちいさないれものがありました
あめがふると
てんこん かん
おとをたてて
みずがそこにたまりました
すいめんで
....
銀河の片隅で
宇宙は小さな膨張から始った
化学は破裂することなく
世界を束ねては爆発させて
ひとつの塵を生み還す
綺麗な流星を眺む人も
擦り切れながら火花を散らす隕石の光子
美しい変 ....
ぼくの同胞が現代詩花椿賞をもらい
ぼくの同胞が高見順賞をもらい
それぞれ詩壇でスポットライトを浴びているが
ぼくは火事ですべてを失い
同胞とも
賞にも縁が ....
できるだけ遠くへ
島はなげるべきだ
小笠原くらい
塊
として
こぼれおちた
土
が
いくつもの
しみのような
....
赤色灯に浮かび上がる
限られた僕の価値観では
真実を見極めるには至らない
語りかける先に
響く警告の音は
ときに沈黙であったりする
しかしそこには確かに悲鳴があり
傷を受けた者の ....
管理人は留守のようね
だれか
深夜にやっている
ビルの最上階のネットカフェ
知りませんか
凍える夜の気流が
ライトに照らされて壁に映っている
トンネル ....
カモメがなんばも飛んでいた
船の周りを
塊のように
そうして沖で難破した
ジョン・万次郎がいるのだ
アメリカの船に助けられ
アメリカにわたった万次郎
日本 ....
冷静と冷たさは
別勘定だと思うけど
マヨネーズ舐める
から揚げ食って
マヨネーズ舐める
感情移入も優しさではない
(出会い系サイトにて)
そこの別嬪のネェサンよ
あんた
テメェとテメェの餓鬼が
法を犯すとしたら どっちが良い?
あぁ そりゃそうだろうよ
罪おっかぶんなら
自分を選ばぁ
....
「今日は型をとります」
左下の奥歯
仮であった詰め物を削り取る
ロマンスグレーの先生は覗き込む
患者の口の中を
少しずつ優しいタッチで(でも音はキライ)
痛くないように(でも音はキライ ....
昨日は、家を出たら雨が降り、会社に言ったらミスをして、
家に帰れば怒られて、独りになれば寂しくて。
なにをやっても、何を考えても、うまくいかない。
最悪の日でした。
今日は、 ....
箱を思い出してみる
あるはずのない出口から
いとも簡単に私は
抜け出し
あるはずのない入り口を
きっともう私は
見つけられない
箱を思い出してみる
それは
美しいもの ....
さんまの開きを鉛筆で描いてみる
ただひたすら
一日かかるだろうか
さんまの開きが
腐らないだろうか
きょうは
おいしいご飯を炊かなくては ....
薄情だとおもうなよ
友よ
準特急が来る
君は一人残されて
各駅停車だ
待てない
待てないのだ
一分でも早く
ぼくはぼくの家に帰り着きたいのだ
....
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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