なんで千切れてるのかな
バス停に蝉のからだがおちてる。
きっと、
もう何回も死んだのだとおもう
リーディングしているときは、
「どうかあなたに触れさせて」と手を伸ばしてる気持ちになる。
....
鍵盤は指で叩けば
直ぐに音を出してくれるのですきです
キーボードも
カチカチカチとなります
ピアノは
気分のとおりの音を択べば
わたしの自己満足を満たしてくれる
便利で受身な道具です
....
ねぇ 今日は恐ろしいことに気付いたんだ
ねぇ こんな時はどうしたらいいのさ
遠くの空を見てみなよ
ずっと 遠くさ
特に夕暮れには美しく見えるんだ
黒から青から赤へ 色の大行進の空だ
....
白熱灯のしたで
チヨコレイトを食べています
すすけた銀色のロバは
いまやにぶい発光体です
若しくは端から、
しゅううう
あなたの燃えるおとです
輝く ....
う、
ゆっくり、ゆっくり、はずして、そっと
ちゅうい、ぶかく、
そっと、そっと、
腿に、集まる、言葉に、集中
昨日、連絡、請うたの、ですが
映る、水面の、言葉に ....
わたし 嘘を つきませんの
わたし 嘘が つけませんの
嘘のように見えるものは
きっと
嘘じゃありませんの
キライ キライ キミガ キライ
私 嘘は つけませんの
....
そうしていいこともあった
悪いことがほとんどなのに
大志をいだきすぎたために
ついへこんでしまう暗渠が
ぼくの大陸棚を転げ落ちて
ゆく
....
女は使い古された
その黒い財布を拾い上げて
表面に鈍く映し出された
自分の姿を
覗き込むようにして
それはわたし
黒の中にぼやける
我に帰ると
たった少しの間とはいえ
自 ....
綿アメみたいにふわふわに さ
綿アメみたいにふわふわに さ
ころころ転がって さ
くるくる転がって さ
ころころくるくる転がって さ
転がっていればいい さ
くるくるしてればいい さ
綿 ....
こーん こーん こーん と 耳鳴りのように
空に流れていく 機械たちの軋み
★あれ、見てみなよ、水をつくっているんじゃない?
☆うん。そうだね、たしかに機械は水をつくっている。
....
隣で聴くことができないから
君の優しい声を聴くたびに悲しくなる
君の明るい笑い声を聴くたびに涙が出る
もし
一度だけでも君の隣で
その優しい声を
あの明るい笑い声を
....
159時 @ハト通信
あれちで
あなをほっているおとこがいました
とてもふかいあなでした
ちしつがくしゃがやってきて
ここのちかすいはかれてし ....
1.
ほんとうは傷めていない膝をもてあましながら
ジーンズだけは新しく履きかえたクリスマス
この街の密度を写した覇気のない家電量販店で
僕は一人の少女を盗み見てしまう
***
....
コンコルド208に住んでいるあの子のことを考えると
ぼくはぎゅっとした気持ちになって思わずだきしめるんだよ。
でもねえ、コンコルド208はとっても大きなアパルトメンで、
ぼくみたいなちっさいルン ....
ほら、ようく見てごらん。遠くのものは小さく、
近くのものは大きく見えるだろう。
(ほんとだね。なんで遠くにあると小さく見えるの?)
答えは簡単だ。
世の中の ....
ふれている
ふれている
温かいものが
ぼくのからだに
ふれている
それはあなたの
恥骨だ
しっかりとした
感触を持っている
....
人形の埋め込まれた眼を
じっと 見ていたら
触ってしまった
いや
爪で引っ掻いてた
まばたき しやしないかと
ごめん
昨日の君を忘れないよ
昨日のあたしを忘れないようにするよ
点と、点が、一瞬交わった
そこには愛があった
愛ってなんだかしらなかった
だけど、たしかに、愛をかんじた
わすれていたものが、 ....
アンデルセンに『即興詩人』という書
があるがいまだぼくは読んでいない
JAZZも津軽三味線もアドリブに
いのちがかかっている
インプロビゼーションだ
ぼくの詩もすべて ....
蒼い花がすきだよ
キャラウェイ
猫の名前
大きな星が一人いるよ空に
一匹の犬が
死にそうだよ
誰か
聞いている?
わたしの見えない声
蒼い花がすき ....
土曜日も学校があった頃の話
お弁当だった
わたしはよくお弁当を忘れた
作ってもらえなかったのではなく
わたしが忘れて学校に行くのだ
姉はちゃんと持っていく
姉はおか ....
詩を書く人たちの集うテーマパークで
さようならを言わずに
扉をちゃんと閉めずに出てきてしまった
わたしは
もう一度入ろうとしているのか
それとも
その扉を閉めに戻るのか
立ち ....
詩の何たるかを
読んではじめて知る。
しがらみを外れた所で
軽く、愉しんでいる。
軽く。
土曜日
もったいないが一日ぼくは寝ていた
泥鰌のような疲れが溜まっているからだ
谷川俊太郎さんはぼくより一回りも上なのに
『まだこれから』という詩を書いている
....
まっくらな枕元で
おばけが顔出し問いかける
お前は嘘だろう?
問いかける
子供は答える
違う、違うよ、嘘だよ、おばけなんかない、おばけなんか嘘さ、いないものだよ
お ....
そこそこのそこ こそこそそ そそこののこそ そそのこそ
そのそそこのその そそここに その ここそのこ ここのその
なみなみの 浪だ
のみのみの 呑みだ
ねみねみの まぶた
ぬみぬみの ....
あなたの自転車の
前輪ホイールの中に
くたばったハムスターみたいな
雪
鍵をかける
指のやわらかさ
にすら蓋をする
ないことになっている
あたしのこのこい
....
歯を歯を歯を歯をみーがきましょー
ぽっちりと みがき粉出してぇ ぽっちりと あそれ
口からたらしてダダンダーンよだれも落ちたらぽぽんぽーん
さ それ しゃきしゃき覇気がなーいも ....
しゃーっきんを 元にもどーしてえーーー
と言う虎屋の八にぃ
キンキンキーン キキンキーン
ドッキリドッキリドッキリ
ドッキリドッキリドッキリ
キッチャイナーキッチャイナー
ア ....
気が狂っている方がいくぶん楽な時がある、
まじめな青年を気取る方がはるか苦難!
気狂いと認識されてそれを面白いねと、
思われるのが一番楽であるような気がするが
わかっているかのような対応を ....
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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