ITが
メディアの
中心になって
テレビも
ラジオも
新聞も
全てを
....
彼女は 「女の友達が減った」
と言っていたけれど
私は もうずいぶん 友だちがいないよ
当然なんだけどね
あなたには 分かるでしょう
そういうことなの
男の中に ....
頼まれゴトを、完璧にこなしたいと、必死になるのは、
嫌でも人間に愛されたいと願ってしまっている自分と直面するので、
そんな愚かな自分を殺してあげたいのに、
握力9.5のアタシでは、とうやらラクに ....
あなたが遠くへ
行ってしまったあとの
カレンダーをめくってみる
こんなにたくさんの毎日を
どうやって生きていこうか
日曜日をコンプリートせずにいたら
お父さんが怒りました
真ん中よりの空に夜がこぼれた
熱い太陽とは関係ないのだ、あたしは
布団のなかでぽろぽろと
これまで、の破片が転がって
あたしの真 ....
呪文をおしえてください
あのひとまで、とどくような
たとえ とどかなくてもいいとさえ
思えるような
わたしを消してしまえるほどの
それは
風にも似て
耳もとをとおに過ぎてから気づく
....
集める砂に
春を見る
さらさらふわり
さらさらり
鳥が流れていくよ
春色の砂を風に飛ばそう
さらさらふわり
さらさらり
見えなくなる
今日のわたしが見えなくなります
....
彼女の焼いたケーキは、ただ疲れたからだにわけもなくやさしかった。
それは彼女のくちづけと全く同じで、
僕の舌をぬりかえて泣きつかれた胃袋をずっしりと満たした。
気だるいからだは共鳴して、静 ....
とにかく
生きたいように生きると
誰かが文句を言うので
背骨が歪むほど
無理して世間についてゆきます
ずいぶんと
揉まれて絞られて
絡まって
私は洗 ....
地球の氷が解けたら南極に住みましょう→水没まで
箱舟にはどうせ乗れんのだろうし、ねぇ
ねぇ、ほんのり暖かくなった南極に住もう
ベッドの中で
いびきをかいて
眠っているあなた
そんなに
油断していていいの?
知らない間に
連れて行っちゃうよ
もうここには戻れない
二人だけの世界へ
そうだな
この白に似合う言葉
一行でも二行でも書いて
誰の胸からも離れなくしたいね
そして
月夜の花見のように
うっとりと眺める
いまは
明日の朝に ....
何もできない心に
飴をひとつ落とす
何も波立たず
まっさらな時間だけ流れる
ため息が
のどに詰まってざわざわする
てのひらも
寂しくてざわざわとする
天も仰げないほど
わたし ....
{引用=
あなたは
お元気で何よりです}
朝になったら
うぶ毛をさっぱり剃ればいい
だから今夜は
ときどき洗濯機の様子を見に行きながら
汚れた服がきれいに ....
あなたの腕の中が
あまりに暖かく
安心できる場所だから
不覚にも
一瞬 眠りに落ちてしまった
はっと
気づいて
気づいたことを
後悔した
このまま目覚めなければ
別れの苦 ....
あと三回死んだって
僕はおなじ姿で生きていける
生きる目的は
どこかの誰かが決めている
8ポイントのフォントに慣れてしまって
余裕のない永遠の愛ができる
....
{画像=050331172639.jpg}
Lucy in the sky
with diamonds
Pigs in a sty
with thiamine
Johnny ....
海を見ると抱くあのときめきは
回帰してしまう恐怖と隣り合っているのかな
曇天のもと じっと目を凝らしていると
今にもゴルゴ13の顔をしたペンギンたちが
水平線までマトリックス状に押し合いへし合 ....
気がついたら
誰を見ても
ママになってた
道に迷った人がいれば
「かわいそうに、いま連れてってあげるね」
転んだ人がいれば
「あらあら大丈夫、泣かないで偉いわねえ」
寂しい人をみたら
....
橋の下に残された冬
橋の下に生まれた春
流れに映るふたつの顔は
やがて向きあい微笑んで
結んだ手に降る雪を見る
遠い遠い雲間の陽を見る
此の世には必ず、正と負が生まれる。
善と悪が、天と地が、喜びと悲しみがあるように、対なるものが生まれる。
そして、それを産み落とす神が居る。
吟遊詩人は歌う。此の世の嘆きを。何が ....
鉛筆をカッターナイフでうまく削る練習をしています
すこし肥大していた右足の親指がつっぱったようになる夜です
叔父さんはわたしの動物や建物のスケッチをよくほめてくれました
重なり合った線を指の ....
かわいいとか好きとかそんな
実態のないものを餌にすると
飢えてる人ほど
よく引っかかります
花束とかプレゼントとか
疑似餌(ルアー)がよく効く人もいます
小魚はリリース。
たいてい集 ....
しらない
どうしようもなく生臭い、
地面に根付いた身体で僕は生きている
いつも僕を引き摺り倒すのは生活感でしかない
この街が違うってことなんて、
耳の聞こえる時から知っていた
....
そんなに思ってくれるのは
きっと嬉しいことなんだろう
「重い、なんてのは贅沢な悩みだ」
違うんだよ 違う
私が言いたいのはね
家だとか
親だとかってのは
関係ないってこと ....
Nirvanaは
どこにある
Nirvana
それは何
無って
どういうことだろう
猟銃で
自分の頭を吹き飛ばした
Kurt Cobain
彼の歌声が好きだ
迷い子のような
....
美しい花が咲くよ
飲み込めないものを置き去りにして
美しい花が美しく咲くよ
思い出を糧に
忘れられた形を残して
美しい花が咲く美しい夜に
僕たちの魂は震えているよ
僕たちの魂は淡雪のよう ....
今さらだろ?
そんな
星の数ほどある 嫌いなところなんか
今なら ね?
愛せた……
朝がまた地球を回し始めます おはよう
シャワーの朝をあびてわたしの土に春がきました
雪どけの下のかすんだ緑 その下の新しい緑
時間が春の模様替えを始めました
冬にあたためていた春を
遠くの太 ....
そうです
何ということはないのです
全てが元に戻っただけ
あなたが現れる前の春の日に
街の景色も空を流れる雲の色も
何ひとつ変わっていないでしょう
ただ困ったことに
わたしの全身が
....
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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