世の中の
異論ナ声を聞いて 「ああぁ いやだ」
と 呟いてみる
誰かといると
何か 話サなくちゃと思うのが
無理してる
無垢な言葉だけ 受け付けます
....
もうすぐくるだろうとおもった
青いさかな色の光沢に塗れて
だけどこなかった
右手の握力がなくなっていくのが
なんとなく感じられて
たしかに感じたのだけれど
....
風ほのか
追へども届かぬ 夢ならば
見返り咲きの 花もみゆ
さくら さくら 吐息に添えて
ちりもみゆ
俺には
社会から
知恵遅れと
呼ばれる兄弟が居て
世の中には
そんなふうに
呼び笑う者や
むしろ
....
甘いもの しょっぱい思い より 甘くして
しょっぱいもの ほろ苦い思い つくん 心しょっぱい
手にとって 触れてみて
感じて
人
それぞれ
かのん、は
「入院」がだいきらい
だから高熱で白目をむいて
こんなにも
「あつくてさむいよお」ってふるえているのに
「いきたくないの」って
ベッドから起き上がっておかあさんにしがみつく ....
まるい果実を
鉛筆で描きたい
スケッチブックの白に
いくつもの線が集成して
球体が浮ぶ
昨日の夜は
濃い霧に街が包まれた
密やかな空気
街燈がぼんや ....
雨が落ちると はやくも雪になるかもしれないとおもう
雪がみえてきたら どこかに行ってしまおうともおもう
今 足下は 鳩の糞とかガムとか $100の犬の糞とか そんなもんだよ
誰も そん ....
ジム・モリソンは
私の
ネガティブなスター
ドラッグで死んだから
昏い目をしていたから
死は怖い
私は臆病者だから
せいぜい
アルコールの海で
泳ぐくらい
死なないように
....
我が家に
1匹の白い子犬が加わりました
盲導犬という
訳ありの宿命を持って
我が家で
ひと時の愛を教えられる為にで ....
標識は錆びていて
わたしたちはそこでよく待ち合わせた
林檎のかたちの金属につまづいて転んだ
ときにできた傷がちょうど膝のところにある
おちくぼんだそこをなぞるのが癖だったのだけれど
きみの指 ....
「初々」
親住み居う間へ 別戸の中で
興の火を 在りが投 舎身に喫す
数多の事を 負持っている迂遅
一に違すぎる 詞合わせ者
濃いスルー 此路に
It'sデモ 変事は初々
名 ....
何を書こうか分からんチン
電子レンジで言葉を焼いて
食え喰えなんて、もういやだなあ
なあバイト君
僕はバイト君じゃないさ、しがない詩を書くアホさ
アホは関西弁では、いいことで
バイトは ....
みんな死ねばいいよね。アンダーグラウンド。死ねばいいよね。死ねば。
紫煙。死ねばいい。喉を刺激する、死ねばいい。伸びていく信号。
いっせいに青。死ねばいい。駆け出した街並み。走らされるもの。 ....
エコロジーと言う言葉を聞いて
目から鱗のような気がした
うじうじと薄暗い家の内に
引き隠っていた数年間
知識の歩みは着々と進み
知らない間にエコロジー(生態系)
などという難しい言 ....
10貫目は
37.5Kg
子どもと大人の境の
重さというわけで
それなりの意味があったと
思うのだ
37.5℃は
体温より少し高く
芸術家の卵を孵し
キタキツネの缶詰を
....
● He Will Rock You (again)
Buddy you're a poor man, she-man, dead man
Had a lotta balls every ni ....
お互いの
眼球に映る
自分の姿に
ほほえむ
くちびるをゆがめ
ほんとうは
私はあなたではないから
あなたは私ではないから
憎んでいるの
時々つねりたくなるのは
そのせい
....
愛
だなんて
まやかし
手垢にまみれた言葉を
思い浮かべながら
使い古された言葉の
無意味さを
苛立ちながら
(煙草が苦い)
窓
ガラスに雨跡
曇り空
下方に
錆びた青の ....
白 しろでした
私の見えるものといったら
白灰空と窓のがくぶち、それに白壁でした
目を閉じて開いてみても
空はしろでした
少し機嫌の悪い 使いふるされた絨毯がひいてあるだけでした
....
プラットホームの、長さは
その街に住む
愛の数で決まっている
たとえ
小 ....
たらちねの殻梯子からおりてくる
あの白いもののなまえを
ぼんやりと霞む視界だけれど
ああここにはことばがある
たくさんの羽虫が
いのちを喰いつぶして
ああでもつらくはない
....
あれを見たとき
まるで
死際のカウントダウンのようで
恍惚した
一瞬で
すべて消えてしまうという
切なさをともなった
最後の魔法のようだった
飼っているどうぶつの火傷に息を吹きかける、
さます、さます、さます、
動詞のひらがなは、呪文みたいで、さます、
昨日は、ふるいカセットテープレコーダーの埃をはらって、
並んでいる、くろ ....
あいたいひとが、いる。
それはある種の、あこがれ。
もしかしたら、あえないのかもしれない
けれど、そうであってもかまわない
という思い
けれど、あったら、なにかがきっと変わる
そういう ....
日はまた昇る
を書いたのは
へミングウエイだが
確実にこれから
35億年
日は昇るのだろうか
地球の命は90億ぐらいだが
いま私たちはその ....
白馬が一頭
光ファイバーのように
闇の
中央高速を
競馬場に向かって
走っていった
その記事は新聞に載らなかった
テレ ....
耳元で
指に巻かれた髪が
音もなくほどかれるとき
少しの沈黙が欲しくても
あなたは
何事もなかったように話をつづけて
僕は
一語を味わうゆとりもなくて
また
その髪が
....
みんな内側で作られてきた
おなかの中の住人だったの
駅にたくさんの人が歩いているけれど
全員が妊婦から生まれたの
ブラボー
脳みそが痛いや
お母さんから生まれたんじゃなくて
妊婦さんから ....
わーい わーい わーい わーい わーい わーい わーい わーい わーい わーい
くらくら らくがき がくがく がくらき
らきらき がらくた きらきら らがっき
わーい わーい わーい ....
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
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