転んではならぬ
周りのノイズを気にせずの
かすんだ意識に直球の叱咤
過程がわたしを水絡繰り
思考はいらない貴方達
今壇上で無を演じる
周波数を合わせなさい
大衆のなかに埋もれれば ....
蒸し暑い布団のなかで
抱ける女の身体を思っている
止まって見える天井に
愕然とする
同姓の先達のように晩婚
書くことは掻くことだ
掻こうか掻くまいか
「死ぬまで秤に掛けるの?!」 ....
男が叫んでいる休日の朝のベランダで
しかし苦悩は痛みにならず
声は音にはならず
光に砕けてのみこまれていく
無関心な春の晴天に
盛りを過ぎた桜が嵐のように散っていった ....
君はこの子を残して逝った
こんな可愛い幼女を残して
未練は無かったのか
僕の心は未練だらけ
あどけない笑顔に仕草
今日に別れるなんて
思わなかったよ ....
青春から春を取ってしまって
絶望の青しか残らなかったのさ。
わたしはここにいます
見つけてくれましたか?
わたしは叫んでいます
この声が届きましたか?
もしそうなら
知らん顔していないで
「うん」とか「すん」とか言ってください
わたしのまわりには
あなたの思い出がたくさんあります
だから
わたしは毎日あなたを想います
あなたを想うと
とても寂しくなります
だから
わたしはチョコレートを食べます
....
黄色いタンポポ
綿毛になって
風に吹かれて
お空に昇り
雲の兄貴に
会いに行く
雲の兄貴は
花粉症
うっかり
うかうか
くしゃみして
可愛いタンポポ
吹き飛ばし
....
弐回目の中間も終わり(点数はともあれ)、レポートも提出した。
非常に機嫌が良い。晩飯にタイご飯も喰って来た。
ガッパロウと言う、炒め物が凄く美味しい。
ナンプラーをぶちまけ、穴と言う穴から汗を噴 ....
何とたやすく心地よい呼吸
意識しなくてもなされる呼吸
骨についているのはしっかりとしたたんぱく質
たんぱく質が呼吸している
拾ってあげて
まだ土には早い
生きている ....
方言は
歌である
メロディに
心乗せて叫ぶ時
北も
南も
無くなり
誰もが
心の中心に
....
わたしはひとを大切にするために
詩の中にわたしではない誰かを登場させることは致しません。
"わたしではない誰か"という存在を
空想の中で自由に操ることは
他者存在への非 ....
なんだかね
すべてがあたりまえでさ
あの銀色のスプーンだってぎらぎらしている
すぷうん なんてなまえのくせに
いきをしているんだ
白濁のレンズ越しに
煌 ....
つないでいく
電話線の向こうで
いったいなにが
正しいの
と女は とい
そのおくにひそむ感情を いやらしい
と おもうのだけれどおさなきのよ ....
お月さま
そんなところで
すましていないで
早くこっちに降りてきて
ぽっかりと
大きく開いた丸い穴
ちょうどいいから
ここで光って
そうじゃないと
痛くて寒くて
やりきれな ....
{ルビ黒麦酒=びーる}片手に
一人酔うよ
今夜は月も見てないから
日一日と強くなる陽射しに
街も人も木々たちも
確かに輝き始めたというのに
わたしの内側には
果てしない闇があり
どこまでも深くなる
いつからわたしは
眩しさを理由に
視線を落として ....
お金がないので
貧乏を絵に描いてみるが
上手く描けなかった
もっとも
上手かったら貧乏してない
クソッタレ!!
貧乏も満足に出来ないのか..
桜を 視姦して 殺した 性犯罪者達 酒に 酔う。
空が桃色に染まったのを見たことがある
空が緑色を帯びているのを見たことがある
こどもは
この世が終わるかもしれないと思った
親は
いつもと変わらずに
うるさい
....
まっくろでーも きにしない
まっくろでーも きにしない
きにしない きに あっ
(ジャムのふたを落とす)
まっくろでーも きにしない
まっくろでーも きにしない
まっくろでーも き ....
夜
幾ばくか、やわらかくなった夜がそこにあります
空からしゅるしゅるとひも
カチリと引っ張っても、暗い空色が点灯するだけでした
明け方
種子が射し始めた光に休んでいます
海を思い出 ....
不満があるとすれば
ソフトクリームのコーンが
硬くて不味い
昔の
黄色いカプリッというやつがほうが好きだ
人は
必死で回旋塔に摑まって ....
夕食を済ますのが遅くなったのと
戸締まりをいつもより念入りにしたからか
終電車に乗り遅れ
とぼとぼと我が家に逆戻り
こんなに夜遅く
電車に乗って
朗読を聞くために
外出す ....
あなたへの想いを
ひとつづつ言葉に
置き換えていく
この透明な時間だけが
かろうじてわたしの
毎日を支えている
今日は職場までチャリで通勤してみた。
楽しかった。
これから半分くらいはチャリで通勤しようと思います。
だからにゅぅチャリ買います。
健康のためにも、お財布のためにも。
MDウォークマン壊れ ....
ネジ巻く、ねこの
足で
びっこひきながらつくる、
足跡は君に
ひとつ残らず
食べられ
慣れ、
パステルカラー、死んじゃえ
と
つぶやきながら
背中の巻き毛も、
くるる ....
負けず嫌いの星は
人生の戦争を毎日
ときどきささやかに勝利しながら
夜になると死んだように眠りにおちる
熱く眠れない夜は
電話をかける
この間贈られた
ロダンの彫刻の ....
最後まで
涙は見せたくなかったのです
幼い頃から
ずっと我慢してきました
どんなに痛くても
どんなに哀しくても
誰かの前で泣いたことはありません
それは
わたしがわたしであるた ....
ああ、この手だ。
この手が、この胸に大きな波を呼ぶ。
私をふるわせる。
綺麗な手。
大きくて、がっしりしていて。
齧るように
親指だけを握ると、少し笑った。
ああ、この手だ。
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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