いや
家庭や
学校で教えるような
倫理や秩序なんて
上っ面ですから
あの人が
この人が
裏で何してるかなんて
わかったもんじゃあないですよ
さあ
選択又は
沢山あ ....
高く高く突き抜ける比翼に
いくつもいくつもの夢を見た
閉じる前に輻射する粒子の
ドミノに分離する輪郭の呼応の
劣勢の瞼に諭す残像に相応の祈りを
そ ....
チアの髪だった
耳の
曲線は
何百年の病だった
貝殻をあわせてみると
二輪車の棲んだ
浜辺に
いる
逢いたいと願えば
それも罪ですか
気がつけばいつも
いるはずのない
あなたを捜しています
現実を思い知るたび
ざっくりと割れた
心の谷間から
深紅の血が溢れます
あなたの ....
言葉で武装してはならない
言葉を武器にしてはならない
争いは銃からではなく
言葉から始まることを知らなくてはならない
言葉で武装してはならない
言葉を武器にしてはならない
言葉の扱いが ....
きーたんが笑う
きーたんが笑うと
みんなも笑う
笑わないと
だれかに撲たれる
強いきーたんが
楽しそうに笑うから
安心して笑える
きーたんは怒らない
いつも愉快そ ....
切り刻んだお新香
にたにたと醤油をかける
薄化粧の私の娘
二十歳が匂う
裸鰯は漁らないが
花柄の帯を締めた
固い絆の海女たちと
今朝も鋭い磯笛を
吹く
ブリキの潜行艇に乗り ....
感情が表に出やすいのは
母ゆずりだ
そんなところだけでなく
顔も話し方も似ている
考えていることも何となく
わかってしまうのだ
けれど
母は僕の拒食を理解できない
夕食どき ....
カルミア、明日は咲くか
と、思うと明日が待ち遠しい
そんな日々を重ねてきたが
カルミア、いよいよ明日咲くか
と、思うと
咲けば後は散るだけだから
もう散ってしまうだけだから
でもやっぱり ....
forget は「忘れる」という意味
for と get で分けると
for は「〜のため」
get は「〜を得る」
「〜を得るために ....
帰る場所なんてないから
戻る時間なんてないから
だから もう 未来しかないの
離れて暮らしていると
私に
親はいません
なんて顔で
生きてる
それでよかった
恥じ掻きながら
ごまかしながら
ときどき嘘ついて
ご飯粒
....
ひとが死んだ
そして
その後にひとは
死んだひとをまたころしている
もう血も流れないから
ひとはなみだを流せないのか
そうやって
いちど死んだひとのいのちを
にどもさんども ....
最近はやさしくないよ
無理しない
黙って包丁を砥ぎたい
パンの切れ味のいいように
上手い砥ぎ方を教えて
誰か
そんな暇な人いないね
そうやって
すぐ結論だす
話し方を
忘れたよ
....
ルールとは、規則である
マナーとは、行儀である
エチケットとは、礼儀である
....
夢 とか
朝日 とか
キラキラ とかの
ことばがわたしの
語彙から消えて
抱きあって とか
そら とか
帰れない とかの
ことばが増えた
セックス
という単語を
使える ....
冬の海が好きだ
できれば真冬の海がいい
雪が降りしきる海は
まるで
この世の果てのようだ
地球が丸いなんて本当だろうか
実はそんなの大嘘で
平坦な地平線はここで終わり
この先は果て ....
生まれたのは海沿いの町だけど
その町で暮らした記憶なんて殆ど無いぐらい
幼いうちに引っ越したのに
記憶のどこかに染みこんでいる故郷のイメージってやつには
いつも必ず潮の匂いが漂っている
たま ....
桜が散った
銀河の端で
はなびらの命が
燃えています
{ルビ私=ここ}と{ルビ私=ここ}以外のすべて
(距離とは
けして
交わらないことか)
右のうなじあたり
....
日が昇る空を見て
わたしは毎日
あなたを想います
日が沈む空を見て
あなたがわたしを
思い出す日はありますか
大江戸線のホストは
千代田線に乗ることができない
みどりの色の
まぶしさにうつむいて
落ちていく
その先に
大江戸線のホストは新宿で降りて
それから
鼻をかんでみる
する ....
「ノーミスの人生なんてつまらない」
という川柳なんだかアフォリズムなんだかわからない
しかし断じて詩ではない
言葉、を
得意になって語る人を
先生、と
呼ぶ身にもなってくれ
....
Tバックの女王、飯島愛。
彼女の根性を認めない訳にはいかない。
あ、希望者は金さえ振り込んでくれたら、
ヴィクトリアシークレットの、一等SEXYなTバックをお土産に買いますYO☆
そうだ、 ....
明日から
社食の量を減らそうと思う
私の腕は短い
足も
身長も
なんだか損
ピアノの指は動かない
もう夜更けなので
音が出せない
残り時間は
現代詩
本を読ませてちょうだい
....
寝床につく一歩手前で
眠ってしまった鈍色の子ら
夢のなかに置き忘れてきた
好きで好きでたまらないものを
とんでもない寝相のままさがしにいく
めざめてはねむり ふえてゆ ....
こんにちは
こんばんは
さよなら
はじめから
ふたりきりなんて
嫌だね
仲良しから
抜け出して
あふれそうなもの
すくいにいこう
そんな気分が
合えば ....
あなたがトースターなら
わたしはパンになりたい
あなたの熱でわたしは焦がれる
あなたの想いを体に刻んで
あなたがトースターなら
わたしはパンになりたい
あなたが刻んだ熱を残 ....
母に
「おまえよりおとうとのほうがかわいい」と
言われた
ようやく10年後
家を出れた
わからなかった
母も人だということが
家族という塊を抜けたいま
いたいけれど わかる ....
シーディーエムエーワン
と読むんだよ
そんなこと常識よ
そうか、常識か
30年たったら常識か
cdma1で使ってる
スペクトラム拡散方式を
始めて知ったのは
....
大きな木の枝に縄を架けて
ブランコを作る
日がな一日
ブランコ、ブランコ
秋になると実がなって
地面に落ちる
拾って拾って
ブランコ、ブランコ
クりの実 ....
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
このカテゴリの作品には以前は批評を禁止していました。今後もなるべく批評は遠慮くださいますようお願いいたします。
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