洗濯物みたいだよなあ
汚されて
ほうりこまれて
洗われて
吊るされる
窮屈に履かれ
においをかがれて
バッテンに縫われたら
しまいには地面をはいつくばって
めちゃくちゃにしぼられ ....
シャンプーがたまたま切れて
あんまり好きじゃなくて余ってたシャンプーを仕方なく使ったから
今日は一日中、いつもと違う、慣れないシャンプーの匂いが
此処にまとわりついていた。
スーパーで、ふ ....
地平から生まれ出た月が
あまりに大きくて
よごれた橙色だったので
子が泣いてしまった
その子は
大きくなると
空の真上に出ている月が
あまりに遠くて
なにか哀しい気がしてならな ....
偶然な午後に
あなたが好き
何気ないため息に
あなたが好き
またねって
言ってくれなかった背中に
また明日ね!って
あっかんべーしてやった
人だかりのキャンバス
めだつほどめだつほど ....
花瓶に生けた花束の
その中の一輪をポキっと
摘み取ってしまいたくなった
あんなに慌てて水を吸わせてあげたのに
今は折りたい衝動が止まらない
花びらの下のガクのすぐ下を
こうして摘まんで ....
音もたてずに静かに
やってくる
いつか見た夢の中に
少しだけ
ぼくらはいるんだ
忌憚のないご意見を
と促され
理解できない専門用語が多く
難しくてつまらない
と言ったら
白い顔をされるから
解らないのに解ったふりして
笑顔で拍手
握手したりして
忌憚なく激励 ....
コン コン コン
の音だけを
ずっとずっと待ちわびて
どのくらいたったのか
否定すらしてる
人を
愛することを諦めないには
何を信じれればいいのですか ....
センチだ
メートルだと
カタカナの単位が威張ってる
センチメンタルは流行らない
比較する基準が変わる
じゅうばいのじゅうばいのじゅうばい
目が回るほど遠いと思う
比較的長いと思う ....
なにもかも
らしいものにはなれないようだ
わたしは私でありたいが
肝心の
自分が自分をすきになれない
他人の好むような人でなく
自分をすきになりたい
....
薬を包んだんです あなた
いつも手からこぼれようとするので
私はいつも
飲み込むのに一苦労します
優しく言いくるめて 夜
撫でながらオブラート
カーテンが見ないようにしてるから ....
雪崩式リバースフランケンシュタイナーでも良ゐ。
其処のお姉さん、俺を其の太股で挟んで投げ飛ばしては呉れなゐだろうか?
人権保護法案は、とりあえず、今は見送られたらしい。
そりゃそうだ。外 ....
欲しいものを手に入れるには
それなりの代償を負わないといけない
欲しいものを手に入れるには
誰かが犠牲にならないといけない。
欲しいものを手に入れるには
誰かを踏み台にし ....
なんでかな
あの瞬間はきっと、今なのに
眼球の裏で羽虫が飛び回っている
右耳の後ろの脳が痛い 痛いんですー
固形の薬にはなんだかマイナスのイメージしかない
二番目に古い記憶のラムネ菓子と ....
はだか電球
すりガラス
わたしにはまだ
それを見る時がある
春雨パタパタ
トレーナーの首元
さむい
早く
庭をコンクリートにしなければ
....
僕の住む街を走る地下鉄では
「携帯電話は心臓ペースメイカー等の医療機器に影響を与える恐れがあるので電源をお切り下さい。」
とアナウンスされる。
僕はそれが嫌いだ。
会社を揚げて携帯電話使用反対 ....
始まりと終わりは少し似ている
そんなことばをつぶやいてから
4年の月日が流れていた
あの春
予期せぬ始まりに出会って
私は終わりというものを知った
終わりと始まりは少し ....
うちは最近、貪るみたいにラブソングを聴いてる。カラオケで友人が唄った歌の中に魅かれる曲があればMXで落として、そしてしばらく聴き入る。世の中には、どんだけ多くのラブソングがあるんやろうか。そのうちのい ....
どうしたってフェルトで縫い目はなし
ごりごりのナイフを持って突っ立ってるんだ
きみ、きみ、きみの空気を
この水槽に投入してください
場面転換を見てるだけの
脂肪で出来た僕を救ってよ
君 ....
独りよがり
希望まみれ
他人まかせ
こんな人生には
決別の手投げ弾だ!
今日がサラダ記念日だという君に
水玉模様のワンピースを贈りたい
どれでも好きなのを選んでください
サイズと寸法は
その方の
身長と体重と
年齢をおっしゃってくだされば
....
とりあえず、http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g15405056.htm
直リンでいいかな?
もう何人も知 ....
人は
それぞれの
心に
固有の
触手を
持っている
人の心は
正直なもので
....
あおいの野に吹く風を追いかけて
転ばぬ 先 へ
君は風になり するり 水面の音に
消ゆ
そばだて て
それだけを拾おうとして 風は
流る る
泣きながら目が覚める
当の本人達は自分の起こした過ちに気づかずに
いつもと変わらない明日を
いつもと変わらない作られた家族を
すすり泣く妹の声
頭の中でお互いがお互いを罵 ....
しばらく
見ないうちに
君は綺麗になったね
君は過去など
なかったように
凛としている・・・
けれどぼくは
気づいている
ぼくの知っている
君の匂いや
君の温か ....
炎
炎
炎上
燦
燦
燦爛
焦
焦
焦熱
焦
焦
焦土
屍
屍
屍骸
欄
欄
腐爛
焦
焦
焦土
ち
び
っ子
{引用= ....
今年の雨季は短く
降水量が絶対的に不足している
ほんの少ししか降らなかった
日でりが続き
木々は葉をすっかり落とし、草は枯れ
歩ける動物たちは姿を消した ....
歪んだ眼鏡で世の中を見たら
美しく見えた
歪んだ眼鏡を外して自分を見たら
自己を認識できなくなった
詩を書くことはぼくにとって
それらの歪みを
補正する作業かもしれない
そこ ....
わたしの口をふさいでくれ
罵る言葉で
強要しないで済むからね
みんなが
暗黙の了解してくれるから
代わりに
ふさがっていたこころが
開放される
わた ....
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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